しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

コクマザサ ( 小隈笹 ) 、 クマザサ ( 隈笹 )

2019-02-09 |  1月 の花たち

                                                  ↑ 2018/12/21 撮影…コクマザサ

2019/02/16 撮影…クマザサ

[ イネ科ササ属の常緑ササ類  ]

コクマザサ (小隈笹)

コクマザサというのは、植物分類学上の名称ではなく、
園芸界では冬に縁が枯れて白くなる矮性品をいい、
流通している品種のコチクなど10種ばかりの総称です。
環境適応性が高く、用途が広い品種です。
クマザサより葉が小さく、縁の隈取りがはっきりしません。
高さは、20~40cm。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
草丈を低く作り、
主に下草や根締め、鉢植えや盆景などに利用されます。
名は、クマザサより小さく、冬になると葉の縁が白く枯れることから
付いたそうです。
別名 : ヒメシノ(姫篠) 

 クマザサ (隈笹)   
京都盆地周辺の原産で群生します。
各地で観賞用に栽培され、しばしば野生化しています。
高さは、40~100cm。
地下茎は細長く横に這い、先が直立して棹になります。
棹は細長く中空の円筒形で強靭、上部はまばらに分枝し、
各節から枝を出し、下部の節には粗い毛の密生する皮が残ります。
葉は、短い柄を持ち、枝先に4~7枚ならび、長楕円形で長さ13~24㎝、幅4~7㎝、
先は細くなって尖り、革質で薄く滑らか、互生します。
表面は深緑色で裏面は白色を帯び、無毛です。
冬には縁が枯れて白変します。
夏にまれに円錐花序をつけ、紫緑色の花を開花します。
花柱は3個、雄しべは6個す。
果実は、穎果(えいか)で長楕円形です。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
庭園の下草に植栽され、
葉は薬効があり、乾燥した葉を煎じて茶に、
また料理・菓子などに用います。
名は、冬に葉の縁が枯れて白く隈取ることから付いたそうです。
別名 : ヤキバザサ(焼刃笹)・ヘリトリザサ(縁取笹)

以前、クマザサやオカメザサを露地植えにしていましたが、
根が四方に伸びすぎるので、鉢に取りました。
コクマザサも鉢植えにしました。
コクマザサを草ものの寄せ植えに用いてみたいので、
早く密生してくれるといいと思っています。

  2018/12/21 撮影…コクマザサ
 

2019/02/16 撮影…クマザサ

 


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ハボタンとビオラ、その他の花…「1月」

2019-02-02 |  1月 の花たち

                          2019/01/20日 撮影

毎年お正月を迎えるのに、
鉢に植えるハボタンとビオラを、
娘と孫が年末に用意します。
今回は、ビオラの可愛い名前にひかれて求めたそうです。
いちごパフェ・プリティガール・ラビッランド・アリスのスキップなど
みもとオリジナル品種の可愛い名前です。
しかし、寒さで縮こまっているからでしょうか ?
花の色が今年は少し寂しいように思います。
それに、マーガレット・アネモネ・ストック・ワスレグサなどの
春らしい花も加わりました。

とりどりの花                              2019/01/20 撮影

…マーガレット

…アネモネ

…ストック…ワスレナグサ

 

 


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これ氷筍 ( ひょうじゅん ) ?

2017-01-15 |  1月 の花たち

                                  2017/01/15 撮影

 〃

庭の水道の蛇口の下に氷筍(?)が出来ているのを初めて見ました。
陽が射してもう溶け始めていましたが、
上部と下部が透き通り、輝いていました。
気付いたのが10時半頃でしたので、
もっと早く、
出来上がってすぐの状態の氷筍を見て見たいと思いました。
立氷(たちひ)ともいいます。

 

 


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寒牡丹の蕾~花 ・・・・・2014年初冬~2015年春

2015-04-12 |  1月 の花たち
                        2014/11/14 撮影…春日山の折れた蕾

2014/011/23 撮影…同じ株の別の蕾
2015/03/04 撮影…春日山の動き始めた蕾


[ ボタン科ボタン属の落葉低木、中国原産 ]

寒牡丹は、二季咲き性で、
春から初夏と晩秋から冬にやや小型の花を付けますが、
晩秋から冬に開く花の方を寒牡丹として観賞します。

冬に良い花を咲かせるために、
春の花芽を摘み取りました。
9月の中頃に葉を取り払ったった時、
小さな芽が幾つか付いていました。
11月になると、
葉芽と花芽がはっきり区別できるようになり、
葉芽はまだかたく
花芽はふっくらとし、
特に淡紅色の花を咲かせる春日山には立派な蕾が付いていました。
根元に藁を敷いて楽しみにしていたところ、
とても残念なことに蕾が折れてしまっていました(11月19日)。
蕾を折ったのは、どうやら敷き藁にいた猫らしい…。
他の花芽に期待したのですが、
寒の内に膨らむ様子はなく、
堅いまま春を迎え、
暖かくなってようやく動き始めました。
春牡丹の咲く時期になって、
雪重・春日山・新潟明石潟などの寒牡丹が
びっくりするような大きな花を付けました。

雪重(ゆきがさね)…白の千重咲きの中輪
- 冬 -  
2014/11/09 撮影
2014/11/10 撮影

2014/11/11 撮影
2014/11/14 撮影
2014/11/23 撮影
2014/11/27 撮影
2015/01/19 撮影
- 春 -
2015/03/04 撮影
2015/03/09 撮影
2015/03/21 撮影
2015/03/29 撮影
2015/04/02 撮影
2015/04/04 撮影
2015/04/09 撮影
2015/04/16 撮影
2015/04/18 撮影
2015/04/22 撮影

2015/04/24 撮影…朝
〃…夕

2015/04/25 撮影…朝
〃…午後

2015/04/26 撮影

2015/04/27 撮影

2015/04/28 撮影

2015/04/29 撮影…朝
〃…午後

2015/04/30 撮影


春日山(かすがやま)…淡紅
- 冬 -
2014/11/09 撮影
2014/11/10 撮影

2014/11/11 撮影
2014/11/14 撮影
2014/011/23 撮影…折れた蕾のあと
2014/011/23 撮影…同じ株の別の蕾
2014/11/27 撮影
2015/01/19 撮影
- 春 -
2015/03/04 撮影
2015/03/09 撮影
2015/03/20 撮影
2015/03/21 撮影
2015/03/29 撮影
2015/04/02 撮影
2015/04/04 撮影
2015/04/09 撮影
2015/04/16 撮影

2015/04/18 撮影

2015/04/20 撮影

2015/04/22 撮影…(A)の花

2015/04/24 撮影…(B)の花



新潟明石潟(にいがたあかしがた)…白に内側の花弁が淡い赤紫色で少し波打つ大輪。
- 冬 -
2014/11/09 撮影
2014/11/10 撮影

2014/11/11 撮影
2014/11/14 撮影
2014/011/23 撮影
2014/11/27 撮影
2015/01/19 撮影
- 春 -
2015/03/04 撮影
2015/03/09 撮影
2015/03/21 撮影
2015/03/29 撮影
2015/04/02 撮影
2015/04/04 撮影
2015/04/09 撮影
2015/04/16 撮影
2015/04/18 撮影
2015/04/22 撮影
2015/04/24 撮影

2015/04/25 撮影…朝
〃…午後

2015/04/26 撮影

2015/04/27 撮影

2015/04/28 撮影

2015/04/29 撮影…朝
〃…午後

2015/04/30 撮影




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ビオラ・ツタンカーメン

2015-01-04 |  1月 の花たち

                             ↑ 2015/01/04 撮影
                             
〃…新年の寒さの中、一輪咲いていました。花柄を摘んでさっぱりしたところです。

[ スミレ科スミレ属の宿根草 、コルシカ島(フランス)・サルデーニャ島(イタリア)原産 ]

手持ち図鑑でしらべましたが載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。

ビオラ・ツタンカーメン(和名)は、

流通しているビオラ(品種改良種)の原種ということです。
草丈は、約20cm。
花期は、秋~初夏。
花は、径は約4㎝、 花色は明るい紫です。
花は、秋から咲き始め、
冬の寒さにも強く、
春に満開となり、
その後ぽつぽつと咲き継ぎ、
一年中楽しめるということです。
丈夫で育てやすく、
伸びた茎を切り戻して肥料(固形)を施すと
再び花が咲き、楽しめます。
名は、スミレのラテン語名がビオラで、
コルシカ島に自生するスミレと言うことから付いたとのことです。
園芸では、パンジーより小型の菫を指してビオラと呼ぶことが多いそうです。
別名 ; ビオラ・コルシカ、コルシカバイオレット、 コルシカンパンジー 

昨年の11月下旬に求めました。

2015/03/19 撮影
2015/03/22 撮影
2015/04/12 撮影


< 2014 年 >
2014/11/23 撮影
〃 ・
〃 ・

2014/11/27 撮影


2015/01/04 撮影




2015/01/03 撮影 


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スイセン ( 水仙 )

2011-01-23 |  1月 の花たち

                                                                 ↑  2011/02/01 撮影

2011/01/26 撮影…八重咲き

[ ヒガンバナ科スイセン属の多年草、地中海沿岸原産 ]

古い時代に地中海沿岸地域から中国を経て渡来したと言われています。
本州関東地方以西~九州にかけて、暖地の海岸近くに野生化して群生が見られます。
観賞用として庭園などに植えられ、切り花としても栽培されています。
草丈は、30~60cm。
黒い外皮に包まれた鱗茎は卵球形で、下方に白色のひげ根を多数だします。
葉は、晩秋に伸び出し、線形または帯状で長さ20~40㎝、幅0.8~1.6㎝、先は鈍頭、
質は厚く、白緑色を帯び、4~6枚が平たく重なります。
花期は、12月~翌年4月。
葉の中心から花茎を伸ばし、その先端には膜質の1枚の苞葉があり、
長い花柄を持った数個の花を抱き、芳香のある花を横向きに開きます。
花被は6花被片で下部が合着して筒状になり、白色で、平開します。
喉の部分に濃黄色の盃形の副花冠があります。
雄しべは6本で花筒の上部に3本、下部に3本つき、花糸は非常に短いです。
果実は出来ません。ラッキョウ型の鱗茎が分裂して繁殖します。
八重咲きのものと寒心緑花の品種があります。
全草にリコリン・タゼチンなどのアルカロイドを含み有毒で、
おう吐・下痢・頭痛などの症状が現れます。
昔は民間で薬用に供されていました。
名は、漢名の水仙をの音読みから付いたそうです。

清楚な姿の佇まいに
馥郁とした香り、
玄関に一輪挿しの水仙花。

2015/12/18 撮影

2015/12/21 撮影


< 2012年 >
2012/01/02 撮影…つぼみ

2012/01/02 撮影…つぼみ


< 2011年 >
八重咲き
2011/01/08 撮影…つぼみ
2011/01/18 撮影
2011/01/23 撮影…開花

一重
2011/02/01 撮影
 
 


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霜柱 ( しもばしら ) に氷の花が・・・

2011-01-07 |  1月 の花たち

                            ↑ 2011/01/07 撮影


2011/01/08 撮影

この冬、
霜柱が細い枯れ茎に初めて付けた、
小さな氷の花です。
去年は1月2日でした。

霜柱は冬になると茎は枯れますが、
根は活動を続け地中の水分を吸い上げます。
枯れた茎の中に留まった水分が冷気で氷結し、
茎が裂けて氷の結晶が現れます。
冬枯れの茎に霜柱のような氷の結晶が出来るので
名が付いたそうです。


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ゴヨウマツ ( 五葉松 )

2011-01-01 |  1月 の花たち

                          ↑ ゴヨウマツ

[マツ科マツ属の常緑高木]

本州中部地方以西~九州の
山地の尾根筋や崩落地に自生します。
樹高は、20~30m。
樹皮は暗灰色で、成長すると鱗片状に剥離します。
枝は水平に出てます。
葉は、針形で軟らかく長さ3~6㎝、
短枝上に5本束生します。
雌雄同株。
花期は、5月頃。
新しい枝の下部に雄花を、その先に雌花を付けます。
果実は、卵形の球果で、翌年の秋に熟します。
庭木や盆栽として栽培されるほか、
材は建築や家具・楽器などに利用されます。
南に産するもの(本州中部地方以西~九州)をゴヨウマツ 、
北に産するもの(本州中部~北海道南部)をヒメコマツ・キタゴヨウマツと
区別する場合もあります。
名は、針葉が5本一組になって付くことによるそうです。
別名 : 姫小松(ヒメコマツ)

盆栽の五葉松を地に下ろしたものですが、
根付いたようで青々としています。


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