雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

異端児だった冬。

2011-01-15 16:21:45 | …and so on
今日は午前中に用があって出かけたのですが、東京にも雪が降るかもしれないという予報は外れたらしく、暖かいとはいえないけれどよく晴れた1日になりました。昔、共通一次試験といっていたセンター試験が今日と明日あるらしいのですが、少なくとも、東京近郊の受験生は交通機関の遅れを気にせずに済んだことと思います。ワタクシの卒業した高校は、貸し切りバスを仕立てて受験会場まで行き、そこで一泊していたことを思い出しました。田舎だと、どうしても受験会場が県庁所在地にある国立大学ということになり、田舎にある高校の受験生は泊りがけで受験しなければいけないわけです。なので、今年もわが母校の後輩たちは貸し切りバスで出かけていったに相違ありません。全く愛校心のないワタクシですが、一生懸命勉強したであろう後輩の皆さんには、普段の力を発揮していただければと思う次第。

とはいえ、高校2年生で数学に挫折し、ハナから国公立大学を諦めたわが高校の異端児のワタクシは、実は共通一次試験も受けてはいないわけです。その頃の共通一次は5教科7科目を受験しなければならなかったので、私立大学に的を絞った人間には「そんなの関係ない」の一言に尽きるわけです。ワタクシが受験する大学の受験日が2月の第2週ぐらいに集中していたので、「共通一次を受けない人間はわが校の人間に非ず」とばかりにほったらかしにされ、1人、図書館で最後の追い込みをしていたと思います。とにかく、270人いた同級生の中で最初から私立大学1本に絞っていたのは恐らく3,4人という学校でしたから、当時、いかに異端児扱いされていたかがよく分かります。親に金銭的負担をかけたことだけは申し訳なかったけれど、今でも、あの時の選択は間違ってなかったと思うのです。