＊天神祭りの日に・・ ＊

今日は義父の月命日である。　

毎月２５日の朝は、三々九度も口をつけなかったと言うお酒一滴も飲めなかった義父、
その代わり大、大、大好きだったコーヒー、私は月命日の朝必ず供える。
暑いので今日はアイスにした、父はもちろんシロップもフレッシュも入れる。

余命１年が２年経った７月２４日次女が生まれた年、義母が実家の母の代わりに来阪
私の産後を暑い時に、慣れない狭い文化住宅で床上げまでお世話して下さった。
その後、父もやって来てびっくり・・入院している私を見舞って下さった。

大阪にいる間、夫の姉のところに泊まり、天神祭りを見に行き、日生球場へも観戦に行った。
花火が好きで、野球が好きで大いに楽しんだあと、少ししんどいからと母より先に因島に帰った。
母の留守中、暑い中大好きな釣りにも、毎日行ったりしていたと所の人が言っていた。

天神祭りから丁度２ヶ月後の、９月２５日他界された。
まるで最後の力を振り絞るように大阪へ出てきて・・まるでろうそくのように燃え尽きた・・
最後まで燃焼した。　それでも余りにも若すぎる、６４歳だった父の死は。

今夜TVで天神祭りの中継を、食事しながら二人で見ていて、そんな事柄に父を忍んだ。

病院で生まれたばかりの次女を抱いて下さった時の嬉しそうな顔が今でも忘れられない。

２５日の月命日の朝、父の遺影の前で見せるショータイム・・シャワーの後に。
（ちょっとだけよ・・なんて）

夫は未だ何も知らずにいる。　これから先もずっと知らずにいるであろう。
それにしても若すぎますよ、お父さん。　

＊ ２２日は長女が・・ ＊

この世に生まれいでし日なり。　

おなかを痛めし我が子の幼き頃からの足跡を辿りながら、また自分自身を顧みながら、

その日の朝、長女のパソコンにメールした。　誕生日おめでとうと。

食が細く、小学校へあがるまでは特に風邪を引くと喘息のように喉がヒューヒュー言って

呼吸がとまりはしないかと思うくらいに、苦しそうだった顔が浮かぶ。

「２４日、泉大津のひまわり畑連れて行ってあげるよ」と長女。

＊ ひまわり娘・・ ＊

そうよね、思えばあなたはひまわりに似ているかも、花に例えたならば。

周りを明るくすることが出来る、元気にさせる。　　

人への細やかな心づかいは、すでに母を越えているかしら。

おばあちゃんに言われるもの。　「親が頼りないと、子供がしっかりするんよ」

そうよね、感じる。　おめでとう、そしてありがとう、生まれて来てくれて感謝です。