白川郷からの帰り、家の近くから家に電話をしたら「実は・・なっちゃんが・・ 」どうやらノーパソが潰れたようだ。
かなり立ち上がりも遅く、重かったので夫もブログ更新にいらいら買おうかと迷っていたところだったし仕方ない。
購入するまで私のデスクトップを、夫、私、娘の3人のブロガーが使用していた。
セイ君がお世話してくれて、昨夕娘と新しいノーパソを購入して持ってきてくれた。
パスワードが書かれたもの、何処へしまったか・・無い無い! 部屋の物置などあちこち探し回った。
(あ・・ない、今夜はインターネットが繋がらない・・)でももう一度・・最後・・と思って探した。
なんのことはない、机の下の、カメラの箱に入れていた。 もう入れた記憶さえ全く無いからぞっとする、怖い。
設定する時間より、探すのに時間がかかった、繋がった~ばんざ~い! もう9時。
新しいのはいい、やっぱり。 私のも段々と重くなって来ているし・・あ・・いいなぁ。
女房と畳は新しいほうが・・もうこんな言葉は死語だ、我が家だって畳の部屋はカーペットだし、無い。
パソコンも新しいのはいいわ~、女房は? どうなんだろう。
月の初め、1週間前は白川郷、金沢、越前海岸・・信じられないような時間を過ごした。
夫は卓球の区民大会に、長女夫婦は次女となつめを連れて服部緑地公園へ、展君は会社の野球、
息子夫婦は家族で布引の滝へ行っていると言う。 みんながそれぞれに楽しんでいる一日。
こんなことがやはり嬉しい。 風邪が抜けないので私は家、昨夜ひっくり返した押入れや部屋の片付け。
部屋の物置に入れてあるものから出てきた。 見ればただの石である。
しかしこれは・・高三のとき、夫の高校の修学旅行の時だった。 何日か前に単車の事故で足を骨折、
修学旅行に行けない日曜、バスで我が家へ来たのだ、松葉杖をつきギターを抱えて。
我が家の近くの海を見に行って、草むらで私は海を見ながら、夫の弾くギターを聞いていた。
海辺へ降りた。 「9つづつ小石を拾おうよ、後のひとつは二人の愛で埋めよう」なんちゃってなんちゃって。
そしてお互いに拾った小石を交換して持っていた。 これは夫が拾って私が持っていた石。
夫が選んだのはごつごつしたような石、不思議と私のは丸みを帯びた石ばかりだった、
夫が持っていた私の石もまだある、箱一杯の手紙の束と共にしまっている。
まるで純愛小説みたいな? そんな私たち今思えば、田舎に居ながらませてたんやなぁ。
秋元順子さんの歌の中に、「過ぎた日々を 飾ることより あなたと生きる これからの時間(とき)」とあるが、
まぁ、出会いがあればこその今だから。 思いがけなく出てきた石の箱、なんでやろう今頃、何を教えてるのかなぁ。
そんな事を思いながら過ごした休日、夕方夫の方の同窓会の責任者の方から電話があった。
中学で私も仲良くさせてもらった友人である。 あの頃を想像する声とは随分違って貫禄があった。
「紳士な声やね」って言ったが、多分彼にはなんのことか分からなかったであろう。
夫は卓球の後の飲み会で不在だったので、しばらく14日の還暦旅行のことなど彼と懐かしく話をした。
小石の思い出に加え友人からの電話、いい学生時代が過ごせた自分を幸せに思った月の初め。
還暦旅行、お世話下さる方は天候や時間や人数や、見えないところで本当にご苦労さまと思う。
旅行とて当然ではなく、三つ上の夫の姉が私たちは祝いの会さえなかったのよと言う。
改めて企画して下さったことに、大いなる感謝である。