『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『ロック・オブ・エイジズ』を観た(短信)]

2012-09-23 09:34:06 | 物語の感想
☆この映画、予告編を見ただけでは、トム・クルーズがカリスマ・ロックミュージシャンを演じていることぐらいしか分からなかったが、

 いざ、物語が始まると、トップアーティストを夢見て、老舗ライブハウス<バーボンルーム>で働く、若き男女二人の出会いと恋と成功の物語で、しかも、ミュージカルだった。

  

 かような美男美女(ドリュー&シェリー)のカップルには、あまり共感が出来ないのだが、話がシンプルなので、それなりに楽しむ^^

 だが、トム・クルーズ演じるロックスター・ステイシーが出てきてから、その怪演(?)に魅了され、

 なんか、ドリューがラップシンガーに転向させられた時の、K-POPみたいな変なダンスとコスチューム以外は、本筋のほうの印象が残らなくなってしまった^^;

 そもそも、主役の二人が結ばれるのがあまりにも早過ぎて、「俺の知らない世界の、美男美女の一目惚れの相思相愛」なんだなと解せなさが募る。

 まあ、ミュージカルって、そんなもんではあるけれど。

 でも、ライブハウスのオーナー(アレックス・ボールドウィン^^;)とリーダーの恋は、割りと丹念に描かれていたので、こちらは笑うパートの恋だが、理解は出来た(二人とも男だが)。

 う~む、しかし、トム・クルーズって、うまいし、面白いよなぁ。

 『トロピック・サンダー』や『大いなる陰謀』、『マグノリア』など、暗黒面に偏った役を演じさせると、その凄みが際立つ。

 でも、どんなに男らしい役をやっても、どんなに男臭さを発散させようとしても(「ミッション・インポッシブル」シリーズなどで)、どうしても「ホモっぽさ」が感じられる^^;

 色んな、私の好みでないゴージャスな女たちが画面を彩るが、私が一番エロく感じたのは、<バーボンルーム>閉鎖を目論む婦人会のリーダーのキャサリン・ゼタ=ジョーンズだな^^

 <バーボンルーム>やステイシーを憎む理由は、物語の進行とともに予想がつくけど、だからこそ「可愛い」って感じることもある。

  
      この服装のダサさもなんか、いい!

 あと、この作品、やたらと「ベラチュ~」が強調されていたなぁ^^;

 「ベラチュ~」の空振りのシーンが何度かあり、クスクス笑わせられたよ^^v

                                             (2012/09/23)
コメント (2)
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[日本復活最前線・4 核心の一つへ(教育再生機構:トークセッションin高崎)]

2012-09-23 09:01:29 | 保守の一考
☆・・・八木秀次先生が、この講演で示した、昨今のいじめの一要因とされる資料を、国会図書館に閲覧しに行くので、今回は短めにいきます^^

           ・・・(すいません、国会図書館は日曜休館でした^^;)

 私、子供好きなので、子供好きとして筋を通したく、「いじめの問題」で苦しんでいる子を「どうにかして助けたい」の思いが少しはあるのです。

 ・・・ただ、子供には子供の未熟なる愚かさがある。

 日本教育再生機構が示した、

     >>・・・正義、勇気、親孝行、親切・・・。
     >>子供たちは、そんな言葉のみには感動しない。
     >>それを、社会で具現化した人物の生き様にこそ感動するのだ。
     >>『13歳からの道徳教科書』では、そこに重点が置かれている。

 はもっともだが、

 「諸刃の剣」の側面もあろう。

 例えば、『ワンピース』と言うマンガは、冒険の中での仲間のきずなを描いた素晴らしい作品である。

 あるいは、キムタクのドラマなどでも、仲間との友情が強く描かれているものもあった(超人気の時のキムタクの発言だったかな?)。

 仲間との結束は大事だが、果たして、それを現実世界にフィードバックさせている子供たちの仲間との関係は、「ワンピース」の面々やキムタクの周囲の人間関係の如く「正しい」とは限らない。

 なんか悪いことをするのに、「仲間!」「友情」とかの虚飾の言葉がデコレイトされることも多い。

 ・・・さあ、素晴らしい人物の生き様(結果)を見た。

 だから、

 それでは、その生き方に至る経過も知ろう、としたのが『13歳からの道徳教科書』でもある。

 私は、感動エピソードに添えられた解説(善行に至るプロセスの提示)こそが、『13歳からの道徳教科書』での、私の考えるところの重要な「肝」だと考える。

13歳からの道徳教科書
クリエーター情報なし
扶桑社


 なお、私の、子供の影響されやすい愚かさに警鐘をならしたエントリーは以下を参照のこと!

   [若者よ! 「物語」の表面だけをなぞるな!](2006/10/13)・・・クリック!

   ◇

 ・・・では、<日本教育再生機構:トークセッションin高崎>の続きです!

   ◇

   ≪今、子供たちに伝える道徳とは
        ~『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る~ ≫


 八木秀次先生の語り。

 (蘭による注:「トークセッション」であるが故に、相手(この場合は貝塚茂樹先生)を補ってセッションは奏でられるので、内容が重複することもありますからね^^)

 ・そもそも、なんで「教育勅語」が出来たのか?
  必ずしも、いわゆる保守派が美化しているとされる時代の姿がそこにはなかった。
  当時の教育環境はあまりにも荒廃していたのだ。

 ・当時の全国の都知事の会議でも教育がテーマとされていた。
  小学生が親をバカにする、など。

 ・自由民権運動の悪影響が、子供にフィードバックされていた。
  学生も、
     校則破り→処分→逆ギレ→退学→政治運動
  が、悪しきパターンとしてあった。

 ・故に、「教育勅語」が時代の要請として必要とされた。

 ・その内容は、
    特定の宗教に偏らない。
    抽象的な哲学概念は避ける。
    おしつけは反作用を生む。
  に注意しつつ、明治天皇が、自ら手本を示し、国民に語りかけると言う形で作られた。

 ・ただ、「特定の宗教に偏らない」にあまりにも厳格だったのは、
 「道徳」と言うものから重要な要素を排除したきらいもある。

 ・そもそも、それまでの教科書業界は「汚職・癒着の巣窟」でもあり、
  故に、国定教科書の形を必要とした。

 ・修身科の教科書は、抽象論でなく、優れた人物の生き方を示す形式になった。
  例えば、ワシントンの桜の逸話。
  これは、英国人サミュエル・スマイルズの創作らしいが、教育上、よくできた話だ。

 (蘭による、下らない余談)
  ・・・ワシントンの桜の話だが、こんな小話がある^^
  父 「だから、お前も、ワシントンのように正直に生き、立派になるのだぞ」
  子 「うん、わかった^^ ところで、ワシントンはお父さんの歳にはどうなっていたの?」
  父 「ああ、大統領になっていたんだ^^」
  子 「じゃあ、お父さんは、正直に生きなかったから、そうなったんだね^^」
                              ・・・ギャフン!

 ・サミュエル・スマイルズの『西国立志編(「自助論」の中村正直訳)』は、
  日本でも明治維新直後に翻訳され、当時、福澤諭吉の『学問のすすめ』と同じくらい読まれていた。
  修身科の教科書には、その手法が多く取り入れられている。

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
サミュエル スマイルズ
三笠書房


 ・だが、戦後、「修身科の教科書」も「教育勅語」も、GHQによって、否定された。

 ・そして、戦後の教育界には、「修身科の教科書」「教育勅語」への<恐怖症>が意味なく蔓延した。
  いや、左翼には意味があった。
  そして、普通の人々には、左翼によって意味のない恐怖イメージを植えつけられた。

     (蘭による補足)
      これ、反原発の醸す状況と同じですね。
      昨今のオスプレイ反対運動もそう・・・。

 ・ところが、1992年、アメリカで不思議な書籍が販売され、爆発的に売れた。

The Book of Virtues
クリエーター情報なし
Simon & Schuster


 ・2000万部売れている。

 ・今も、売れ続けている。

 これ、戦前日本の「修身の教科書」の、モロ「パクり」であった・・・!!!

                                           (次回に続く 20012/09/23)
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