日曜・・って言っても今の私は毎日が日曜。夫は朝から近所の体育館で「コミュニティ」の卓球の試合へ。 むくむくと写真撮りたい症候群の虫(おいおい四階は物置やで・・)片付けも中だるみ。 スタートから力入れ過ぎた!お天気曇りでちょうどいいかな・・、るんるんって思いきや「♪ピンポーン」(主人はピンポン) すっぴんやん! 眉毛も書いてへんし(平安時代ならいいけど、眉毛ないとあほの子みたいし)三歳の子供さんを連れた美人の若き友人であった。いなければ帰るつもりでいたからと。 中学卒業の時、本を書いていた叔父が色紙をくれた、漢詩。 『来る人を拒まず、去る人をさらに追わず 客の貧富を問わず 随時よろしく接待す』 色あせていたけれど結婚してもずっと掲げていた。 この路線で行こうと。「あがってあがって~、わ~。 けど恥かしいわぁ、あなたの前ですっぴんやなんて」本当に美人。 よけいに自分の顔が真っ黒に見える。 いややわ・・。 選挙のお願いに来たのだそうだ。家庭のこと知っているし会うと「遊びにおいでね」って言いながら、中々ゆっくり話出来なくて申し訳なかったからいい来訪だった。それに主人とスーパーへ行った時、見かけた顔とっても暗かったもの。 ご主人のことや、子供さんの事や色んな苦労。 途中から涙見せてもらい泣き。旦那さんを知っているから、良く分かる。 家庭を顧みないご主人。 独立してなんとか軌道には乗っているのだろうけれど、ゴルフ、連休もゴルフ。 家族で楽しげに行動する事も殆ど無く夜も遅いので、満たされない気持ちは分かる。 私は古い人間だし母を見てきているから、女が家庭を守るべきものと思って来た。夫は若いうちは良く遊んだし、普段は毎日麻雀だったし色々な思いはしたけれど、 けれど休日は家庭サービスもちょっとはしてくれてたなぁ、彼女の事を思えば。 今の時代、事情は色々あれ子育ては夫婦で協力し合っていかないと、子供は二人の大切な宝ものなんだし。夫婦が仲むつまじく行っていてこそ、子供は親の顔色を気にせずすぅっと育って行くのではないかな。子供の目の前ではしない・・ではなくて、見ていないところでも子供には夫婦の心は通じるのだ。夫の言い分もあるだろうけれど、子育てには夫も関心を持って接しないとね。 それは子供に費やす時間でなく、気持ち、心だと思う。 ケーキを食べながら、久しぶりに彼女と長い時間を過ごした。 ご主人の休日の様子を聞いていたら、自分の楽しみの事しか頭にないようにも思える。幼い子供を持って、ストレスが溜まったままの子育ては良くない。けど都会では中々お付き合いもままならないから、今の母親は大変だ。 「あなたもパソコンあったら、ブログやったらいいのにね、きっと楽しいと思うのに」 選挙のことはお願いします・・とひと言しか言わなかったけれど。 SAで以前お嬢ちゃんの名前入りのキティちゃんのスプーン買っていたのを思い出しお土産に。 何とも言えない思いだった。 雨も降り出したから写真は中止。彼女が少しでも溜まったもの吐き出せたら、良かったかも。「まだひと月は家にいるからおいでよね」って別れた。がんばれ!がんばれ!私はそう心の中で言いながら彼女の背中を見送った。 一瞬雨がやんだので屋上でカシャ!去年咲いて終った一年草。 落ちた種がいつのまにか芽を出しこんな花が咲いた。 美しいけれど、なんだか寂しそうにも見える・・まるで彼女のようにも思えた。 * トレニア *別名・・「夏すみれ」「花瓜草」 ゴマノハ草科で一年草。花言葉・・温和・可憐