しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

キッコウハグマ ( 亀甲白熊 )

2019-11-29 |  10月 の花たち

                       ↑ 2019/11/14 撮影

2019/11/19 撮影

[ キク科モミジハグマ属の多年草 ] 

日本では、
北海道南部~九州にかけて、
山地の木陰に多く自生します。
草丈は、10~20cm。
地下茎は細長く這い、茎や葉の両面に毛があります。
葉は、長い柄を持ち、長さ幅とも1~3㎝で変異が大きく普通は5角形または3角状円形となり、
浅く3~9裂し、茎の下部に5~10個の葉が互いに接して、互生します。
花期は、9~10月。
葉の集まりの中心から花軸を伸ばし、
上部に3個の筒状小花からなる頭花を多数総状花序状に付けます。
花冠は白色で長さ7~10㎜、先が深く5裂し、裂片は反曲します。
総苞は狭い筒形で長さ1〜1.5㎝です。
小花は閉鎖花を結びます。
果実は長さ約4.5㎜の痩果で、1個の頭花に果実が3個付き淡褐色、
茶褐色羽毛状の冠毛が付きます。
名は、葉が亀甲の型で、花が白熊(ヤク)の尾毛に似ていることから、
ハククマ、転じてハグマになったそうです。

「春の山草展」で、キッコウハグマの苗と出会いました。
名前だけは知っていましたが、
花を見たことはありませんでした。
珍しい形の清楚な可愛い花を一輪付けてくれました。
閉鎖花を多数付け、茶色の冠毛になっています。

 

2019/05/05 撮影

2019/07/20 撮影

2019/08/13 撮影

 

  2019/11/13 撮影

 

2019/11/14 撮影

 

  2019/11/16 撮影

 

2019/11/18 撮影

 

2019/11/19 撮影

〃…閉鎖花

〃…閉鎖花

 

2019/11/24 撮影

 

2019/11/27 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

<  2020 年  >
2020/11/07 撮影…閉鎖花   

 

 

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イトラッキョウ ( 糸辣韭 )

2019-11-23 |  11月 の花たち

                               ↑ 2019/11/11 撮影 

2019/11/11 撮影




2020/11/02 撮影…シロバナ / オトメラッキョウ

 〃

[ ネギ科ネギ属の常緑性多年草 ]

九州長崎県平戸島南部の、
岩場や岩棚に群生して自生します。
草丈は、8~20cm。
鱗茎(球根)は狭長楕円形です。
根生葉は長さ10~20㎝、径約1㎜の細い円柱形です。
花期は、10~11月。
花茎を伸ばし、頂に紅紫色の花を2~12個散形花序に付けます。
花被片は長さ5.5㎜の広卵形です。
雄しべは花被片より長く、花糸の間に小さな突起があります。
白花や濃紫色花種もあり、小型でよく殖えます。 

日当たりと風通しを考慮して育てました。
花の少なくなったこの頃に
彩を添えてくれています。

 

2019/08/15 撮影

 

2019/10/20 撮影…右

〃…左

 

2019/10/26 撮影

2019/11/01 撮影

 

2019/11/03 撮影

 

2019/11/04 撮影

 

2019/11/05 撮影

 

2019/11/07 撮影

 

2019/11/10 撮影

 

2019/11/11 撮影

 

2019/11/16 撮影

 

2019/11/18 撮影

 

2019/11/19 撮影

 

2019/11/20 撮影

 

2019/11/24 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

2019/12/01 撮影

 

シロバナ ( 白花 )…和名オトメラッキョウ ( 乙女辣韭 )

2020/11/02 撮影

 〃


2020/11/04 撮影


2020/11/07 撮影


2020/11/10 撮影





2020/11/13 撮影

2020/11/18 撮影

2020/11/20 撮影


2020/11/23 撮影

 

<  2018 年  >
 2018/12/10 撮影
  〃…白花
 
 
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ヤマラッキョウ ( 山辣韭 )

2019-11-18 |  10月 の花たち

                      ↑ 2019/11/07 撮影

2019/11/11 撮影

[ ネギ科ネギ属の多年草 ]

日本では、
本州福島県以南~沖縄にかけて、
山地の草原に自生します。
草丈は、30~60cm。
鱗茎は長さ2~3㎝の狭卵形で、茎の下部とともに枯れた葉鞘で包まれます。
根生葉は、長さ20~50㎝、幅2~5㎜の円柱状で、2~3枚です。
花期は、9~10月。
葉の間から円柱形の花茎を1本だし、
茎頂に紅紫色の小さな花が多数散形状に付き、径3~4㎝の球形で、
花柄は長さ10~15㎜です。
花被片は広楕円形で長さ5~6㎜、鈍頭です。
雄しべは6個で花被片より長く花の外に突き出ます。
果実は、蒴果です。
白花や咲き分け種などがあります。
名は、山に生えるラッキョウの意で、鱗茎がラッキョウの形をしていることから付いたそうです。

一昨年に種を蒔いたものです。
花数が少し少ないように思いますが、
それでも花を見ることが出来て嬉しいです。
花の咲き始めの頃には、3本ほどになってしまっていた葉が、
花の終わりの頃には14, 5本まで増えていました。
来年に期待して・・・。

 

2019/08/15 撮影 〃 

2019/10/20 撮影 〃 

2019/10/26 撮影

2019/11/01 撮影

2019/11/03 撮影

2019/11/05 撮影

2019/11/07 撮影 〃 

2019/11/10 撮影

2019/11/11 撮影

2019/11/13 撮影

2019/11/14 撮影

2019/11/16 撮影 〃 

 

2019/11/18 撮 

2019/11/19 撮影

2019/11/20 撮影

2019/11/24 撮影

2019/11/29 撮影

 

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アシズリノジギク ( 足摺野路菊 )

2019-11-10 |  11月 の花たち

                                      ↑ 2019/11/03 撮影

  2019/11/03 撮影

2018/10/28 撮影 

[ キク科キク属の多年草 ]

ノジギクの変種です。
四国の高知県足摺岬~沖ノ島~愛媛県佐多岬の
海岸に自生します。 
草丈は、60~90cm。
葉は、柄を持ち、卵円形で3中裂し、互生します。
ノジギクよりやや小さく厚く、
表面の縁に短毛が密生し、白く縁どられています。
花期は、10~12月。
散房状に径3~4.5㎝の頭花を付けます。
中心の部分に黄色の筒状花が多数集まり、
まわりを白い舌状花が囲みます。
がくのように見える総苞は半球形で、
総苞片は3列に並びます。
名は、産地の足摺岬にちなんで付いたそうです。

緑色に白い縁取りの映える葉が涼しげでした。
暑い夏を上手に乗り越えて、
清楚な花が咲いてくれました。

 

2019/10/31 撮影

 

2019/11/01 撮影

 

2019/11/03 撮影

 

2019/11/04 撮影

 

2019/11/07 撮影

 

2019/11/10 撮影 

 

2019/11/11 撮影

 

2019/11/16 撮影

 

2019/11/20 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

 

<  2018 年  >
 2018/07/19 撮影

 

2018/10/10 撮影

 

2018/10/26 撮影

 

  2018/10/28 撮影

 

2018/11/08 撮影

 

2018/11/10 撮影

 

2018/12/10 撮影

 

 

 

 

 

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