ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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現代のHR/HM界で本当に凄いテクニックを持っているギタリスト

2012-03-10 23:01:21 | ○○の時に合うと思う洋楽/洋楽企画
※ギター弾かない人には分からない内容かも…

よく速いギターソロ見て「テクニカル」とか「凄い」と言われる人が居ますが、
実際は最近においては普通レベルだったりする事が多くあります。
昔に比べて技術の進歩は目まぐるしく、
自分含めて周りにも何人か居ますし、
You tubeやニコニコ見れば分かるように、
素人でもMr BigやSteve VaiやImpellitteriを弾くような人がざらに居ます。
そういうある程度弾けるレベルになると、
一日練習すれば、ほとんどのものが弾けるようになりますし
今の時代は速く正確に弾くという事が出来るギタリストは山ほど居て、
スキッピング含んだ速いプレイやスウィープを含んだプレイ、
Van Halen的な指一本しか使わないタッピング(ライトハンド奏法)も
それほど難しくないプレイ(出来て当たり前)になってる現代において、
多くのギターヒーローを生み出してきたハードロック/へヴィメタル界で、
現在最高峰のテクニックを持ってる人…
…そう簡単にコピー出来ないような、
本当の意味でテクニカルで凄いギタリストは誰なんでしょう。

と言う事で、
ジャズやフュージョンにアコースティックまで入れると多くなりすぎるので、
ハードロック/へヴィメタル界に絞って、
本当の意味で凄いテクニックを持っているギタリストを、
日本でも有名なギタリストを挙げつつ、
具体的に解説含めて書いていきます。


まず日本での人気が特に高い、
Mr Bigの「Paul Gilbert」。
速く弾く事においては他にも多くの著名な人が居ますが、
その中でもピッキングテクニックという事に関してはトップクラスと言っても過言では無く、
ほとんどの人がライブにおいては、ごまかしというかアドリブ入れたりして、
CD通りには弾かないものですが、
彼はライブ見れば分かるように、CDと寸分違わず弾く完璧主義者ぶりで、
どんなに難しいフィンガリングのフレーズでも、
正確無比なピッキングで弾き倒しますし、
細かい基本的なピッキングテクニックも完璧です。
でも上記した様に今の世の中速弾き出来る人は多く居ますし、
他のプレイにおいては未知数で革新性や個性にも欠けるだけに、
テクニカルなのはテク二カルだけど、さらに凄い人が居るのも事実かなと。
次は世界的にトップクラスの人気があるギタリストの、
ギターの魔術師とも言われている奇才「Steve Vai」。
ギターで猫や豚などの動物の鳴き声から、人間の会話やサイレンの音などの、
ギターで出してると思えないSE的な音を出して表現して、
ピッキングにレガートにタッピングなどの技術も高いレベルであり、
音を「メジャースケール(ドレミファソラシド)+半音」の12音じゃなくて
半音の半音まで分けて、正確に音をコントロールしてるらしいですし、
(ライブでの耳の良さやトーンコントロールはマジぱない!)
ギターインストを新たな世界に押し上げた人であり、
存在感や影響力や個性やプレイなど含めて、
総合的に見れば歴史に名を残すであろう偉大なギタリストで、
パフォーマーとしても素晴らしく、個性もあって凄いのは間違いないですが、
今のギターキッズから見たら、You tubeにコピー動画が多くあるように、
技術的には手に届くレベルですし、
テクニカルな部類に入るのは間違いないですが、
現在最高峰のテクニックがあるかと言われれば、これまた微妙です。
他にも、
恐ろしいまでのタイム感があり、
スキッピング含む難しいタッピングから、
正確で速いピッキングからリズムの取り方など、
技術にプラスしてセンスに溢れていて、
上手さは元より巧さにも溢れている、
個人的にも大好きな「Nuno Bettencort」に、
世界最速と言われるくらい速くて正確なアタックの強いピッキングと、
面白いチキンピッキングをする「Chris Impellitteri」や
カントリーのスケールを使ったりと斬新な事もする、
ピッキングも上手いですがレガートプレイが特に秀でていて、
右手全てをタッピングで使えるAngraの「Kiko Loureiro」や、
芋虫のような太い指でありながら、
速くてタッピングも絡んだ難しいプレイから、
コントロールしにくいスピードの複雑なスウィープなんかもこなす、
様々なテクニックを組み合わせて華麗に駆使するSymphony Xの「Michael Romeo」や、
一部ではSteve Vai以上の変態と言われてる、
テクニックは勿論、発想も奇抜で変態で、
CD聞いてるだけだと、どう弾いてるか想像出来ないような音も出すし、
普通じゃ弾かないような面白フレーズを連発する「Mattias "IA" Eklundh」や、
右手でも左手でも演奏出来て、逆手でも弾けるので、
ネックがV字型に生えている通称ダブルアックスと呼ばれるギターで、
左右で同じフレーズをレガートで弾いたり、
インパクト抜群のX型に4本ギターが付いてるクワッドギターを使ったりする、
馬鹿みたいに凄いテクニックだけど、馬鹿みたいなテクニックでもあるという、
二つの意味でのバカテクの持ち主で、どちらかというと曲芸に近いような気もする、
世界最速ギタリストに認定されてるらしいMichael Angelo先生などなど、
多くの素晴らしいギタリストは居るものの、
かつてのEdward Van HalenやYngwie Malmsteenが与えたレベルの革新性は無いですし、
誰もがそう簡単にコピー出来ないような技術レベルかと言われればそうでもないんだよね…
(Angelo先生は真似は出来ないけど曲芸の部類なんで論外としますw)
アコギやジャズの世界では革新性がある面白いギタリストが出てきてるのに比べ(変態も多いけどw)、
HR/HM界ではSteve Vai以降は一般の音楽ファンも巻き込むくらいに騒がれる人は居なく、
ここ最近はテクニックの進化が止まった感もあるように、
細かい技術の進歩はあっても、新しい技術や技術開発はほとんど無かったように思えます。


そんな時、
二人のとんでもないレベルのギタリストが現れました。
上記に挙げた人を超えるテクニックと革新的な個性やセンスがある、
新たなギターヒーローになりえるスター性のあるギタリストが。


その一人はAnimals as Leadersの「Tosin Abasi」で、
日本人の手の大きさじゃ完璧に弾きこなす事が難しいであろう、
8弦ギターを完璧に使いこなし、
見ての通りピッキングにスウィープにタッピングと高いレベルですし、
センスと個性にも溢れていて、
一つ一つのフレーズが練りこまれてますし、リズム面も興味深いし、
全体的に洗練されていてスタイリッシュさも感じるという…


ベースの高速スラップ奏法的なプレイも取り入れたり、
左手でリズム刻んで右手でメロディ奏でたりと、
最新作ではテクニックのさらなる追求もしてるようですし、
この飽和状態のHR/HMギター界で新たな可能性を感じる数少ないギタリストで、
テクニカルという言葉のハードルを新たな次元にあげてしまった人だと思う。

追記:後日書いたTosin Abasiの特集記事


そして個人的にもう一人推したいのが、
PsyopusのChristopher Arp。


指を全部使うタッピングにスウィープにスライド絡めたプレイから
ピアノのように左右別々に難しくて速いタッピングのフレーズを弾け、
スライドを多用するスタイルも個性的で実に面白く、
CD聞いただけでは時々どう弾いてるか分からないくらいでw
誰にも似てない唯一無二のスタイルを持っていて、
技術的にも突き抜けてる凄いギタリストだと思います。
変態でもあるけどwww

あと、どういう活動してるよく分からないですし、
上記した二人に比べてしまうとスター性に欠けますし、
リズム感は乏しいので、次点扱いになりますが、
左右の指でハモったりする、タッピング技術に優れたFernando Miyataなんかも凄いですし、
メタルでなければ、
表情豊かな顔でツインネックのギターをラップでミュートして
タッピングを駆使してピアノのようにギターを弾くAdam Fulara先生や、
Dream Theaterの前座で来るらしいザンギエフみたいな容姿のAndy McKeeや、
ギターを叩いてパーカッションに使いながら、
天使がタップダンスしてるようと形容される、タッピングハーモニクスを上手く使って、
特徴的でテクニカルでメロディアスなタッピングプレイをするErik Mongrainに、
クラシックギター界でトップクラスとも言われる技術の木村大さんとか、
挙げていけば他にも何人か居ますが、
HR/HM界に限って言うなら、
この二人が現時点では突き抜けたテクニックと共に、
突き抜けた革新的な個性を持っていて、
万人が見て納得出来る分かりやすさもある、
本当の意味でのテクニカルで興味深くて凄いギタリストかなと。
もっと注目されるといいな~。

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4 コメント

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annihilatorの (通りすがりのannihilator信者)
2015-06-03 22:47:08
jeff watersはご存知ですか?
ロックンロールをやらせたらvanhalenしか対抗馬の無い、とんでもないリズム感とメロディーセンス、そして(ここで出たギタリストとは違う方向性の)テクニックの持ち主です。
返信する
コメント返信 (ミルクレゥプ)
2015-06-04 20:20:04
「SET THE WORLD ON FIRE」と「Remains」しか持ってないので、
詳しいとは言えませんが知ってますよー。
所謂「ジャスト」なタイミングのリズム&タイム感があり、
加入を誘われたこともある「Megadeth」に通じるインテレクチュアルさもありますし、
テクニカルで華麗でいて弾き過ぎないバランス感に優れたソロ弾く人で、
上手さと同時に「巧さ」を感じる良いギタリストですよね。
この記事の趣旨とは少し外れてますので紹介はしてませんが、
抜群のリズム&タイム感は脱帽物ですし、
普通の泣きのギターとは違う独特の哀愁を感じるメロディーセンスは唯一無二なんで、
自分も評価してる&好きなギタリストです。
彼みたいなリズム&タイム感に対抗出来るのは、
Rudolf Schenkerくらいしか知らないかも…
返信する
Unknown (Unknown)
2016-12-28 01:55:21
もしかしたらすでにご存知かもしれませんが日本人のしかも普通の大学生に凄い人がいますよ。ichikaという人です
正直エゲツないです、tosin abasiと同じかそれ以上の実力があると思います(実際なんのPRも無しにインスタでアバシにフォローされてる)
メロディセンスもさることながら、それを表現する為の技術…
特に右手のテクニックが凄いです、ピッキングからほぼノータイムでその手でタッピングしてます、人間業じゃないですよホント
今の所ichikaさんよりギターで「音数」が出せるテクニックを持ち合わせてる人がいるか僕は知らないです
返信する
コメントの返信 (ミルクレゥプ)
2016-12-30 18:24:41
自分はichikaさんの事は勉強不足で知らなかったのですが、
言われる通り確かに凄い!上手くて巧い!
現状ではAbasiのフォロワー(※音楽的な意味合い)とはいえ、
Tosin Abasiが上げてしまった「テクニカル」というハードルを見事に越えてますね…
技術的にどちらが上とかは現状では判断出来かねますが、
近いレベルなのは疑いの余地は無いので、
技術の更なる向上に加え、
Abasiのように新しいジャンルの音楽の確立と、
ギタリストとしての自分のスタイルを確立して欲しいですね。
情報ありがとうございました。
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