
前回のアーサーの記事を描いたその日のことでした。
お昼休みにいつものようにネコたちのところに行くと
アーサーはみんなと離れて昼寝中のようです。
(ん? アーサー 何でこっちこんの?)
いつもは飛んでくるアーサー。
「アーサー。おーい!こっちだよお。」
声をかけても全く動かない。
何だかイヤな予感がして 側に寄っていき
「アーサー!アーサー!」
やっぱり動かない。
(熟睡してるんだよ きっと!)
不安がつのる自分に言いきかせながら
「アーサー! アーサー! アーサー!!」
何度も呼び続けます。
でも・・・。
アーサーは どんなに呼んでも
ピクリとも動きませんでした。
(アーサー! 死んでる・・・。)
絶対認めたくなかった事実。
でも 受け入れるしかありませんでした。

どうして?
何で?
昨日まではあんなに元気で甘えてきてたのに。
激しく動揺する私の心に ずっと同じ言葉がまわり続けます。
イノチッテ ナンテ ハカナインダ・・。

あまりにも突然の出来事にどうしたらいいのか分からず
放心状態で立ちすくむばかりの私。
なんとか気を取り直して アーサーの里親探しを
頑張ってくれてたオリーブさんに急いで連絡。
その後 駆けつけたオリーブさんの手によって
アーサーは埋葬され天国へと旅立ちました。
アーサーにメロメロで とっても可愛がっていたオリーブさん。
連絡があってからずーっと泣き続けていたそうです。
アーサー!
アーサーのためにこんなにも泣いてくれる人に出会えて
本当に幸せなノラ人生だったね。
命はハカナイ。
それは ノラ猫でも人間でも同じ。
今日元気だったから 明日も元気だなんて誰にも言えない。
だからこそ 今を大切に生きなくては!
アーサーが身を持って教えてくれたことでした。

ノラネコアーサー。
天国でいつまでも幸せにね。