雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

いい天気、悪い天気。

2010-06-01 20:54:27 | …and so on
今日から6月だというのに、東京は久しぶりにさわやかな五月晴れになりました。お天気がいいと気分が確実にアガるワタクシは、今日のようなお天気が未来永劫ずっと続けばいいのになどと埒もないことを考えておりました。もちろん、それでは困る方々もいらっしゃるわけで、みんなに都合のいいようにというのはなかなか難しいものです。昨日、知人のブログで「天気予報では『いい天気』『悪い天気』というのはタブーなのだ」ということを知りました。確かに、ワタクシにとってのいい天気が、全ての人々に適用できるとは限らないわけです。雨が降るのを待っている農家の方だっていらっしゃるんですよね。何気ない一言でしたが、目からうろこが落ちた思いがしました。物事はすべからくそういうものなんだと思い、ちょっとした勉強になりました。

確かに、一方から見ると正論だと思えることでも、他方から見れば全く違って見えることもあります。それを「自分の言うことが100%正しい」などと他者に強制すると、海の向こうの物騒極まりない国のようになってしまうわけで。小さい頃から洗脳されてしまうと、それが間違っているかもしれないという可能性自体にも気がつくことができなくなります。支配者にとっては都合のいいことこの上ない論理ですが、押し付けられたほうはたまったものではありません。今どき、そんなことができるのは金さんぐらいなものなのでしょうが、それにしても、米韓が本気になってしまえばひと溜まりもないという現状分析もできていないのでしょうか。そんなことを言ったら最後、失脚するのは眼に見えているので、みんなが口を噤んでいるということなのかも知れませんが。「海の向こうで戦争が始まる」は村上龍の本のタイトルですが、一歩間違うと現実にもなりかねない。金さんには、穏やかに話し合いのテーブルについて欲しいものです。