良く降る・・室内干しの洗濯物が増えてくる。
天候の不足を言わなかった母(一緒に住んでいた時)、雨が続くと思い出す、たいてい思い出す。
小さい頃から聞いてきた「雨が降って困る人もおるけど、助かる人もおるんじゃから」
昔は実家もお米を作ったり野菜を作ったり自給自足で、子供たちも手伝い家族ぐるみ。
やはり農作業にも天候が大いに左右されたと思うが、雨が続いても嫌な顔しなかったような気がする。
私は母のようにはなれないし思えないわ~、時に雨は嫌だと思うもの。
しかし思いつつも還暦を迎えた今でも、そんな生き方を子供に残せている母を思い出しているのだから。
(母さんには負けるわ)と、雨に母を思い出せることが嬉しくて、そして母をとても尊いと思と思えて。
私なんかな~んも、残せてないわ~子供達に。
ただみんなが揃う、みんなが同じものを食べる、そんな和を笑顔を大切にしているだけ。
それもみ~んな母の受け売りなのだ。 母は偉い。 29日記
私たちの宿泊も、次女家族の初旅行も、ゆいちゃんのお食い初めもいいお天気に恵まれてあ~良かった。
雨でも嬉しい連休明け。
雨が降ります 雨が降る 紅緒のかっこも緒が切れた
雨が降ると、まるで昔の絵本を見るように思い出す情景がある。
真っ白なエプロンをした母が繕い物をし、そのそばで嬉しそうに折り紙をしたり絵を描いていた私。
(ん? 妹二人はこのときどうしてた? そばで遊んでいた? 姉や兄が子守してた?)
母は時々私の絵を見ながら、「それはもうちょっと違う色の方がええんじゃない?」って言ってたり?
童謡を歌いながら、ラジオで育った私、想像を巡らせることの出来る楽しい古き良き時代である。
小さい頃は身体が弱くて良くお医者へ行っていた私だった。
どちらかと言うと家の中にいた私に、母はざらばん紙とクレヨンをおもちゃに与えてくれていた。
描くと「よう描けとる」そう言って、壁にいっぱい貼ってくれた母。
雨の日は雨のように・・お天気の不足を決して言わない母、そんな訳で絵を描いてみようと思った。
フルーツ・フラワーパークをと、写真を見ながら一気にスケッチをした。
スケッチは結構良かったと思ったのに、それで終われば良かったものを苦手な色づけを始めたががっくり。
難しいわ、単調な変化の無いホテルを描いたことが第一の失敗、同じ色合いが多くを占めている。
細かいところに色の変化を持たさないとまるでダメ、前面のパンジーもまだ描いてないし色づけを残して中途。
先日個展にお邪魔したMiyamaさんが、絵を描かれるとき何度もその場に足を運ばれて描かれる、
写真を見て描かないとおっしゃるそのお気持ちが分かるような気がした。
膚に感じるその時の天候や空気、建物、微妙な陰影、雰囲気はやはり目の前にしないと分からない。
「とにかく何枚も描いてみることですよ」そんな言葉に押されて描いた第一歩の一枚。
飽き性の私だが、これは完成させなければ・・と思いながら、何日も眺めている。 29日記
「ん? お膳? パパとママが・・。 チーズケーキはママ、だって板前さんとパティシエなんだもん。
え? 写真撮るの? じゃぁ早くとってね~」
「ゆいちゃん、ニコニコ!ですってチエおばちゃん。 だって・・、美味しそうな鯛に目がいっちゃって・・」
「え~、パパビデオも撮るの~。 カメラだって4台あるのに~私どっちを向けばいいのか困っちゃう!」
「あ~・・もうはやくしてよね・・眠くなっちゃったわ~」
「だって午前はスタジオアリスで撮影、お姉さん達のタンバリンでいっぱい笑顔作ったんだから~」
「ゆいちゃ~ん、はいこっち向いて~」 「ゆいちゃ~ん、もう一回ニコ~」
「あのね・・お祝いは嬉しいけどさ、わたしだってね、限度と言うものがあるのよ~」
「じぃじ~、早く食べさせてちょ~だい!」
「あ~やっとだわね~、パパが作ってくれた菜の花入りのおすまし、かつおだしがきいてて美味しいわ~」
「歯固めの石ですって? じぃじそりゃぁ無理と言うもんじゃない?
でもパパとお兄ちゃんがね、公園で一生懸命探してくれたのよね、ありがとう。 黒と白のきれいな石ね」
「でも私たち幸せよね、ちょっと人数が多いので大変だけど、みんなが集まってお祝いしてくれるんだもの、
ゆい、感謝しちゃいます~!」(でも一日ゆいちゃん撮影でちょっとお疲れ)
「これが私を見守ってくれているじぃじ一家のみんな、珍しく全員揃いました~。
こんなときね、ばぁばいっつも感激して言うのよ、こしょこしょ、全員揃ったみんなを見ているのが一番幸せって」
「さぁ、みんなお待ちどうさま、頂いちゃってね! 」
「はいはいみんな、忘れてないわよ、ママの作った苺のマーブルチーズケーキ、デザートにぴったり、
食べてね~、ゆいの自慢なんだから! って、私も早く食べるようになりたいわ、ママの作ったケーキ」
な~んちゃって、ゆいの”お食い初め”の巻きでした~。
あ~ぁ、ばぁばのパソコンやっと復旧だわ、しかしもう28日よ~。
◆訪問も更新もお返事も出来なくなっていたのが、やっと入力が出来るようになったよ~。
二台とも同じくらいに使えなくなってやっと全面復活ではないがやっと一台入力は可能となる。
使えないとなると家事に専念、静かな生活だったけれど今となっては我が生活の一部なんだなぁと実感。
ノーパソはあるが夫と次女が使用、私はノーパソとの相性が悪いのでブログには使わないのだ。
書きかけだったブログ、記録の為にも追ってアップ。
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花の無かったフラワーパークだったが、部屋のラベンダーがひっそりと咲いていた。
本当ならこんな感じになるはずだったよね・・と前回の宿泊を思い出した日曜の朝、
夫は7時半友人二人を乗せ意欲的に、高校野球の開会式に出かけて行った。
恒例の夫婦の行事なれど、私はせっかく温泉でゆっくりしたのにとパス。
屋上にあがると向かいの家並みが黄砂で霞んでいるやん! 予想以上にすごい。
仕方なく洗濯は部屋干し、本土中国では煙の如く黄砂が風に舞う人々はマスクマスクすごい。
TVで見る開会式は気の毒なほどかすんでいた。 こんなの初めてじゃないかな、行かなくて正解。
夫にしても一試合を観戦しての予定が早々と引き上げ、その友人と麻雀に行った(はい留守はいい!)
お供えが届いたことで夫の義姉さんと電話で話す時間があった。
週2の義母のデーサービス、友達がやめたのと人間関係が面白くないとの事で1回になったそうだ。
「行けば洗髪をしてもらったり工作をしたりするので気が紛れていいのにね」と兄嫁さんは言う。
「昔のことは良く覚えているけど、今のことが分からないのよね」と言う。
部屋で一日TVを見ている訳ではなく、タンスをあけて衣類を整理したりしていると言う。
老いがそんな風にきた義母を想像しながら、何とも言えない気持ちになる。
これから先兄夫婦の、とりわけ義姉さんの手にかかるのだろうなぁと思うと申し訳ない気持ちになる。
「でも食事は何の問題もないし、歩けるしおトイレも行けるしね、まだまだ有難いんよ」と言う義姉さんに、
労いの言葉をかけるが、同じ嫁として実際携わっていない私のどんな言葉が一番適切なんだろうかと思う。
「すみませんがどうかよろしくお願いします」電話をきった後、こちらの生活に一変するのが悪いような。
いつかの電話の時に言っていた。
「デーサービスに行っている時間が、ほっと安らぐ唯一の自分の時間よ」これには言葉がない。
分かる、ご近所の奥様もそして絵の先生をしておられる方も、ご自分の母親だけれど同じ事を言われる。
決してお世話がどうとか、母親との仲が云々ではない、介護されている方ならみんな同じ思いだと思う。
母からも電話があった、元気そうな声で。
「ありがとう、気をつかわせるねと思うけど、忘れずお供えしてくれるの嬉しいよ~」 28日記
反対車線は長い渋滞で車は動かなかったと言うのに。
フルーツ・フラワーパークの入り口を抜けて、北側の駐車場から入るホテルフルーツ・フラワー。
園内一周のチューチュートレインは本日の業務終了。
事前にこちらのサイトを覗いても花のない季節、前回は6月のはじめで紫陽花や花がいっぱいの景色と大違い。
ホテルのロビーにはせめてもとチューリップの寄せ植えがアートスタンドの灯りに照らされ迎えてくれた。
奇しくも前回と同じ部屋だった。 前回は夫の退院祝い、今回は慰労? 夫はブログで麻雀大会と書いていたけれど。
くつろぐ間もなく「夕日が沈むよ~」とカメラを向ける私を置いて、夫はさっさと温泉に行った。
食事の後の麻雀大会へ向けて行動する夫の気分は、もう麻雀。
男性は社長を含め8名、女性は社長夫人、奈良の婦人私の3名で計11名の賑やかな夕食だった。
時折「ホーホケキョ」うぐいすのさえずりが聞こえて来て、山あいならではの風情である。
うぐいすなんて・・雑多な都会を離れたんだと言う実感と、家事から離れた嬉しさは誠に心地いい。
夕食の後、奈良のご夫婦と私を除く8名で恒例の麻雀大会となった。
午前両方の実家へお彼岸のお供えのお菓子を送る為デパートへ行った時、美味しそうなアップルパイを買った。
写真や絵等見たい本何冊か持って来て、パイを食べながら一人至福の時を過ごそうと思って。
ラウンジでカラオケが出来るという事で、奈良のご夫婦に誘われた。 (本当は読書・・)なんだけど・・。
と言いつつもカラオケ好きなお二人の為、事前にホテルに電話で確認していたんだけど私。
一人温泉に入って色んな湯をあっちこっち楽しんでいたら、1時間近く入っていてお待たせしてしまった。
「命のみず」をお世話下さり、泊りにも行ったことがあり、会社の得意先で子供の小さい頃から、
会社恒例の年末のクリスマス会では必ずお会いしていて、以来ずっと変わらずおつきあいをいただいている。
カラオケには週に1,2度はご夫婦で行っておられるのでステージで歌いなれていて、とても仲が良い。
私のカラオケは1年前の還暦旅行以来、団体さんの部屋から歌声は聞こえていたが素敵なラウンジは3人の貸切。
たかが私の歌で一曲200円よはね(え~・・)それに3人なので、すぐに順番が回って来る。
ご夫妻は「忙しいなぁ」と言いながら嬉しそうである。
私には滅多とない時間なので、「次は何でしょう」等と言いながら3人の曲名を次々と書いた。
ご主人は特に上手、奥さまが歌い始めるとしっかり入り込んで時々謡い遅れるとテンポをとりながら、
一緒に歌ってあげたり、歌いやすいようにと手拍子をされたり、歌のアドバイスをされていたりする。
「ちょっと雰囲気が違うから歌いにくいわ」と言う奥さまに「いつものカラオケと違うからな、違う違う」
奥さまへの一生懸命さの姿に心うたれた。 単なるお二人でないだけに。
奥さまが何年も前体調を崩され神経症を患ったとき、一生懸命に手を尽くされていたご主人さま。
「命のみず」に出合われたのもそんな時期で、年月をかけたご主人の思いが通じ奥さまは見事に回復された。
5、6種類飲んでいた病院の薬は利かなかったようだが、飲まなくても良くなったほど。
「命のみず」のお陰と言われ、以来色々な方に勧めておられが目の前の体験談には説得力がある。
今は全く以前の面影はなくお元気な奥さま、歌うときには一生懸命にリードされているご主人さまの姿。
そんなご主人の姿を見ていると、ご苦労を知っているだけに涙が込み上げてきた。
(これが夫婦・・本当に相思相愛の夫婦の姿なんや・・)
妻がどうあろうとその全てを受け入れ尽くされる、そんな夫の思いをすっぽり受け入れ答えられる妻・・ご夫婦。
私なんか36年経っても全てをすっぽりと受け入れられている訳でもなく、ここが嫌いやわ等まだまだ口に出したり、
正直惰性でいる妻の部分がある。 夫にしても私に対しては然りだろうからお互い?
そのうち麻雀からみんな来るだろうと言いながら何曲も歌い1時間半ほどで10時半にお開き。
若い30位のおとなしい感じのマスター、ずっと一番一番歌い終わると拍手、最後まで何曲も丁寧に拍手をしてくれた。
仕事とは言え人柄を感じさせる接客で、「演歌ばかりやのに、丁寧にありがとう」とお礼を言ってラウンジを出た。
お二人はお疲れであろう即行寝られたに違いない、パイを食べる時間でもないので写真集を広げながら過ごした。
真っ暗で静かな闇の中に、月が気持ちよく横たわっている。 ほんと色んな場所へ出るといろんな事柄を見せられ、
思いがけなくも気づかされたり、自分をみつめる機会が与えられるような気がする。
もしかしたら今回このご夫婦と過ごした事は、夫婦とは・・そんな姿を見せて頂く為の宿泊だったのだろうか。
1時頃夫は部屋へ戻ってきた。 「誰が優勝?」夫だったそうだ。
麻雀に勝つこんな夫は好きなんだけど、ムードなどなくあっと言う間にお酒が加わった轟音を響かせ爆睡。
5時半はまだ暗かったが、家を離れるとゆっくりしたくも寝るのがもったいなくて着替えて外に出た。
まだフロントやロビーに人はなく、起きている人さえいない。
東の空が見える場所に出向いた。 昨日から黄沙で空がもやっとしている。
太陽が上がりかけけきて急いで夫に電話、「早く早く~。 それとかなり寒いから暖かくして来てね~」
あっと言う間、夫が来た時は上にあがっていたが気持ちのいいものだ。
前もそうだった早朝の散歩、と言ってもチューリップのつぼみは硬く・・でもでも嬉しい配慮が!
温室の「チューリップスポット」写真を撮るように、ベンチが置いてあって、反対側には三脚まで置いてあって、
どうぞと言わんばかり、誰もいないので撮り放題だしタイマーでパシャ!
隣の花の販売をしている温室に行くには時間が早すぎて残念、花を買って帰ろうと思っていたのにね。
花と言えば、今はパンジーやビオラ。 その中の植えられているチューリップの開花はまだまだ。
園内を歩くと、建物がオランダの国立美術館模している建物とあって何処から撮ってもいい雰囲気が楽しめる。
アーチの向こうがフルーツフラワーパークの表玄関で、アーチをくぐるとこんな風景。
陽もさしてきて、おなかもすいてきたし園内散歩終わり。 「温泉に入ってこ!」
宿泊のホテル。
温泉から出て8時、バイキング。 家族連れも多いが、シニアの男女のお友達グループが結構多い。
私の老後には、きっとこんな場面はないだろう、あるとすればHNで呼び合うブログのお友達かも知れないなぁ。
10時半現地解散。 後どこへ行こうかと言いつつ計画していなかったので三田牛「肉のマルセ」でお肉を調達。
三田へ来ると帰りに寄る公園で休憩、娘たちは横浜だし家に帰ってもと言いながらもったいないけれど家路に。
娘達共々天候に恵まれた休日だった。 一日違いで土、日なら雨や黄沙で大変なことになっていただろう。
夜中12時前、長女夫婦や夫が新大阪へ迎えに行き、元気一杯笑顔一杯で楽しんできたようだ。
かんた爆睡、興奮気味のなつめを含め遅くまでビデオや写真を見ながら旅行話に花が咲いた。
お互いにラッキーなお天気、格別ないい休日が過ごせたようである。 23日記