日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* フルーツ・フラワーパークにて・・ *

2010年03月20日 | 風景・お出かけ
夫の会社を午後5時5分に出発して中国自動車道、山陽道を走り、目的地へ到着したのが45分後、かなり早い!
反対車線は長い渋滞で車は動かなかったと言うのに。
フルーツ・フラワーパークの入り口を抜けて、北側の駐車場から入るホテルフルーツ・フラワー。
園内一周のチューチュートレインは本日の業務終了。



事前にこちらのサイトを覗いても花のない季節、前回は6月のはじめで紫陽花や花がいっぱいの景色と大違い。
ホテルのロビーにはせめてもとチューリップの寄せ植えがアートスタンドの灯りに照らされ迎えてくれた。 



奇しくも前回と同じ部屋だった。 前回は夫の退院祝い、今回は慰労? 夫はブログで麻雀大会と書いていたけれど。
くつろぐ間もなく「夕日が沈むよ~」とカメラを向ける私を置いて、夫はさっさと温泉に行った。
食事の後の麻雀大会へ向けて行動する夫の気分は、もう麻雀。 
男性は社長を含め8名、女性は社長夫人、奈良の婦人私の3名で計11名の賑やかな夕食だった。



時折「ホーホケキョ」うぐいすのさえずりが聞こえて来て、山あいならではの風情である。
うぐいすなんて・・雑多な都会を離れたんだと言う実感と、家事から離れた嬉しさは誠に心地いい。



夕食の後、奈良のご夫婦と私を除く8名で恒例の麻雀大会となった。
午前両方の実家へお彼岸のお供えのお菓子を送る為デパートへ行った時、美味しそうなアップルパイを買った。
写真や絵等見たい本何冊か持って来て、パイを食べながら一人至福の時を過ごそうと思って。

ラウンジでカラオケが出来るという事で、奈良のご夫婦に誘われた。 (本当は読書・・)なんだけど・・。
と言いつつもカラオケ好きなお二人の為、事前にホテルに電話で確認していたんだけど私。
一人温泉に入って色んな湯をあっちこっち楽しんでいたら、1時間近く入っていてお待たせしてしまった。

「命のみず」をお世話下さり、泊りにも行ったことがあり、会社の得意先で子供の小さい頃から、
会社恒例の年末のクリスマス会では必ずお会いしていて、以来ずっと変わらずおつきあいをいただいている。

カラオケには週に1,2度はご夫婦で行っておられるのでステージで歌いなれていて、とても仲が良い。
私のカラオケは1年前の還暦旅行以来、団体さんの部屋から歌声は聞こえていたが素敵なラウンジは3人の貸切。
たかが私の歌で一曲200円よはね(え~・・)それに3人なので、すぐに順番が回って来る。
ご夫妻は「忙しいなぁ」と言いながら嬉しそうである。 
私には滅多とない時間なので、「次は何でしょう」等と言いながら3人の曲名を次々と書いた。



ご主人は特に上手、奥さまが歌い始めるとしっかり入り込んで時々謡い遅れるとテンポをとりながら、
一緒に歌ってあげたり、歌いやすいようにと手拍子をされたり、歌のアドバイスをされていたりする。
「ちょっと雰囲気が違うから歌いにくいわ」と言う奥さまに「いつものカラオケと違うからな、違う違う」
奥さまへの一生懸命さの姿に心うたれた。 単なるお二人でないだけに。

奥さまが何年も前体調を崩され神経症を患ったとき、一生懸命に手を尽くされていたご主人さま。
「命のみず」に出合われたのもそんな時期で、年月をかけたご主人の思いが通じ奥さまは見事に回復された。 
5、6種類飲んでいた病院の薬は利かなかったようだが、飲まなくても良くなったほど。
「命のみず」のお陰と言われ、以来色々な方に勧めておられが目の前の体験談には説得力がある。

今は全く以前の面影はなくお元気な奥さま、歌うときには一生懸命にリードされているご主人さまの姿。
そんなご主人の姿を見ていると、ご苦労を知っているだけに涙が込み上げてきた。
(これが夫婦・・本当に相思相愛の夫婦の姿なんや・・)
妻がどうあろうとその全てを受け入れ尽くされる、そんな夫の思いをすっぽり受け入れ答えられる妻・・ご夫婦。
私なんか36年経っても全てをすっぽりと受け入れられている訳でもなく、ここが嫌いやわ等まだまだ口に出したり、
正直惰性でいる妻の部分がある。 夫にしても私に対しては然りだろうからお互い?

そのうち麻雀からみんな来るだろうと言いながら何曲も歌い1時間半ほどで10時半にお開き。 
若い30位のおとなしい感じのマスター、ずっと一番一番歌い終わると拍手、最後まで何曲も丁寧に拍手をしてくれた。
仕事とは言え人柄を感じさせる接客で、「演歌ばかりやのに、丁寧にありがとう」とお礼を言ってラウンジを出た。

お二人はお疲れであろう即行寝られたに違いない、パイを食べる時間でもないので写真集を広げながら過ごした。
真っ暗で静かな闇の中に、月が気持ちよく横たわっている。 ほんと色んな場所へ出るといろんな事柄を見せられ、
思いがけなくも気づかされたり、自分をみつめる機会が与えられるような気がする。
もしかしたら今回このご夫婦と過ごした事は、夫婦とは・・そんな姿を見せて頂く為の宿泊だったのだろうか。
1時頃夫は部屋へ戻ってきた。 「誰が優勝?」夫だったそうだ。 
麻雀に勝つこんな夫は好きなんだけど、ムードなどなくあっと言う間にお酒が加わった轟音を響かせ爆睡。



5時半はまだ暗かったが、家を離れるとゆっくりしたくも寝るのがもったいなくて着替えて外に出た。
まだフロントやロビーに人はなく、起きている人さえいない。
東の空が見える場所に出向いた。 昨日から黄沙で空がもやっとしている。
太陽が上がりかけけきて急いで夫に電話、「早く早く~。 それとかなり寒いから暖かくして来てね~」
あっと言う間、夫が来た時は上にあがっていたが気持ちのいいものだ。



前もそうだった早朝の散歩、と言ってもチューリップのつぼみは硬く・・でもでも嬉しい配慮が!
温室の「チューリップスポット」写真を撮るように、ベンチが置いてあって、反対側には三脚まで置いてあって、
どうぞと言わんばかり、誰もいないので撮り放題だしタイマーでパシャ! 
隣の花の販売をしている温室に行くには時間が早すぎて残念、花を買って帰ろうと思っていたのにね。



花と言えば、今はパンジーやビオラ。 その中の植えられているチューリップの開花はまだまだ。



園内を歩くと、建物がオランダの国立美術館模している建物とあって何処から撮ってもいい雰囲気が楽しめる。



アーチの向こうがフルーツフラワーパークの表玄関で、アーチをくぐるとこんな風景。



陽もさしてきて、おなかもすいてきたし園内散歩終わり。 「温泉に入ってこ!」



宿泊のホテル。



温泉から出て8時、バイキング。 家族連れも多いが、シニアの男女のお友達グループが結構多い。
私の老後には、きっとこんな場面はないだろう、あるとすればHNで呼び合うブログのお友達かも知れないなぁ。 



10時半現地解散。 後どこへ行こうかと言いつつ計画していなかったので三田牛「肉のマルセ」でお肉を調達。
三田へ来ると帰りに寄る公園で休憩、娘たちは横浜だし家に帰ってもと言いながらもったいないけれど家路に。
娘達共々天候に恵まれた休日だった。 一日違いで土、日なら雨や黄沙で大変なことになっていただろう。 
夜中12時前、長女夫婦や夫が新大阪へ迎えに行き、元気一杯笑顔一杯で楽しんできたようだ。
かんた爆睡、興奮気味のなつめを含め遅くまでビデオや写真を見ながら旅行話に花が咲いた。
お互いにラッキーなお天気、格別ないい休日が過ごせたようである。                     23日記