Lo-Fi-Fnk - Last Summer

洋楽レビュー/感想
ローファイでドリーミーなダンス/シンセポップ。


◆Lo-Fi-Fnk - Last Summer
1曲目がプロローグ的な曲で、2曲目がOwl City的なシンセポップなんで、
不安に駆られましたがw
3曲目以降は素晴らしい曲が目白押しで、良かったー！

どこかノスタルジックでドリーミーな雰囲気に、
洗練されたミニマルなリズムとキメ細かいアレンジと、
圧倒的な存在感を持つ印象的なメロディのリフレインが重なり、
聴いてて夢見心地になり実に気持ち良い！
曲のバリエーションも豊富でアレンジも多彩なんですが、
ほとんどの曲がダンス音楽でもあり歌物でもありドリームポップでもあるという
絶妙なバランス感を保っていて、
現代でしか出せない音も使いながら、
80年代のニューウェイヴ/ディスコっぽい感じにしてる
名前通りの絶妙なローファイ具合も素晴らしく、
どこか懐かしい感じで切ない雰囲気もありながら、
都会的に洗練されてる感じもありますし、
アレンジは勿論の事、音一つ一つが実に凝っていて、
単純のように聞こえて実に練られている作品で、
すぐ飽きそうに聞こえて何回も聴きたくなる不思議な中毒性がある。


ただの80'sリバイバルやチルウェイヴと言われる事が無いだけの個性もありますし、
アレンジが実に多彩でフックとセンスに溢れていて実に面白く、
Memory Tapesの新作をダンスっぽくした感じとも言えますし、
ニューウェイヴ好きやダンス/ディスコソング好きや、
チルウェイヴやシンセポップやドリームポップ好きにはお勧めですよー！



PS
前述のようにアレンジなどが凝ってるので、
一回聴いてイマイチと思った方はヘッドホンでじっくり聞いたら印象変わるかも…