音楽レビュー/感想 2024
宇宙や深海のように壮大で先や底が見えない
シンプルでいてディープでダークでスリリングでミステリアスな
ミニマルテクノ/ダブテクノ/エレクトロニカ作品。
◆Monolake - Studio
今は「Robert Henke」のソロプロジェクト化している
「Monolake」の最新作で10作目となる作品なんですが、
職人的で知的で先鋭的で実験的で奇妙で難解で深遠で芸術的で
宇宙や深海のように壮大で先や底が見えない感じがあり、
シンプルでいてディープでダークでスリリングでミステリアスで
これはとんでもない作品ですよ…!
基本的に多くのテクノ音楽は
ビートが四つ打ちで一定の事が多いのですが、
今作はビート(リズム)が一定では無い曲が多くあるように、
ミニマルな反復の中にスリリングないろんな音を加えたり挟んだりしつつ
ビートで違和感を出している部分が多く聞かれるので、
それによって深さがスパイラル的に増していきますし、
同郷の「Kraftwerk」辺りをダブテクノで解釈したような曲である
「Global Transport」「Red Alphonso」、
「Blanck Mass」辺りに近い雰囲気がある「Intermezzo」、
インダストリアル色強めの「Stasis Field」などなど、
「Robert Henke」流にいろんなテクノを解釈した感じもあるように、
ここまでのベテランでありながら
新しい要素も多く入っているので、
聞いていて新鮮さがあるし興味深い内容なんだよね…
それでいて↑の「Cute Little Aliens」や「Thru Stalactites」みたいに、
ダブテクノ的なビートと無機質で機械的な音の反復…
…ハードウェアシンセやDTMソフトやサンプリング素材の音等の反復に、
アンビエント要素が混じった感じ強めの、
初期の「Monolake」を凝縮して進化させたような曲もありますし、
2000年代後半以降のIDM要素強めな感じや
実験的でアート的な要素もあるのですが、
ここ10年くらいの作品みたいな難解さが無いというか、
実験的ではあるものの洗練されていて聞き易いですし、
(※普段からこの手の音楽聞かない方からしたら難解極まりないでしょうがw)
空間の使い方や無音の使い方が優れているというか
反復や音の加減や選択がセンスに溢れていて絶妙で、
前述した通り全体的にビート(リズム)が良い意味で奇妙なのが
かなりの良いアクセントやフックになっていて、
洗練されているのに深遠さが半端ないですし、
どの音を軸に聞くかで表情が変わって聞こえるように、
いろんな聞き方が出来るのも特徴的で、
特に↓の2曲は今作のハイライトであると同時に、
ここ十年くらいの「Monolake」の集大成的な曲であり、
一回頭の中を覗きたくなるようなレベルの
才気に溢れた曲なんだよね…!
個人的には初期の名作群と比べても引けを取らないというか、
違った意味での名作だと思うし、
これまでの集大成感があるディープで凄い作品だと思う。凄作で名作!
宇宙や深海のように壮大で先や底が見えない
シンプルでいてディープでダークでスリリングでミステリアスな
ミニマルテクノ/ダブテクノ/エレクトロニカ作品。
◆Monolake - Studio
今は「Robert Henke」のソロプロジェクト化している
「Monolake」の最新作で10作目となる作品なんですが、
職人的で知的で先鋭的で実験的で奇妙で難解で深遠で芸術的で
宇宙や深海のように壮大で先や底が見えない感じがあり、
シンプルでいてディープでダークでスリリングでミステリアスで
これはとんでもない作品ですよ…!
基本的に多くのテクノ音楽は
ビートが四つ打ちで一定の事が多いのですが、
今作はビート(リズム)が一定では無い曲が多くあるように、
ミニマルな反復の中にスリリングないろんな音を加えたり挟んだりしつつ
ビートで違和感を出している部分が多く聞かれるので、
それによって深さがスパイラル的に増していきますし、
同郷の「Kraftwerk」辺りをダブテクノで解釈したような曲である
「Global Transport」「Red Alphonso」、
「Blanck Mass」辺りに近い雰囲気がある「Intermezzo」、
インダストリアル色強めの「Stasis Field」などなど、
「Robert Henke」流にいろんなテクノを解釈した感じもあるように、
ここまでのベテランでありながら
新しい要素も多く入っているので、
聞いていて新鮮さがあるし興味深い内容なんだよね…
それでいて↑の「Cute Little Aliens」や「Thru Stalactites」みたいに、
ダブテクノ的なビートと無機質で機械的な音の反復…
…ハードウェアシンセやDTMソフトやサンプリング素材の音等の反復に、
アンビエント要素が混じった感じ強めの、
初期の「Monolake」を凝縮して進化させたような曲もありますし、
2000年代後半以降のIDM要素強めな感じや
実験的でアート的な要素もあるのですが、
ここ10年くらいの作品みたいな難解さが無いというか、
実験的ではあるものの洗練されていて聞き易いですし、
(※普段からこの手の音楽聞かない方からしたら難解極まりないでしょうがw)
空間の使い方や無音の使い方が優れているというか
反復や音の加減や選択がセンスに溢れていて絶妙で、
前述した通り全体的にビート(リズム)が良い意味で奇妙なのが
かなりの良いアクセントやフックになっていて、
洗練されているのに深遠さが半端ないですし、
どの音を軸に聞くかで表情が変わって聞こえるように、
いろんな聞き方が出来るのも特徴的で、
特に↓の2曲は今作のハイライトであると同時に、
ここ十年くらいの「Monolake」の集大成的な曲であり、
一回頭の中を覗きたくなるようなレベルの
才気に溢れた曲なんだよね…!
個人的には初期の名作群と比べても引けを取らないというか、
違った意味での名作だと思うし、
これまでの集大成感があるディープで凄い作品だと思う。凄作で名作!