お弁当はいつも二人で作るが、「今日は私が」と、次女が言った。
卵焼きをハートの形に切っているし、旗までたっている。 手紙を添えたお弁当。
朝からピザの準備、ケーキを作っていた。
丸いビスケットは、野球をやっている展くんのボール、ポッキーはバットのつもりだとか。
ケーキの苺が、ハートの形になっていた。
ピザ2枚、明太子クリームスパ、マカロニサラダ、コーンクリームスープ、が出来上がっていた。
今日は私はノータッチだった。 だって今日は次女の婿殿展君の誕生日なのだから。
なんでもかんでもハートだ。 微笑ましく思いながら、私のこんな時代を思い出した。
私たちからは、「野球用手袋引き換え券」を作ってプレゼント。
新しいのが欲しかったようなので買って後で金額を請求してくれたらいいと言うことである。
次女は、スパイク買うのを積み立てている,買おうと思えば買えるけれど。
夫が言う。 「何でもすぐに手に入ったら良くない。 楽しみに待つ、そんなことも大事やで」
昔はそうだった。 なんでもすぐに買ってもらえない。 誕生日まで、お正月まで・・たいていそうだった。
だから手に入ったときの喜びは大きく、感謝もひとしおだった。 ある意味、今の子供達は不幸かも知れない。
天保山帰りのセイ君と長女が寄ってくれ、にぎやかになった。
引換券すごく喜んでくれた。 夫も欲しいものが何かあるらしい。
セイ君撮影