ゆりの木
12月15日 土曜日 晴れ 夕刻より雨
■ 公園にでかける。ゆりの木が天に向かって一直線にのびている。精悍な外観。50メートルも超える高さになるらしい。
■ ゆりの木の下。ベンチに人々が座っている。本を読んでいる人。もの思いにふけっている人。まどろんでいる人。みな自分の世界にひたっている。
■ なぜかそのうしろ姿は寂しさをただよわせている。それはみな初老の人たちだからか。わたしの心の目のせいか。
わたしたちの年になると、いくらもない未来のことを考えるといろいろな不安が心をおしつぶしそうになる。
■葉のすっかり落ちたゆりの木はこれから来る春に向かって葉や、花を咲かせる準備をしているのだろう。わたしたち老人もポジティブにかんがえることにしょう。
公園の鴨
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/67/bef62e88363882e8a2195db2d3e29f23.jpg)
公園でひっそり咲いていた花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ad/344a59b6c1524e6f15f814be81b3cd1c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/aa/a534d6c2a0e2d5760e05b124a478806d.jpg)
12月15日 土曜日 晴れ 夕刻より雨
■ 公園にでかける。ゆりの木が天に向かって一直線にのびている。精悍な外観。50メートルも超える高さになるらしい。
■ ゆりの木の下。ベンチに人々が座っている。本を読んでいる人。もの思いにふけっている人。まどろんでいる人。みな自分の世界にひたっている。
■ なぜかそのうしろ姿は寂しさをただよわせている。それはみな初老の人たちだからか。わたしの心の目のせいか。
わたしたちの年になると、いくらもない未来のことを考えるといろいろな不安が心をおしつぶしそうになる。
■葉のすっかり落ちたゆりの木はこれから来る春に向かって葉や、花を咲かせる準備をしているのだろう。わたしたち老人もポジティブにかんがえることにしょう。
公園の鴨
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公園でひっそり咲いていた花
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12月14日 金曜日 晴れ
■ 上京のため早起きした。外猫のチビがもうきていた。
■ 忙しさにかまけてチビに餌をやるのをわすれていた。気がついたら外は静か。ブラッキーが外に出たとき後を追っていってしまったらしい。
■ チビは餌もだけど、ブラッキーのところへきているのだと遅まきながらきがついた。わたしとしたことがすっかりブラッキーは雌猫だということを忘れていた。
■ ブラッキーは雌猫というよりどちらかというと雄猫とまちがえられる。毛づくろいもあまりしない。感情をあまりあらわさない。いつも凛として頭のいい猫だ。
■ ブラッキーもチビを嫌ってはいないようだ。
■ ブラッキーはわたしたちと共生するようになってから10年になる。チビは生まれて二年目くらいの雄だ。わあ、すごい、今流行の年の差交際だ。わたしが、ブラッキーは、彼がわかくていいね、と冷やかしてもニャンとも応えはもどってこない。襖の影で亭主のせきばらいが聞こえてきた。
■ わたしが留守なのがわかってかチビは一度も今日こなかったらしい。
■ こないとまた心配になる。猫好きとは因果なものだ。
ブラッキー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c5/79ce7803a6cd5c4f9f294c084f8ed3f6.jpg)
チビ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/b7/33e01849d08c546a4cb31687989e3f49.jpg)
■ 上京のため早起きした。外猫のチビがもうきていた。
■ 忙しさにかまけてチビに餌をやるのをわすれていた。気がついたら外は静か。ブラッキーが外に出たとき後を追っていってしまったらしい。
■ チビは餌もだけど、ブラッキーのところへきているのだと遅まきながらきがついた。わたしとしたことがすっかりブラッキーは雌猫だということを忘れていた。
■ ブラッキーは雌猫というよりどちらかというと雄猫とまちがえられる。毛づくろいもあまりしない。感情をあまりあらわさない。いつも凛として頭のいい猫だ。
■ ブラッキーもチビを嫌ってはいないようだ。
■ ブラッキーはわたしたちと共生するようになってから10年になる。チビは生まれて二年目くらいの雄だ。わあ、すごい、今流行の年の差交際だ。わたしが、ブラッキーは、彼がわかくていいね、と冷やかしてもニャンとも応えはもどってこない。襖の影で亭主のせきばらいが聞こえてきた。
■ わたしが留守なのがわかってかチビは一度も今日こなかったらしい。
■ こないとまた心配になる。猫好きとは因果なものだ。
ブラッキー
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チビ
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11月13日 木曜日 雨 曇り
■ 声を出そうとおもっても声がでない。実は大きな悲鳴をあげていたらしい。亭主に「夢だよ」とおこされる。
■ 日光丁字の滝へ行ったとき、野猿の群れに遭遇した怖かった記憶がまだわたしのなかに尾をひいていたのかもしれない。
ブラッキーが亭主のあとをつけて歩きまわっているヒタヒタという足音が猿の足音とかさなり、夢をみたのかもしれない。大人が恥ずかしい。亭主に言わせるとわたしは大人になれないらしいが。
■ 外は、大気が灰色によどみ昨夜から雨が降っている。亭主は風邪ぎみなのでひとり電車にのってU市まで出かける。
■ リホームの店「ビック・ママ」へ。黒のオーバーの肩パットを今風に小さくしてもらった。この数年というもの、パットが厚めで大きすぎていかり肩に見えてしまうので、袖をとおしていなかった。今年は、これで暖かなオーバーがきられる。お気に入りのオーバーの復活だ。
■ひとり車窓の景色をぼんやりながめる。雨にあらわれ冬枯れた樹木の繊枝がきれいだ。細く天に向って枝をひろげている。大地も雨の恵みをうけやわらかにけぶったように見える。
車窓から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/65/9f9594ca40a0df633656eb8ae24014fc.jpg)
■ 声を出そうとおもっても声がでない。実は大きな悲鳴をあげていたらしい。亭主に「夢だよ」とおこされる。
■ 日光丁字の滝へ行ったとき、野猿の群れに遭遇した怖かった記憶がまだわたしのなかに尾をひいていたのかもしれない。
ブラッキーが亭主のあとをつけて歩きまわっているヒタヒタという足音が猿の足音とかさなり、夢をみたのかもしれない。大人が恥ずかしい。亭主に言わせるとわたしは大人になれないらしいが。
■ 外は、大気が灰色によどみ昨夜から雨が降っている。亭主は風邪ぎみなのでひとり電車にのってU市まで出かける。
■ リホームの店「ビック・ママ」へ。黒のオーバーの肩パットを今風に小さくしてもらった。この数年というもの、パットが厚めで大きすぎていかり肩に見えてしまうので、袖をとおしていなかった。今年は、これで暖かなオーバーがきられる。お気に入りのオーバーの復活だ。
■ひとり車窓の景色をぼんやりながめる。雨にあらわれ冬枯れた樹木の繊枝がきれいだ。細く天に向って枝をひろげている。大地も雨の恵みをうけやわらかにけぶったように見える。
車窓から
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12月11日 火曜日 曇り
■ 公園を散歩した。銀杏の葉はほとんどおちていた。
■ 今朝きいたジャズピアニストケニー・ドリュー・Jrのイヴニング・イン・ザ・パークの曲をおもいだした。
■ 恋人がベンチに座って彼をまっている。曲が軽快になる。彼が来て二人肩をならべ黄色い落ち葉の道を散策する。そんな光景が浮かんでくる曲だ。
■ わたしたち老夫婦はベンチにかけ、若かりし日の思い出に浸る。
■これでは様にならないようなきがする。心はいつも青春。明日に向かって生きるわたしたちにとって年はない。道の端に吹き寄せられた落葉を見ながら、すでに心は春を
おもっている。若葉のころまたこの公園に来て楽しいときをすごしたいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4c/0919e0a99ab4d22c2227450961f6b862.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/b0/9d135ce4b60f5de921592443df17c9ff.jpg)
12月10日 月曜日 晴れ
■ 目覚ましを止めて寝てしまったらしい。亭主とブラッキーに起こされる。
■ コーヒーミルに「コスタリカ」の豆をいれる。力をいれハンドルを回すと豆が砕ける。芳香がキッチンいっぱいに広がる。
■ また一日が始まる。
■ ジャズ、ケニー・ドリューの「パッショナーター」がながれている。
この曲はケニー・ドリューが亡くなり未完の楽譜がピアノの上に残されていたのを、息子のケニー・ドリュー・ジュニアが残りの部分を完成させた。
その演奏を収録したアルバムが、父へ捧げた「パッショナータ」である。
■ クラッシックピアノのような爽やかなこの曲が好きだ。
■ コーヒーを飲みながら、「文学」「ジャズ」の話をする。
■ こんななんでもない時間が幸せなのかもしれない。目頭が熱くなる。亭主もわたしも若くない。
■ ときどきこの幸せが壊れたらとこわくなる。いつまでも亭主に元気でいてもらいたい。
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12月9日 日曜日 晴れ
■外猫のチビが頻繁にくるようになった。ご近所で飼われている猫のはずなのに。日に六回も食事に来る。それはかまわないのだが。飼い主のかたが家でエサを食べないので怪訝に思っているのではないか。それが心配だ。
■「チビ、ブラッキーちやんの家ではね、キミを飼ってはあげられないの。家に帰りなさい。そしてときどき遊びに来てよ」
■わかったのだろうか? きょうは二回しかこなかった。わたしのいうことをチビが理解したようだ。
■猫アレルギーの孫がいる。ブラッキーで最後の飼い猫となる。そうおもうとなおさら猫がいじらしい。
■「おれが必死で小説を書き収入が増えれば、猫だけの部屋を増築できる」
亭主はあいかわらず夢のようなことをいっている。夢のようなことだが、そのこころ意気がうれしいニャン。
cs,b
12月8日 土曜日 晴れ
■ 暖かな一日でした。
■ 亭主とわたしの共通の友人であるOさんご夫妻を二人でたずねました。
■ 植木屋さんが庭木の手入れをしていました。
■ 庭には立派な金木犀の木があり、花の咲くころは部屋に香りが充満して素敵だろうなぁ。
■ Oさんとは五十年来の友人。お互い忙しくなかなか会う暇がありません。
■ ご夫妻とも仕事をはなれ今は随筆を書かれたり、旅をしたりして楽しんでいるようです。
■ 文学の話や、友人たちの話であっという間に時間がたってしまいました。
■ 二十年間ぐらい疎遠になっていた時間がよみがえり、いっぱい詰まった思いで話の花が咲きました。楽しいときが過ぎ、帰りは車でおくつてもらいました。
■ 楽しい時間をすごしてきました。
■ 戻ってくると外猫のチビが飛んできました。
■ ブラッキーは植木鉢のかげで小さくなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/10/aada296527b24b565f629fe7fd74081b.jpg)
■ 暖かな一日でした。
■ 亭主とわたしの共通の友人であるOさんご夫妻を二人でたずねました。
■ 植木屋さんが庭木の手入れをしていました。
■ 庭には立派な金木犀の木があり、花の咲くころは部屋に香りが充満して素敵だろうなぁ。
■ Oさんとは五十年来の友人。お互い忙しくなかなか会う暇がありません。
■ ご夫妻とも仕事をはなれ今は随筆を書かれたり、旅をしたりして楽しんでいるようです。
■ 文学の話や、友人たちの話であっという間に時間がたってしまいました。
■ 二十年間ぐらい疎遠になっていた時間がよみがえり、いっぱい詰まった思いで話の花が咲きました。楽しいときが過ぎ、帰りは車でおくつてもらいました。
■ 楽しい時間をすごしてきました。
■ 戻ってくると外猫のチビが飛んできました。
■ ブラッキーは植木鉢のかげで小さくなっています。
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12月7日 金曜日
■ 棒ほど願って針ほどかなう、ということわざがある。
■ 一年書きつづけたと思いさきほどブログのタイトルを「満一歳のブログ」としてしまいました。
■ わたしの願望のあらわれですよね。
■ 亭主と二人で大笑い、ここに訂正します。
■ 「生後一ヶ月のブログ」です。
■ ますますご愛読のほどおねがいします。
■ 棒ほど願って針ほどかなう、ということわざがある。
■ 一年書きつづけたと思いさきほどブログのタイトルを「満一歳のブログ」としてしまいました。
■ わたしの願望のあらわれですよね。
■ 亭主と二人で大笑い、ここに訂正します。
■ 「生後一ヶ月のブログ」です。
■ ますますご愛読のほどおねがいします。
12月7日 金曜日 晴れ
■ 「継続は力なり」ブログを始めて一ヶ月。そのあいだ二回休んだ。
■ よく毎日書けたと自分をほめています。
■ 亭主ならここでお酒を一杯というところでしょうが。
■ これからもできるだけ休まず書いていきたいとおもっています。
■ 今日は書くことがない……。
■ でも休みたくはない……。
■ それでパソコンに向かう。向かうと自然に書けてくるから不思議です。
■ 猫と亭主に励まされてこれからも頑張ります。
■ 「継続は力なり」ブログを始めて一ヶ月。そのあいだ二回休んだ。
■ よく毎日書けたと自分をほめています。
■ 亭主ならここでお酒を一杯というところでしょうが。
■ これからもできるだけ休まず書いていきたいとおもっています。
■ 今日は書くことがない……。
■ でも休みたくはない……。
■ それでパソコンに向かう。向かうと自然に書けてくるから不思議です。
■ 猫と亭主に励まされてこれからも頑張ります。
■お客猫のチビが毎日やってくるようになった。三度さんどやってくる。エサをあたえさえすれば、まだなんどでもくるだろう。玄関前に置いたエサ皿から堂々とたべまくる。
■わが家のブラッキーちゃんは遠慮して裏口からはいってくるしまつだ。ひかえめな声で鳴き声を上げる。はにかみ猫だ。
■この田舎町の冬は厳しい。ブラッキーを飼い猫として家に迎え入れたのもこうした冬の季節だった。まだ仔猫だった。ミュの食べた空き缶が裏の流しにおいてあった。臭いだけなのに、カタカタと音をたてて小さな舌でなめていた。哀れをもよおし家で飼うことにしたのだった。
■チビは飼い猫のはずだ。どうなっているのだろうか。エサがもらえなくなってしまったのだろうか。猫はいつもミステリアスだ。
ブラッキー
チビ
■わが家のブラッキーちゃんは遠慮して裏口からはいってくるしまつだ。ひかえめな声で鳴き声を上げる。はにかみ猫だ。
■この田舎町の冬は厳しい。ブラッキーを飼い猫として家に迎え入れたのもこうした冬の季節だった。まだ仔猫だった。ミュの食べた空き缶が裏の流しにおいてあった。臭いだけなのに、カタカタと音をたてて小さな舌でなめていた。哀れをもよおし家で飼うことにしたのだった。
■チビは飼い猫のはずだ。どうなっているのだろうか。エサがもらえなくなってしまったのだろうか。猫はいつもミステリアスだ。
ブラッキー
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