しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

尾長の子

2011-08-29 |  8月 の花たち
2011/08/28 撮影

[ スズメ目カラス科]

今年は尾長をよく見かけます。
今日も4・5羽の子鳥がきて
お隣のアンテナに止まりました。
親鳥と同じような特徴のある声で
グェーイグェーイとやかましく鳴きます。
尾はまだ短めで、
親のように淡青色の長く美しい尾に
なっていません。

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ヒメタデ ( 姫蓼 )

2011-08-18 |  8月 の花たち

                                ↑ 2011/08/12 撮影

2011/10/12 撮影

[ タデ科イヌタデ属の一年草 ]

北海道~九州にかけて、
日当たりのよい湿地や草原に自生します。
草丈は、20~40cm。
茎は赤みを帯び、下部は地面を這って枝分かれし、節から根を出します。
上部は立ち、少数の枝に分枝します
葉は、短い柄を持ち、広線形または狭披針形で、長さ3~8㎝、幅5~9㎜、
先は鋭形または鋭突形、基部は円形またはくさび形です。
表面は無毛又は短い剛毛が散生し、裏面は脈状に短い剛毛が生えます。
托葉は筒状で外面には剛毛が散生し、縁には短い毛が生えます。
花期は、5~10月。
枝先に総状花序を出し、長さ1.2~2㎝の円柱形で淡紅色の小花を密に付けます。
花被は深く5裂し、裂片は長さ約2㎜です。
雄しべは5~7個です。
果実は、痩果で広卵状の3稜形、長さ1.4~1.8㎜、黒色で光沢があります。

可愛いのですが、
広がりすぎて困るくらい丈夫ですので、
鉢植えにしています。



2011/07/30 撮影
2011/08/10 撮影
2011/08/11 撮影
2011/08/12 撮影
2011/08/12 撮影
2011/08/12 撮影
2011/08/13 撮影
2011/08/16 撮影
2011/08/18 撮影
2011/08/19 撮影
2011/08/20 撮影
 〃
2011/08/23 撮影
2011/08/26 撮影
2011/08/28 撮影
2011/08/29 撮影
2011/09/01 撮影
2011/09/03 撮影
2011/09/12 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/24 撮影
2011/11/15 撮影・・・紅葉した葉
2011/11/23 撮影
2011/11/24 撮影



<  2010 年  >
2010/08/12 撮影
2010/08/30 撮影

 


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ヨメナ ( 嫁菜 )

2011-08-15 |  8月 の花たち

                       ↑ 2011/08/10 撮影…ヨメナ

[ キク科シオン属の多年草 ]

「嫁菜」と言って戴いたのですが、
よく似た「関東嫁菜」があることを知り、
そちらではないかとも思われます。
関東嫁菜は、嫁菜と柚香菊(ゆうがぎく)とのどちらか
中間的な性質があるそうです。
どちらか解からなくなりました。

ヨメナ (嫁菜) 
本州中部地方以西~九州にかけて、
山野の湿ったところや畑の周辺などのに自生します。
草丈は、50~100cm。
地下茎を伸ばして繁殖します。
茎は上部で分枝し、緑色でわずかに紫色を帯び、ほとんどざらつきません。
茎の下部や中部の葉は、長さ8~10cm卵状長楕円形で3脈がやや目立ち、
葉表はやや光沢があり、縁に粗い鋸歯があり、互生します。
花期は、7~10月。
枝先に径約3cmの頭花を1個ずつ付けます。
舌状花は淡青紫色で、
中央の筒状花は黄色です。
果実は痩果(そうか)、長さ3mmの扁平な倒卵形で、
多長さ0.5mmの短い冠毛があります。
若芽を摘んで、ヨメナご飯・あえもの・天ぷらなどになどにして食します。
名は、若芽を食用とする類中で美味しく姿が美しいことからと、
婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比で付いたそうです。
ヨメナはオオユウガギクとコヨメナの雑種起源と考えられています。
古名 : オハギナ()
別名 : ハギナ(萩菜)

地下茎を伸ばして
よく増えますが、
そのわりにあまり花を付けません。
隅の方に植えているからなのでしょうか...


2011/08/10 撮影
2011/08/13 撮影・・・花後

2011/08/20 撮影…つぼみ
2011/08/23 撮影
2011/08/23 撮影
2011/08/26 撮影
2011/08/26 撮影…葉
2011/10/21 撮影
2011/10/21 撮影


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ナガボノシロワレモコウ ( 長穂の白吾木香 )

2011-08-13 |  8月 の花たち

                          ↑ 2011/08/11 撮影

2011/08/11 撮影

[ バラ科ワレモコウ属の多年草 ]

北海道~本州関東地方以北の
原野のやや湿ったところに自生します。
草丈は、80~130cm。
太い根茎があり、茎は上部で分枝します。
根生葉は長い柄を持ち、11~15の小葉からなる奇数羽状複葉で互生します。
小葉は広披針形で長さ3~8㎝、縁に鋭い鋸歯があります。
花期は、8~10月。
茎頂が分枝して、枝先に穂状花序を付け、
白色の花穂は長い円柱形で長さ2~7㎝、径約1㎝、直立または下垂します。
花弁は無く、径約3㎜の花弁状の萼は深く4裂し、萼片は白色で卵形、
雄しべは4本、花糸は長く突き出し、葯は暗紫色になります。
花は上から下へ向かって咲き進む有限花序です。
果実は、瘦果で倒卵状、翼があります。

緑色の茎に白緑色や白色の花穂、
やさしく爽やかな趣があります。
丈夫で大きくなりますので、
鉢植えにしました。


 2011/03/06 撮影

 2011/03/23 撮影

2011/07/31 撮影

2011/07/31 撮影…中途の茎から

2011/08/03 撮影

2011/08/03 撮影…葉

2011/08/06 撮影
2011/08/09 撮影

2011/08/11 撮影

2011/08/12 撮影

2011/08/12 撮影…葉

2011/08/13 撮影

2011/08/14 撮影
2011/08/14 撮影…根出葉

2011/08/15 撮影

2011/08/15 撮影

2011/08/17 撮影

2011/08/18 撮影

2011/08/19 撮影…ササグモのようです

2011/08/20 撮影

2011/08/23 撮影

2011/08/26 撮影

2011/08/28 撮影

2011/08/29 撮影

2011/09/01 撮影

2011/09/03 撮影

2011/09/04 撮影

2011/09/07 撮影

2011/09/09 撮影

2011/09/12 撮影

2011/09/13 撮影

2011/09/14 撮影

2011/09/16 撮影

2011/09/18 撮影

2011/09/19 撮影

2011/09/22 撮影

2011/09/24 撮影

2011/09/26 撮影

2011/10/18 撮影



<  2010 年  >
今年は例年になく草丈が伸び、
私の背をゆうに越えました。
立派な白い花が咲いています。
2010/07/17 撮影…つぼみ

2010/07/31 撮影

2010/08/26 撮影

2011/08/23 撮影

 

 


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ワレモコウ ( 吾亦紅 ・ 吾木香 )・・・・・「タンナワレモコウ(丹那吾亦紅・丹那吾木香)、ヒメワレモコウ ( 姫吾亦紅 ) 、ヤクシマワレモコウ(屋久島吾亦紅)」

2011-08-12 |  7月 の花たち

                             ↑ 2011/07/02 撮影…ヒメワレモコウ

2011/06/26 撮影…ヒメワレモコウ

[ バラ科ワレモコウ属の多年草 ] 

タンナワレモコウ (丹那吾亦紅)   
                                  <  2018年07月に記す  >
普通種より小型で、花期が早めです。
タンナワレモコウは韓国済州島原産と言われていますが、
原産地がはっきりしないようです。
屋久島吾亦紅は屋久島に自生していないことがわかり、
以降はタンナワレモコウということになっています。
姫吾亦紅もタンナワレモコウと言われています。

ワレモコウ (吾亦紅)
北海道~九州にかけて、
山野の日当たりの良い草地に自生します。
草丈は、30~100cm。
葉は、長い柄を持ち、奇数羽状複葉で互生します。
小葉は長楕円形または卵状長楕円形で、先端は鈍形、基部はやや心臓形、
長さ4~6㎝、幅1.5~2㎝、縁には歯牙状の鋸歯があって、2~6対です。
托葉は葉状で斜卵形、下方に反り返ります。
花期は、8~10月。
分枝した茎頂に、穂状花序を出し、
暗紅紫色の花弁のない小さな花を密に付けます。
花序は長さ1~2㎝の楕円形で上から下へと開きます。
花弁状の4個の萼片があります。 
雄しべは4個で、葯は黒色で、
子房は萼筒に包まれています。 
名は、キク科のモッコウ(木香)からきたものだそうです。

 

ヤクシマワレモコウ (屋久島吾亦紅) 
屋久島吾亦紅と名札の付いているものを
園芸店で求めました。
丈夫で、
植え替えても早い時期から咲き始め、
可愛い花を楽しませてくれました。

<  2018 年  >
 2018/03/18 撮影

 2018/04/07 撮影 

 2018/07/07 撮影

 〃

 2018/07/09 撮影

 2018/07/11 撮影

 〃

  2018/07/13 撮影

 2018/07/14 撮影 

 2018/07/15 撮影

  2018/07/16 撮影

 2018/07/17 撮影 

 2018/07/18 撮影

  2018/07/20 撮影

 2018/07/22 撮影

 2018/07/24 撮影

 2018/07/26 撮影

 2018/07/30 撮影

 

ヒメワレモコウ (姫吾亦紅)  
以前に園芸店で求めた矮性のもので、
「姫吾亦紅」と名札が付いていました。
韓国済州島原産で小形のタンナワレモコウなのか、
屋久島吾亦紅なのか、
調べましたがよく解かりませんでした。

<  2011 年 > 
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/26 撮影
2011/07/01 撮影
2011/07/24 撮影
2011/08/12 撮影
2011/08/12 撮影

<  2010 年  >  
2010/07/17 撮影…つぼみ
2010/07/23 撮影

 

 


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イブキトラノオ ( 伊吹虎の尾 )

2011-08-11 |  6月 の花たち

                            ↑ 2011/07/22 撮影

2010/06/11 撮影

[タデ科タデ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地あるいは山原の日当たりの良いやや湿った草地に自生します。
草丈は、50~80cm。
根茎は肥厚して硬く、いびつに曲がり、上部は太くなって横に伏し、ひげ根を出します。
茎は直立し、細く緑色で、分枝しません。
根生葉は叢生し、長い柄を持ち、長楕円形~披針形で先は尖り、
基部は柄に流れて翼状となります。
茎葉は、上部のものほど柄が短くなり、ついにはほとんど無柄となります。
無柄の葉は披針形で先は鋭く尖り、基部は心臓形でしばしば葉柄に流れて翼状を呈します。
托葉は鞘状で膜質です。
花期は、7~9月。
茎頂に長さ3~8㎝の円柱状の花穂を直立し、
白色または淡紅色の小花を密に付けます。
雄しべは8個で、長く突き出ます。
花弁は無く、萼は5裂し、白色です。
果実は、瘦果で宿存がくに包まれ、3稜のある長さ約3㎜の卵円形です。
根茎は生薬の拳参(けんじん)として、
抗菌・口内炎・下痢止め・咽喉炎などに用います。
名は、伊吹山に多く見られ、
花穂が虎の尾に似ているところから付いたそうです。

以前にお花屋さんの店先で
売っていたものです。
草庭では
大きくならず小型で
5月頃に花が咲きます。
今年は
6月半頃から咲き始め、
8月に入っても咲き継いでいます。


2011/03/06 撮影
2011/04/16 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/07/22 撮影


<  2010 年  >
2010/05/21 撮影


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ハコネギク ( 箱根菊 )

2011-08-10 |  8月 の花たち

                          ↑ 2011/08/09 撮影

2011/08/09 撮影 

[ キク科シオン属の多年草 ]

本州関東地方西部と中部地方その周辺の山地の、
日当たりの良い斜面に自生します。
草丈は35~65cm。
茎は剛直で直立性で、株立ちとなり、地下匐枝を出しません。
葉は、卵状長楕円形~披針状長楕円形で長さ4~7㎝、幅1.5~1.7㎝、
質はやや乾いて硬く、縁に不整正の浅い鋸歯があり、短毛を密生し、互生します。
花期は、8~10月。
茎頂は分枝し、枝の頂に径約2.5㎝の淡紫色または汚白色の頭花を散房状に付けます。
総苞は卵状鐘形、総苞片は縁が乾膜質となり、先端に粘液を分泌します。
冠毛は目立ち白色です。
名は、箱根に産することにより付いたそうです。
別名 : ミヤマコンギク(深山紺菊)

旅のお土産に戴きました。
蕾の時には色がついていましたが、

開花しましたら、
白色の優しい花でした。

2011/08/10 撮影
2011/08/10 撮影
2011/08/10 撮影
201/08/10 撮影
2011/08/10 撮影


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朝顔 ( あさがお ) <季>初秋

2011-08-08 |  秋の草木 の 俳句

◉ 牽牛花( けんぎゅうか )・西洋朝顔( せいようあさがお )

朝顔に我は飯くふ男かな ・・・・・ 芭蕉
朝がほや一輪深き淵のいろ・・・・・ 蕪村
朝顔や濁り初めたる市の色 ・・・・・ 杉田久女

毎朝咲き変わりながら、
晩夏から秋にかけて長く咲き継ぎます。
明け方に開き午前中にしぼむ
短い命のはかなさが、
清涼な花として日本人に好まれたと思われます。
万葉集に詠まれている朝顔は
アサガオでなくキキョウと言う説があります。
旧暦の七夕の頃に最も美しく咲くので
牽牛花の別名もあります。
*朝顔市は7月6~8日に
東京入谷の鬼子母神境内で開かれるので、
夏の季語です。

  [ ヒルガオ科ファルビティス属の園芸種の蔓性一年草、熱帯アジア・ネパール高原原産 ]

あさがほや高めに結ぶおさげ髪 ・・・・・ みなみ

アサガオ (朝顔)
奈良時代の末に、
薬用として中国から渡来したと言われています。
蔓性の非耐寒性です。
草丈は、蔓の長さで3m以上。
茎は左巻きで、他の物にからみついて伸び、
細毛があります。
葉や柄にも細毛がありざらつきます。
葉は、長い柄を持ち、広卵形・心臓形などで通常深く3裂し、互生します。
花期は、7~10月。
葉腋に花柄を出し、
漏斗状の花を1~3個付けます。
径10~15㎝、大きいものは径23㎝にもなり、
花色は白・赤・紫・青など多様で、絞りや覆輪などもあります。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
がくは深く5裂し、裂片は細長く尖ります。
果実は、さく果で球形、3室あり各室に種子が2個ずつ入っています。
乾燥させた種子を
生薬の牽牛子(けんごし)として利尿・下剤に用います。
開花時刻は早く朝4時ごろに咲き始め、
自家受粉をして日中には萎んでしまいます。
江戸時代に入ると観賞用に栽培され始め、
朝顔ブームが起こり
多数の園芸品種が作られました。
園芸的には大輪アサガオ・変化アサガオを特別に分け、
変化アサガオには
葉型の変化したもの (丸葉・トンボ葉・くわ形葉・糸柳葉など)や斑入葉など、
花型の変化した変わり咲きのもの(いかり咲き・獅子咲き・キキョウ咲き・采咲き・
台咲きなど)などがあり、
現在は一部の愛好家によって園芸品種が保たれています。
一方鉢に植えてあんどん仕立てにしたり、
支柱を立てて日よけを作ったり、垣根に絡ませたりして、
最も普通に栽培されています。
また理科の教材にも使われます。
名は、朝咲く花の意とも朝の容花(かおばな)の意とも
言われています。


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アサガオ ( 朝顔 )

2011-08-07 |  8月 の花たち

                          ↑ 2011/08/01 撮影

2011/08/07 撮影

[ ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草、熱帯から亜熱帯地域 ]

奈良時代に、
薬用として中国から渡来したと言われています。
観賞用として広く楽しまれるようになったのは江戸時代からです。
草丈は、蔓の長さで3m以上。
茎は蔓性で逆毛があり、左巻きで他の物にからみついて伸びます。
葉は、長い柄を持ち、広卵形・心臓形などで通常3裂し、
両面に毛があり、互生します。
花期は、7~10月。
葉腋に花柄を出し、漏斗状の花を1~3個付けます。
花冠は径10~15㎝、大きいものは径23㎝にもなり、
花色は白・赤・紫・青など多様で、絞りや覆輪などもあります。
蕾は筆頭状で右巻きのひだがあります。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
がくは深く5裂し、裂片は細長く尖り、背面に白色の長毛があります。
果実はさく果で、残存萼をつけて球形、3室あり各室に種子が2個ずつ入っています。
乾燥させた種子を生薬の牽牛子(けんごし)として、
利尿・下剤に用います。
開花時刻は早く朝4時ごろに咲き始め、
自家受粉をして日中には萎んでしまいます。
江戸時代に入ると観賞用に栽培され始め、
朝顔ブームが起こり
多数の園芸品種が作られました。
園芸的には大輪アサガオ・変化アサガオを特別に分け、
変化アサガオには
葉型の変化したもの (丸葉・トンボ葉・くわ形葉・糸柳葉など)や斑入葉など、
花型の変化した変わり咲きのもの(いかり咲き・獅子咲き・キキョウ咲き・采咲き・
台咲きなど)などがあり、
現在は一部の愛好家によって園芸品種が保たれています。
一方鉢に植えてあんどん仕立てにしたり、
支柱を立てて日よけを作ったり、垣根に絡ませたりして、
最も普通に栽培されています。
また理科の教材にも使われます。
名は、朝咲く花の意とも朝の容花(かおばな)の意とも
言われています。

毎年零れた種から芽を出し、
花を咲かせています。
8月に入ってから、
花が大きくなり、花数も増えました。


2011/07/22 撮影…つぼみ
2011/07/22 撮影…2番目の開花
2011/07/22 撮影…終わった1番花
2011/07/30 撮影
2011/08/01 撮影
2011/08/09 撮影…つぼみ
2011/09/25 撮影
2011/10/12 撮影


<  2010 年  >
2010/08/05 撮影…つぼみ
2010/08/05 撮影
2010/08/08 撮影…つぼみ

2010/08/05 撮影…実
2010/09/06 撮影…実


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水引の花 ( みずひきのはな ) <季> 初秋

2011-08-03 |  秋の草木 の 俳句

◉ 水引草 (みずひきそう)・水引・銀水引 (ぎんみずひき)・御所水引 (ごしょみずひき)・金水引 (きんみずひき)・毛蓼 (けたで)

木もれ日は移りやすけれ水引草 ・・・・・ 渡辺水巴
さかりとて寂かに照るや水引草 ・・・・・ 渡辺水巴
水引や人かかれ行く滝の怪我 ・・・・・ 前田普羅 

細長い花穂を伸ばし、
ごく小さな赤い花を点々と付けます。
木漏れ日の差す澄んだ水辺になにげなく咲く姿や
風に吹かれている繊細な様子は趣があります。

  [ タデ科イヌタデ属の多年草 ]

小流れに添ふ水引に添うてゆく ・・・・・ みなみ

数年前の9月中頃、
鎌倉の栄勝寺に彼岸花を見に行ったとき、
思いもよらず境内のそこかしこに
水引の花が咲いていました。
嬉しい驚きでした。
見ごろの彼岸花と水引の花の取り合わせに、
尼寺らしい優しさとたおやかさを感じました。

ミズヒキ (水引)
日本では、
各地の山野の林や藪の縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎は短くやや太く、硬い茎は直立してまばらに分枝します。
葉は、短い柄をもち、長さ5~15㎝の広楕円形~倒卵形で、先は尖り、基部はくさび形、
質はやや薄く、両面に毛がまばらに生え、互生します。
中央付近にしばしば黒い八の字形の斑紋の入ったものもあります。
花期は、8~10月。
茎の先から細長い20~40㎝の細い総状花序を出し、
紅色の小さな花をまばらに横向きに付けます。
花被片は深く4裂し、上側の3個は紅く、したがわの1個は白色です。
雄しべは5個です。
果実は、瘦果で卵球状で、出存萼に包まれています。
花被片が全部白花のものはギンミズヒキ(銀水引)、
紅白の混ざるものはゴショミズヒキ(御所水引)と呼ばれます。
金色の花のものはキンミズヒキ(金水引)と呼ばれていますが、
これはタデ科とは別種のバラ科です。
名は、その姿が祝い事の進物などに用いる紅白の水引に似ているところから
付いたと言われます。


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ミズヒキ ( 水引 )

2011-08-03 |  8月 の花たち

                            ↑ 2013/06/29 撮影…ミズヒキ

2011/08/03 撮影


2021/08/09 撮影…ギンミズヒキ(白花品)

[ タデ科イヌタデ属の多年草 ]

日本では、
各地の山野の林や藪の縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎は短くやや太く、硬い茎は直立してまばらに分枝します。
葉は、短い柄をもち、長さ5~15㎝の広楕円形~倒卵形で、先は尖り、基部はくさび形、
質はやや薄く、両面に毛がまばらに生え、互生します。
中央付近にしばしば黒い八の字形の斑紋の入ったものもあります。
花期は、8~10月。
茎の先から細長い20~40㎝の細い総状花序を出し、
紅色の小さな花をまばらに横向きに付けます。
花被片は深く4裂し、上側の3個は紅く、したがわの1個は白色です。
雄しべは5個です。
果実は、瘦果で卵球状で、出存萼に包まれています。
花被片が全部白花のものはギンミズヒキ(銀水引)、
紅白の混ざるものはゴショミズヒキ(御所水引)と呼ばれます。
金色の花のものはキンミズヒキ(金水引)と呼ばれていますが、
これはタデ科とは別種のバラ科です。
名は、その姿が祝い事の進物などに用いる紅白の水引に似ているところから
付いたと言われます。
 
友人から戴いた銀水引を紅い株から少し離して植えました。
紅い株が近くにあると中間の混合のものが沢山生えて、
純白のものが少なくなるそうです。
株分けで銀水引を増やしていきたいと思っています。


< 2011 年 >
2011/04/02 撮影
2011/04/27 撮影

2011/08/03 撮
 〃

2011/09/22 撮影…また咲きだす
2011/09/23 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/27 撮影
2011/10/10 撮影


<  2010 年  >
2010/07/20 撮影
2010/07/20 撮影
2010/07/20 撮影
2010/10/05 撮影
2010/10/05 撮影…紅色がとても綺麗です。

 

ギンミズヒキ
2021/03/17 撮影

2021/08/09 撮影



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ミソハギ ( 禊萩 )

2011-08-01 |  7月 の花たち

                           ↑ 2011/07/06 撮影

2011/08/03 撮影

[ ミソハギ科ミソハギ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州の日当たりの良い山野の
湿地・水辺や田の畦などに自生します。
草丈は、50~100cm位。
茎はまっすぐに立ち、ほぼ毛がなく四角形で下から分枝します。
葉は披針形で対生し、交互に出ます。
花期は、7~8月。
花径約13㎜紫紅色5~6弁の小花を
葉腋に3~5個ずつ付け、
または葉腋から出た花序に穂状に付けます。
開花中の全草(根は除外)を採取して
日に当て乾燥させたものを、
生薬(しょうやく)の千屈菜(せんくつさい)として、
下痢止め・急性腸炎・膀胱炎・むくみ・かぶれや切り傷などに
使用し、また茶剤としても用います。
若い芽や茎を湯がいて水にさらし、
あえもの・炒め物・佃煮などにします。
花はそのまま生でも食べられるそうです。
旧盆の時期に咲いているので
盆の供花としても使われ、
聖霊花(しょうりょうばな)・盆花(ぼんばな)とも呼ばれて、
栽培もされています。
また供え物に水を注ぐとき
禊萩の茎で作った箸や花穂を用いるので、
水萩(みずはぎ)・水懸草(みずかけぐさ)とも称されます。
名は、行者が禊(みそぎ)に使ったことから「みそぎはぎ」と呼ばれ、
つまって「みそはぎ」になったと言われます。
また溝に生えることから溝萩(みぞはぎ)とも呼ばれるそうです。
漢名は千屈菜(みそはぎ)。

野川公園「ほたる池」周辺の湿地や
自然教育園の水生植物園、
神代水生植物園にも咲いていました。
草庭の禊萩には、
蜻蛉や蝶が来て翅を休めている姿を
よく見かけます。


<  2011 年  >
2011/07/11 撮影
2011/07/23 撮影
2011/08/01 撮影
2011/08/03 撮影
2011/08/03 撮影
2011/08/13 撮影…枝の花
2011/09/12 撮影…細々と咲き継ぐ



< 2006 年 >

2006/07/16 撮影


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