日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 還暦記念旅行二日目 (ほぼ・・ぼやき?)*

2009年03月22日 | 風景・お出かけ


朝5時に目覚め。 窓の外はまだ暗いが心地良い。 昨夜の楽しい時間夢ではない、4人一緒にいる。
早いこと温泉に入ろうよ・・と降りたが、アチャー、フロントはまだ暗くて時間が早すぎ部屋へ戻る。
再度温泉の開放早々と、まだ誰もいない温泉に3人で入る(Y子ちゃんは寝床)名残の露天風呂を楽しんだ。
朝食までの時間、着替えて4人で温泉街を散策する。 柳が青々としていたら、桜でも咲いていたら・・、
思いはあるが、観光でなく再会した喜びや満足感がそんな気持ちを消去してくれる。
朝が明けきっていない温泉街、向かいの御所の湯では湯けむり・・朝の温泉を楽しむ人々が列をなしている。
あら~、Y君1人足湯・・癒されてるのね~。 昨夜のみぞれの後だ、すがすがしい空気のなか気持ちが良かった。

朝食は7時、同じSちゃんでも小、中主席だったSちゃん。 あの頃のイメージとは変っているように思う。
いい年月を重ねて年をとってるって感じ、お正月20年ぶりに会った時一番嬉しくほっとした男性でもある。


8時半バスに乗り込む。 昨日の賑やかな車内とは違ってバスの揺れがまるでゆりかご? 声が聞こえない、シーン・・。
ガイドさんはおかまいなく声高にガイドをする。 殆どが寝ていて反応がないことがだんだん気に入らないのか、
そんなことが不足で口にするようになった。 掃除のときの大変さや色々皮肉も交えて。
だってねガイドさん、昨夜は同窓会だ、宴会だ、その後またそれぞれに思い出話に余念が無かったはず。
カラオケの後、ご機嫌のTちゃんKちゃんは、旅館が分からなくなって真夜中2時間さ迷っていたらしいし。
偏照寺では本を薦められても買わないでいいですよ、意味が分からなかったけれど何度か言った。

偏照寺に到着、田舎のはずれにあるような、目立たないような小さなお寺、そしてお堂、法話を期待して入る。


旅行の前にネット検索したが、面白いお話をしてくれるお寺・・どんな楽しい話なんだろう。
目を向いたような顔の濃い住職だった。 目の前にずらっと著書や色紙を並べてござる。
若いときはあまりいい家庭環境ではなかったようだ、面白おかしく話してすっと人を話に引き込んだ。
年配者に向けたお金のどちらかと言うと汚い裏話、話の中でばばぁばばぁと言うのも気にいらない。
親と同居している人や、両親の世話をしている人もある、もちろん離れていても産んでくれた尊い母親なのに。
ばばぁとはなんぞや。 自分のレベル持論でもって、もっともらしくしゃべらないでごしない。


ねえ住職さん、仲が悪かったあなたの両親に言うのならともかく、命の源、世の母親に対して、
人前でばばぁばばぁはない、人に道を説く住職の言う事ではないぞよ。 
見れば分かる年配者の観光客、還暦からまた人生を生き抜く我々を前に、あなたには愛はないのか。
笑いの中にしみじみと心の糧になるようなそんな話は出来ないのか。 40分もあなたにあずけた貴重な時間。 
でも出来ないだろうなぁ、あなたには。 

「目に緊張感がない?」 そんならあなたの目は何? お金のもうじゃのいやらしい目に見えましたぞよ。
次々と人を指し人生判断者か? ほめたりけなしたり、友人たちをつかまえて無理に笑いをとろうと、
あなたが作り笑いしてどうするの。  素直に一生懸命答える純情な友人たちは住職の魔術のかかり・・。
不愉快極まりない、みんなどんな気持ちで聞いていたんだろう。 大人だね~みんな。
お寺の紅梅白梅の花が咲いていなければ、私・・恐らくきれていましたわぁ。


バスに乗るなり女優崩れと言われたKちゃんと、品性のかけらもないその住職に文句言いまくってました~。
Kちゃん初め、前列にいた人たちは当然買わずに帰れなかったよん! 拝観料、無料? 当然じゃない!
年間2万とも2万5000人とも。 100円のお賽銭でも、税金いらないし、坊主まるもうけとはこのことでござる。
恥でしょう地域の、観光コースにこのお寺入っているなんて。 寂聴さまの爪の垢煎じて飲まれたし!
みんなどうよ、笑い流せば終わり?  有難いと思って手を合わせて帰る人いる? 
よし、観光課に書きこみがああれば、一言いや三言くらい物申してしんぜよう。 

そう言えばSちゃんが夜の宴会の席で言っていた。 彼とは高校の生徒会で一緒に活動した仲間。 
T美と私が同じB型とは信じられないが、「いや、似ているよ。 二人とも自分の思うように生きている」(え~?)
「T美は気になったことその場でズバっと言うが、みくさんは、ずっと黙って聞いているけど、
あとでまとめてズバッと言う。 その方が結構きついで」 (はぁ~)

そう言えば7年位働いたが会社でもいじめる人、おふざけの男性等許せなくて、強気を挫き弱気を助ける、
代表として社長に掛け合うのは私の役だった。 社長からはあなたは官房長官みたいだ笑われてましたわ。 
でも職場の雰囲気作りに徹してきた私。 Sちゃんの話って、このお寺に物申す私の、こう言う性格のこと?

バスは一路、天橋立へ。 ガイドさんの集合写真撮りましょうかに返事が無い、シーン。 
ガイドさん段々眉へしわ寄せて・・雲行きが・・、こちらは不愉快。
長いやり取りの末、買わないでもいいのだから撮るだけ撮ろうと言う事で決着、幹事さん冷や冷やだったでしょ。

一宮本伊勢籠神社の中を通り、天橋立へ向かう。


手も清めて無いし・・お賽銭を入れて拝む余裕もなかったけれど、いいのかなぁ。


天橋立は三度目だが、ロープーウェイに登って見下ろしたことは無い。





ほー・・これが日本三景のひとつ、天橋立。 道路からしか見たことがなかったから、なんか嬉しい。





股覗きで見る橋、面白い発想。
しかし、股覗きした人の純情さ、こんな心って大切よね。 夫も「撮ってあげる!」
夫には亡きお父さんが旅行した時の写真の思い出があったようだ。 私は聞いたことなかったが。
父はやらなかったみたいな? 「わしは、そがなことやりゃぁせんぞ」 笑いながら言ったかな好きだった父。
股覗きで見たら、こんな感じ・・。



最近は高齢者の観光多く、手すりが出来ている。 
面白い発想である。 股覗きした人の純情さ、こんな心って大切よね。 私も夫が撮ってくれた、載せてはないが。
帰り、籠神社で神戸の一人暮らしの婦人へ、赤米健康守と、同窓会に来れないKちゃんへ花守りを買った。


昼食が始まっていたが、残った席へ座ったら向かいは又昨夜のSちゃんだ。  今度は何を言われるかなぁ・・。
いや別に、これと言って言われることはなかった。  楽しく頂いた。 


帰路はもうバスが止まるたびに、みんなはお土産を買い求めている。 
バスから降りるたびに夫を探し、「何にしよ、あそこここ、3人の娘や孫たちに・・」と一緒に選んだ。
今回は還暦と言う事で、少し意識して二人は洋服に赤を入れて着た。 お陰で夫が探しやすかった。

お土産もいっぱい買い込んで、バスは一路姫路へ。 ガイドさん、みんなのお土産が今までかなり多いと満足顔。
後はず~っと観光の話(本当は有難いけれど)をされて、釣り好きな自分の自慢話繰り返し、反応ないと時々皮肉も。 
それっておかしい、不愉快にさえなってくる。  またまたKちゃんとこんなこと、ぶつぶつひそひそ話していた。 同感って、相槌打ってくれる人も。
もう少しでお別れやねとU子と、少し親密な話をした。 やはり今回の同窓会旅行は必然だなぁ。

最前列の責任者T君、大変だったですね。 前列付近の方々眠れなかったでしょ、M君受け応え真面目におおきに。
私も出来る限りは顔見せて聞いてあげたのよ。 でもね、でも・・2号車はお客さんの様子を見て臨機応変に。
話をすることなく、皆の好きにさせてくれ「こんな楽なガイドはなかった」とか。 そうよ、それなのである。

我々のガイドさん、全国を制覇したいとか。 あと東北だけ行って無いそうだがそんなにお好きならアドバイス。
偉そうかもしれないが、お客あってのガイドさんでしょうから。ななたも私たちのような旅行されるかもね。
”人の心に入る”と言う事をどうぞ。 私たちは、色んな人の集まったツアーではない。
同窓会、分かっているはずなのに、還暦に関した言葉はなかった、労いがあってもいいはずだし、
何十年ぶりに会った友人もいる、たとえ賑やか過ぎても、微笑ましいとさえ思ってみては如何なものか。 
話し明かした朝のバスで皆が寝ていたとしても、楽しかったですか、良かったですね・・温泉や料理ではなく、
皆との語らいが・・である。 そんな事への気遣いが、全く無かった、不思議なくらい全く。 
これでは単なるガイドに過ぎない、慣れすぎているのかなぁ、おざなりになっている?
もし本当にこの仕事に惚れているのなら、乗客の旅の目的を知り、そこに思いを馳せられるような、
そのときその場の心になり、思いやりのある案内人、ガイドであって欲しいと願う。

そう書きながら、自分にもこのようなことが日常ありはしないか、見直さなければと思っている。
しかしSちゃんの言ったとおりだ。 私少々きついかも。

姫路で7名が降りた。 バスのみんなとお別れ、今度はいつ会えるだろうか、楽しかったとても。
一泊二日の還暦記念旅行、沢山の人に会えて話が出来て、どんなに心豊かな時が過ごせたことだろう。
参加できたことへの感謝、お世話下さった方々への感謝、みんなの笑顔がこれからの大きな励みである。 
バスを見送り手を振る、なんか涙が出る。  みんなありがとう、元気でがんばりましょう。