しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ゲッカビジン ( 月下美人 )

2021-07-25 |  7月 の花たち

                             ↑ 2021/07/25 撮影

 〃

[ サボテン科クジャクサボテン属、中南米原産 ]


クジャクサボテン類の一品種です。
高さは、5m。
茎は緑色、扁平で棘が無く葉状、縁は波状をしています。
花期は、7~11月。
径約20㎝の芳香のある大きな白い花が夜に開きます。
花筒は細長く花被片より長く、
花弁と雄しべは多数です。

3日ほど前、大きな蕾に気付きました。
いつ咲くかしらと楽しみにしていましたら、
満月の夜、10時過ぎからゆっくり開き始めました。
真っ白なクジャクサボテンの花に一晩付き合ってしまいました。
この株は野草の会の方から戴きました。


2021/07/22 撮影

2021/07/23 撮影


2021/07/024 撮影

〃…午後10時半ごろ咲き始めました


2021/07/25 撮影…日付が変わりました

 〃

 〃

 〃

〃…午前3時半ごろ


 〃…午前7時半ごろ閉じていくところ
 〃

 〃…午前9時半ごろ

 〃…12時半ごろ
〃…閉じて下向いて


2021/07/25 撮影…午前0時を過ぎて、これから開花


2021/09/10 撮影 

 〃

 〃


コメント (4)
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キバナノセッコク ( 黄花の石斛 )

2021-07-23 |  7月 の花たち

                            ↑ 2021/07/02 撮影

2021/06/30 撮影

2021/07/12 撮影

[ ラン科セッコク属の常緑多年草 ]

八丈島、四国、九州、沖縄の、 
常緑樹林内の樹幹や岩上に多数の根を出し着生します。
草丈は、15~30cm。
茎は節があり、節間に縦筋が入り、ふつう下垂し、束生します。
葉は、披針形で長さ3~7㎝、数個が互生します。
花期は、7~11月。
茎の上部の節から細い花茎を垂らし、薄黄色の花を3~8個付けます。
萼片は3個で長さ1.5㎝、淡緑色、側花弁は2個でやや短く淡緑色、
唇弁は長さ1.3㎝、淡黄緑色で舷部の基部近くに紅紫色の斑紋があります。
花柱の先端には3つの鋭い突起があります。
側生する花序は葉のある茎にも付きます。
よくできた株では1mに近いものがあるそうです。
名は、黄色い花の石斛の意味から付いたそうです。

元気がなく、今年は花を見られないと思っていましたが、
思いもよらず細いジグザクの花柄を出し、蕾を付けていました。
初めての花は、6月30日に緑を帯びた黄色で咲き始め、
だんだん薄い黄色になって、7月11日まで咲いて、7月12日に色褪せました。
気温が上がった13日の昼ごろ、芳香が漂ってきました。
黄花石斛の次々に咲き始めた株の方からの初めての香りでした。

長いこと優しい花を咲かせ、楽しませてもらいました。


2021/06/26 撮影

 〃…つぼみ

 〃



 〃

 〃…葉


2021/06/28 撮影


2021/06/30 撮影…初めての花






2021/07/01 撮影


2021/07/02 撮影

〃…今日咲いた花

 〃


2021/07/04 撮影

 〃…咲き出しました


2021/0705 撮影

 〃

 〃


2021/07/07 撮影

〃…遅く咲いて、早く終わりました

 〃


2021/07/09 撮影






2021/07/10 撮影

 〃

 〃…咲き出しました


2021/07/11 撮影

 〃

 〃

 〃…新芽


2021/07/12 撮影

 〃

 〃

〃…咲き出しました

〃…咲き出しました

 〃

 〃


2021/07/13 撮影

 〃

〃…昼頃に芳香

 〃

 〃


2021/07/15 撮影

 〃

 〃

 〃


2021/07/17 撮影

 〃

 〃
 〃

 〃


2021/07/19 撮影

 〃

 〃


2021/07/21 撮影



 〃

〃…新芽が枯れています (置き場所を変えたことと、この所の暑さ ?  )


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キツリフネ ( 黄釣舟 )

2021-07-20 |  7月 の花たち

                        ↑ 2021/07/05 撮影



[ ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草 ]

北海道~九州にかけて、
山地の渓流沿いや湿った林内に自生し、群生します。
草丈は、40~80cm。
全体に無毛で柔らかです。
茎は直立して分枝し、なめらかで多汁質で、節はふくらみます。
葉は、柄を持ち、長楕円形で長さ4~8㎝、先端は鈍形、
質は薄く柔らか、縁には粗い鋸歯があり、互生します。
花期は、6~9月。
葉腋から細い花序柄を出し、淡黄色で長さ3~4㎝の花を3~4個下垂します。
基部に萼があり、その左右に大きな花弁があり、
距は膨れて後方に突出し彎曲しています。
花弁の内面に赤褐色の斑紋があります。
雄しべは5本で葯は連なっていて、雌しべは1本です。
果実は、蒴果で細長く両端が尖っていて、
熟すると果皮が勢いよく巻きかえり種子を飛ばします。
この種は初めに閉鎖花を出します。

園芸店ではあまり見かけない黄釣舟が、
野草展の頒布会で1ポット100円でした。
一年草で、すごく殖えるそうです。
増えすぎても困りますので、鉢植えにしました。
ぽつぽつと涼し気に咲き継いでいます。


2021/05/17 撮影


2021/06/11 撮影…閉鎖花


2021/06/13 撮影

 〃


2021/06/15 撮影


2021/06/23 撮影

 〃


2021/06/24 撮影

 〃


2021/06/25 撮影…花後の花柄

〃…開いた花(落ちた花)


2021/06/28 撮影




2021/06/29 撮影

 〃




2021/06/30 撮影

 〃



2021/07/01 撮影



 〃




2021/07/02 撮影

 〃

 〃


2021/07/03 撮影

 〃

 〃


 2021/07/04 撮影

 〃

 〃

 〃


2021/07/05 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃


2021/07/07 撮影

 〃

 〃


2021/07/08 撮影…花後

 〃
 〃



2021/07/09 撮影

 〃
 〃


2021/07/10 撮影

 〃


2021/07/20 撮影


 

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きょう の 花たち  2021/07/13

2021-07-13 | きょう の 草庭

                  ↑…ヤクシマケイビラン

今日の午前中は強い日差しに気温がぐんぐん上がり、
昼前に黄花の石斛が良い香りを漂わせていました。
午後は雨雲が通り過ぎましたが、雨が降らずに何とか持ちました。
夕方には風蘭が心地よい甘い香りを漂わせています。


…フウラン

…キバナノセッコク

…ヤクシマノギク

…ユウガギク





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レブンソウ ( 礼文草 )

2021-07-09 |  6月 の花たち

                      ↑ 2021/06/26 撮影

2021/06/30 撮影

[ マメ科オヤマノエンドウ属の多年草 ]

北海道礼文島の、
海沿いの風が強くて木が生育しない風衝地に自生します。
草丈は、10~20cm。
太い木質の根があり、地上茎は木化して、這います。
全体に斜上または開出する白色の絹毛を密生します。
枝の先に10個前後の葉と2~3個の花序を付けます。
葉は、長い柄を持ち、奇数羽状複葉で長さ10~20㎝、
小葉は長楕円形または長卵形で長さ1~3㎝、幅4~8㎜、
先は鋭形、質はやや厚く、8~11対をなします。
成葉では裏面の毛が薄く、縁に毛が密生します。
花期は、6~7月。
葉腋に長さ10~20㎝の総状花序を出し、長さ1~3㎜の花柄を持ち、
長さ16~20㎜の紅紫色の蝶型の花を5~15個付けます。
花弁のなかでは旗弁が最も長く円頭です。
萼は筒形で長さ約12㎜、萼裂片は狭卵形で長さやく3㎜、先が鋭形です。
果実は、豆果で卵状楕円形、長さ約2㎝、幅7~8㎜、黄褐色の短い毛が密生します。
標準色は紅紫色ですが、濃色や白花、桃色花などが栽培され、
オヤマノエンドウ属の仲間では都会地でも栽培しやすい種類です。
名は、礼文島のみに生育することから付いたそうです。

開花時に雨が降り続き、
雨に濡れた花の姿ばかり撮ったように思います。
いい表情の花の姿に出会えると嬉しいですね。


2021/05/11 撮影


2021/06/11 撮影




2021/06/24 撮影

 〃

 〃


2021/06/25 撮影

〃…蕾


2021/06/26 撮影

 〃


2021/06/28 撮影

 〃

 〃


2021/06/30 撮影

 〃


2021/07/01 撮影


2021/07/03 撮影


2021/07/06 撮影


2021/07/09 撮影


2021/07/13 撮影


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コケモモ ( 苔桃 )

2021-07-06 |  5月 の花たち

                         ↑ 2021/03/31 撮影

 2021/03/11 撮影…蕾

2021/06/11 撮影…実

[ ツツジ科スノキ属の常緑性小低木 ] 

日本では、
北海道~九州にかけて、
亜高山~高山の林縁、草地に自生します。
草丈は、5~15cm。
茎の下部は地下を這い、マット状に生育し、地下茎は短く直立します。
葉は長楕円形または倒卵形て長さ1~2.5㎝、幅5~13㎜、
先は円く、質は厚く、縁はほぼ全縁、密に付き互生します。
花期は、6~8月。
枝の先に短い総状花序を出し、
紅色を帯びた白の鐘形で、2~6個の花を下向きに付けます。
短い花柄の先に2枚の小苞葉を持ちます。
花色には変異が見られます。
雄しべは8本、雌しべは1本です。
花冠は長さ3~6㎜、4中裂します。
果実は、約径7㎜の液果で、赤く熟し、味は甘酸っぱく食用にします。
別名 : コバノコケモモ

初夏に咲くと思っていました花が春に咲き、
初夏には実が赤く色づきました。
7月に入ってもまだ少し実がついています。

2021/03/11 撮影


2021/03/17 撮影

 〃


2021/03/31 撮影

 〃


2021/04/29 撮影…実


 2021/06/11 撮影




2021/07/06 撮影

 

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キレンゲショウマ ( 黄蓮華升麻 )   

2021-07-03 |  7月 の花たち

                                   ↑ 2021/07/02 撮影

 〃

[ アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草 ]
(ユキノシタ科で分類されていることもあります)

1属1種の遺存種と言われています
本州紀伊半島・四国・九州の限られた地域において、
深山の林内や湿った石灰岩地などに自生します。
草丈は、80~120cm。
短い肥厚した根茎をもつ。
茎には毛が無く、葉には伏毛があり、
基部に葉状の托葉があり、互生します。
葉は、長さ幅とも10~20cmの円心形で先が尖り、
基部は心臓形で伏毛がありす。
縁は掌状に浅く裂け、裂片は三角状で鋸歯があります。
やや光沢のある暗緑色で対生します。
茎の下部の葉には長い柄があり、上部の葉は柄が短くなります。
花期は、7~8月。
茎の先包の腋から花柄を出し、
円錐状の集散花序を出し、
黄色の鐘形の花をやや下向きに付けます。
花弁は5枚で、長さ2~3cmの長楕円形、
先がやや尖り、質が厚く、基部は螺旋状に並びます。
雄しべは15本、花柱3~4本で長さ約2cm、淡緑色の角状です。
花柱3~4本で長さ約2cm、淡緑色の角状です。
萼は半球形で先が浅く5裂し三角状になります。
果実はさく果で、長さ約1.5cmの広卵形、熟すと3裂し多数の種子を出します。
名は、花が黄色で蓮華升麻に似ているところから、付けられたそうです。
・絶滅危惧種・

毎年蕾を持っては、落ちてしまっていましたが、
昨年はあと一息で開花しそうになりました。
今年の黄色い蕾は、
雨の中どんどん育って開花しました。
今年の気候が良かったのでしょうか、
やっと初めて咲いた花を見る事が出来ました。


2021/06/25 撮影


2021/06/28 撮影

 〃


2021/06/30 撮影


2021/07/01 撮影


 2021/07/02 撮影

 〃


 2021/07/03 撮影

〃…ちょっと触れて落ちた花

〃…花の落ちた萼


2021/07/06 撮影…次の花が咲きました

〃…たくさん蕾を
つけて次々に咲きそうです

 〃


2021/07/11 撮影…3番目の花が咲きました

〃…2番目の花




<  2020 年  >
2020/05/28 撮影

2020/07/22 撮影


2020/07/26 撮影

 〃

 〃

2020/07/29

2020/08/01 撮影

2020/08/02 撮影

2020/08/03 撮影


2020/08/10 撮影


<  2019 年  >
2019/07/22 撮影



2019/07/31 撮影 

 <  2018 年  >
 2018/06/14 撮影…a

 2018/06/29 撮影

2018/07/04 撮影

<  2015 年  >
2015/04/12 撮影



2015/04/16 撮影

2015/04/18 撮影

2015/05/29 撮影



2015/05/31 撮影



2015/06/01 撮影

2015/06/02 撮影

2015/06/04 撮影

2015/06/05 撮影

2015/06/07 撮影

2015/06/16 撮影

2015/06/21 撮影
〃…(B)

2015/06/30 撮影

2015/07/15 撮影

〃…(B)

2015/08/13 撮影…(B)
〃…(B)

2015/08/14 撮影
〃…(B)


< 2014 年 >
あまりの暑さにか?
残念ながら
初めて持った蕾が育ちませんでした。

2014/08/11 撮影


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ヤクシマショウマ ( 屋久島升麻 )

2021-07-02 |  6月 の花たち

                  ↑ 2021/06/20 撮影

 〃

 〃

 〃

[ ユキノシタ科チダケサシ属の多年草 ]

手持ち図鑑でしらべましたが簡略でしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。

アカショウマの変種で、屋久島に自生する小型種です。
標高400m付近から沢沿いや渓流沿いにまとまって自生します。
草丈は、開花時12~15cm位
葉は根生し、3回3出複葉で、
小葉は卵形で先が尾状に尖り、光沢があり、縁には不揃いの重鋸歯があります。
茎や葉柄の色は生育条件によって緑~赤味を帯びた色に変化します。
花期は、7月頃。
茎頂に円錐花序を出し、白色~淡紅色の小花を密に付けます。
短い花柄を持ち、5個の花弁はへら状線形で先は鈍頭、基部は長く細毬ます。
雄しべは10個、赤い雌しべは2個です。
果実は、蒴果で下を向きます?。
名は、漢方薬になるショウマ(升麻)に似ていて、
屋久島に産することから付いたそうです。 

今年は、十年以上付けなかった花を
やっと見ることができました。
露地植えにしていますが、
草丈が低く、丈夫で扱いやすいと思います。




 〃

 〃…葉


2021/06/22 撮影




2021/06/24 撮影

 〃


2021/06/26 撮影

 〃


2021/07/03 撮影




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きょう の 花たち  2021/07/01

2021-07-01 | きょう の 草庭

                               ↑…キバナノセッコク

今日は朝から強い雨が降り、昼頃には止んで、
夕方また雨が降り出しました。
キレンゲショウマや
キバナノセッコク・ヤシュウハナゼキショウ・
ミソハギなどが咲き出しました。
いまだにヤマブキソウやオダマキなどが咲き継いでいます。

…ヤシュウハナゼキショウ

…レブンソウ

…キツリフネ‥昨日の花

…キレンゲショウマ

…タマリュウ

…ヒメギボウシ

…コオニユリ

…ミソハギ

…シチョウゲ

…ノリウツギ(ミナツキ)

…ムラサキシキブ

…ツリバナの青い実



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