☆東京から高崎まで車を飛ばして、日本教育再生機構主催の、「道徳」をテーマとした講演会に行ってきました。
≪今、子供たちに伝える道徳とは
~『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る~ ≫
テーマが「道徳」で、地味に感じられる方もありましょうが、
その問題が、世界を揺るがせる一大カテゴリーであることは、この報告を最後まで読んでいただければ、すぐに分かると思います。
書くことが多いので、すぐに本題に入ります。
・・・トークセッションの最後のほうで、八木秀次 高崎経済大学教授が「日本は衰退期に入りました」と言った。
私は最近、保守派の会合にとんと出ていなかったので、教育再生機構理事長の断言に驚いた。
私も、ここ二週間くらい、ずーっと「衰退期」と言う言葉を想っていたからだ。
他のテーマで書くつもりだったが、日本は、人類史上最高レベルの国家を極めたが故に停滞するしかないと考え至り、
その行く末を考えるために、最近、トマス・モアの『ユートピア』を熟読していたのだ。
そして、やはり、問題は「心」にあると考え、それを育てるためのよすがとして『エミール』なども読み直していた・・・。
◇
登壇した八木秀次先生の容貌には驚いた。
そもそもが若手の保守派リーダーとして、やや顔に幼さが残っていたはずだ。
しかし、その後、やや恰幅が良くなったのは、産経新聞の正論欄の写真で見て知っていた。
だが、今回は、格好良かったのだ。
甘さがなくなり、力みもなく、心身が絞れている印象で、
同じく登壇した、ワイルドさのある武蔵野大学教授の貝塚茂樹先生ともども、「ちょい悪」的な貫禄があった。
「うは~」と、私は、ちょい涙目だったのだが、変な言い方で申し訳ないが、時は流れ、誰もが皆、人として完成していくのだなと驚いた。
・・・なんで「涙目」だったか?
実は私、このサイトで、教育再生機構系の育鵬社の出した『13歳からの道徳教科書』を宣伝はしているものの、購入していなかったのだ。
今回、会場のロビーにて購入し、始まる前に読んでいたら、思わず感動してしまった。
私は、赤ちゃんが好きなので、赤ちゃんを含む貧しい人々を助けるマザー・テレサの話や、
同じく、若くして自殺するしかなかった「葬式ごっこ」の被害者・鹿川君の死の傍観者となってしまった男の人が、鹿川君のおばあちゃんに会い、「この人はこんな悲しい目にあうために、七十年も八十年も生きてきたのか」と思い至り、とてつもない状況の中で、自分が何も出来なかった罪悪感に苛まれる話などに、思わず、目に涙を溜めてしまうのだ。
とても読みやすい本です、どうぞ^^
正しいことが淡々と書いてあります。
鹿川君の話は、左翼・朝日新聞からの引用だ。
つまり、この本、思想に偏重する本ではなく、「正しいおこない」が粛々と集録されたものなのです。
◇
先ずは、群馬県郷友会の島田会長の挨拶で、この方の挨拶の中で出てきた「教育勅語」が、今回の講演会の重要なキーワードです。
( ↓ 私が「教育勅語」について書いたエントリー)
[個々の抱く思想の、学究に与える影響(2006/10/11の再掲)](クリック!)
続いて、八木先生主催の勉強会「八木塾」の代表の北村女史の挨拶、
男女共同参画における性差の否定や、自衛隊員の300億円経費削減に対しての、待機児童7万人の問題解決のための2兆6千万の予算支出を問題提議しつつ、
悪名高き、中国や朝鮮におもねった「近隣諸国条項」の話もしてくれた。
これは、「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」との内容である。
つまり、「事実」でも捻じ曲げられるってこと。
でも、それは、何の疑問もなく反日教育を続けている中国や朝鮮には、これっぱかしも適用されない、対象国には実行の意思がないことのおかしさを、私に早足に教えてくれたのだった。
要は、先の大戦の敗戦国・日本にだけ科せられた枷だ。
我が国は、中国にも朝鮮にも負けちゃいなくて、敗戦=間違っていた訳でもないのに。
◇
では、次回、講演会の内容を報告します。
明日、すぐに書きます^^
(2012/09/19)
≪今、子供たちに伝える道徳とは
~『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る~ ≫
テーマが「道徳」で、地味に感じられる方もありましょうが、
その問題が、世界を揺るがせる一大カテゴリーであることは、この報告を最後まで読んでいただければ、すぐに分かると思います。
書くことが多いので、すぐに本題に入ります。
・・・トークセッションの最後のほうで、八木秀次 高崎経済大学教授が「日本は衰退期に入りました」と言った。
私は最近、保守派の会合にとんと出ていなかったので、教育再生機構理事長の断言に驚いた。
私も、ここ二週間くらい、ずーっと「衰退期」と言う言葉を想っていたからだ。
他のテーマで書くつもりだったが、日本は、人類史上最高レベルの国家を極めたが故に停滞するしかないと考え至り、
その行く末を考えるために、最近、トマス・モアの『ユートピア』を熟読していたのだ。
そして、やはり、問題は「心」にあると考え、それを育てるためのよすがとして『エミール』なども読み直していた・・・。
ユートピア (中公文庫) | |
トマス モア | |
中央公論社 |
エミール〈上〉 (岩波文庫) | |
ルソー | |
岩波書店 |
◇
登壇した八木秀次先生の容貌には驚いた。
そもそもが若手の保守派リーダーとして、やや顔に幼さが残っていたはずだ。
しかし、その後、やや恰幅が良くなったのは、産経新聞の正論欄の写真で見て知っていた。
だが、今回は、格好良かったのだ。
甘さがなくなり、力みもなく、心身が絞れている印象で、
同じく登壇した、ワイルドさのある武蔵野大学教授の貝塚茂樹先生ともども、「ちょい悪」的な貫禄があった。
「うは~」と、私は、ちょい涙目だったのだが、変な言い方で申し訳ないが、時は流れ、誰もが皆、人として完成していくのだなと驚いた。
・・・なんで「涙目」だったか?
実は私、このサイトで、教育再生機構系の育鵬社の出した『13歳からの道徳教科書』を宣伝はしているものの、購入していなかったのだ。
今回、会場のロビーにて購入し、始まる前に読んでいたら、思わず感動してしまった。
私は、赤ちゃんが好きなので、赤ちゃんを含む貧しい人々を助けるマザー・テレサの話や、
同じく、若くして自殺するしかなかった「葬式ごっこ」の被害者・鹿川君の死の傍観者となってしまった男の人が、鹿川君のおばあちゃんに会い、「この人はこんな悲しい目にあうために、七十年も八十年も生きてきたのか」と思い至り、とてつもない状況の中で、自分が何も出来なかった罪悪感に苛まれる話などに、思わず、目に涙を溜めてしまうのだ。
13歳からの道徳教科書 | |
道徳教育をすすめる有識者の会・編 | |
扶桑社 |
とても読みやすい本です、どうぞ^^
正しいことが淡々と書いてあります。
鹿川君の話は、左翼・朝日新聞からの引用だ。
つまり、この本、思想に偏重する本ではなく、「正しいおこない」が粛々と集録されたものなのです。
◇
先ずは、群馬県郷友会の島田会長の挨拶で、この方の挨拶の中で出てきた「教育勅語」が、今回の講演会の重要なキーワードです。
( ↓ 私が「教育勅語」について書いたエントリー)
[個々の抱く思想の、学究に与える影響(2006/10/11の再掲)](クリック!)
続いて、八木先生主催の勉強会「八木塾」の代表の北村女史の挨拶、
男女共同参画における性差の否定や、自衛隊員の300億円経費削減に対しての、待機児童7万人の問題解決のための2兆6千万の予算支出を問題提議しつつ、
悪名高き、中国や朝鮮におもねった「近隣諸国条項」の話もしてくれた。
これは、「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」との内容である。
つまり、「事実」でも捻じ曲げられるってこと。
でも、それは、何の疑問もなく反日教育を続けている中国や朝鮮には、これっぱかしも適用されない、対象国には実行の意思がないことのおかしさを、私に早足に教えてくれたのだった。
要は、先の大戦の敗戦国・日本にだけ科せられた枷だ。
我が国は、中国にも朝鮮にも負けちゃいなくて、敗戦=間違っていた訳でもないのに。
◇
では、次回、講演会の内容を報告します。
明日、すぐに書きます^^
(2012/09/19)