しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ウグイスカグラ ( 鶯神楽 )

2018-02-25 |  3月 の花たち

                      ↑ 2018/02/17 撮影 

  2019/03/18 撮影

2019/04/24 撮影…青い実
 〃…実

[ スイカズラ科スイカズラ属の 落葉低木] 

北海道南部〜四国にかけて、
山地や丘陵、原野に自生します。
樹高は、1~3m。
樹皮は淡褐色、うすくはがれます。
幹に細い枝が多く、通常は無毛です。
葉は、短い柄を持ち、長さ3〜6㎝の広楕円形、
無毛で全縁、対生します。
若葉のときは、縁が暗紅紫色を帯びます。
花期は、4〜5月。
葉が出ると同時に、葉腋から下垂する細い花柄を出し、
淡紅色で長さ約2㎝、漏斗形の花を1~2個付けます。
細長い花の筒部は長さ約2㎝、先端は5裂します。
雄しべは5個、雌しべは1個です。
果実は、液果で長さ1〜1.5㎝の楕円形、
6月頃には鮮紅色に熟し、食べられます。
変種に、葉の両面に粗い毛がまばらに生えたヤマウグイスカグラや、
枝や葉に褐色の毛が密集し、花に腺毛が多く生えているミヤマウグイスカグラ
などが知られています。
庭木や盆栽などに用いられ、
園芸品種に白い花を咲かせて黄色い実を付けるものもあります。
似ているヒョウタンボクは熟すと赤い実を付けますが
有毒なので注意が必要です。
名は、ウグイスの鳴くころに花が咲くことや、
ウグイスが隠れられるような藪になること、
また古名のウグイスカグレが転じたとも言われ、
色々な説があります。
別名:ウグイスノキ(鶯の木)・ウグイスカグレ(古名) 

可愛い花で、
透き通るような赤い実は、
食べると甘いそうです。
どんなお味か楽しみです。
オナガ・カケス・キジバト・ヒヨドリ・ムクドリ・メジロなどが
食すそうです。


2021/03/11 撮影

<  2018 年  >
2018/01/10 撮影

2018/01/18 撮影

 

2018/02/10 撮影



2018/02/11 撮影

 

2018/02/17 撮影

 

2018/02/18 撮影

 

2018/02/20 撮影

 

 2018/02/21 撮影

 〃

 

2018/02/24 撮影

 

2018/03/07 撮影

 

2018/03/10 撮影

 

2018/03/19 撮影

 

<  2017 年  >
 2017/10/26 撮影

 

 〃

 

 

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2月の草庭

2018-02-10 | 2024年・2018年の草庭

                            ↑ 2018/02/10 撮影…2月の佇まい

2018/02/10 撮影…フキノトウ

〃…ウグイスカグラ

凛とした冷たい空気の中、
冬の寒さに耐えてきた草花たちは、
ぼつぼつ眠りから覚め始めます。
今日(2/10日)の草庭は、
先日の雪がまだ少し残っています。
蕗の薹が芽を1つ出し、
山芍薬の芽は、確りしてきたものと
まだ顔を出さないものとがあります。
この寒さの中、昨年植えた鶯神楽は、
小さな新葉の緑の先に花芽を付けています。
紅梅や黒文字・沈丁花などの蕾も、

いくらか膨らみを増してきたように思います。
2月も下旬になれば、
腐葉土を持ち上げて顔を出す節分草や福寿草たちに、
春の訪れが感じられると思います。

野鳥たちにとって、
自然界に餌の少ない冬は、
庭の虫や草木の実も大切な餌となり、
その年の気候や自然環境の状態から、
大きな影響を受けます。
昨年の寒の入りには、
千両の実がほぼ無くなっていましたが、
今年は沢山付いていました。
昨年の暮には沢山ついていた南天の実は、
鏡開きの頃には何粒か残して無くなり、
黒鉄黐(くろがねもち)の実も、かなり無くなっていました。
寒明けには、
千両の実も万両の実もいつの間にか無くなつていました。
何年もの間、
11月になると、小鳥用の餌台に、
小鳥の好きな向日葵の種などを出していましたが、
昨年から止めました。
草庭も以前より小さくなり、
周りも庭がなくなつて家が立て込むなど状況が変わり、
餌台に餌を出す環境では無くなってしまいました。
昨年までは、
目白・雀・四十雀・河原鶸などが餌台の周りを飛び交い、
ささやかな水場には、
烏・鵯・目白・四十雀・雀・山鳩・鶫などが、
水を飲んだり水浴びをしたりして、
賑わいを見せ、楽しませてくれました。
ジョウビタキ・コゲラ・ウグイスなど、
時には、アオジ・シロハラ・アカハラなども遊びに来ていました。
今では、
数羽の目白・四十雀・雀や2・3羽の鵯・山鳩・椋鳥・烏たちが、
静かに木や草の実、地中の何かを啄ばんでいます。
実がなる木や小鳥が隠れられる木、水浴びの場所などの
提供に心掛けています。


草庭での鳥たちの句
・・・・・・みなみ。
・おほかたは見え隠れして囀れる
・夕暮の雀夕暮春の雪。
・聞きなれぬ鳥の声する新樹かな
・うぐひすの身近に鳴ける豆を煮る
・ほろほろと砂苔かへす春つぐみ
・春嵐ものともせずに雀来る
・水浴びて鳥の飛び去る薄暑かな
・水浴びの小鳥の弾む五月かな
・ひとしきり庭の華やぐ巣立鳥
・子雀の一羽の来ればつぎつぎに
・烏鳴き凶に聞こゆる半夏かな
・書き出しはあのねの日記小鳥来る
・小鳥来る先まで硬き藤の蔓
・一脚の木椅子を庭に小鳥来る 
・白内障尾長のつぎに鵯の声
・ふくら雀来てをりこちら見てをり ぬ  
・先達に四十雀あと寒雀
・押し合ひてこぼるるものも寒雀
・目白より遅れて雀寒日和
・戻りつゝ餌に近づきぬ冬雀
・冬鴉いつもの刻に来ておりぬ
・厳冬の地をかすめ鵯飛びゆけり
・風邪の子に石を伝ひて雀くる
・餌台をとほまきにして初雀
・初声や目白に雀四十雀


< 芽生えなど 2018/02/10 撮影 >

…ヤマシャクヤク  …バイモ …バイカオウレン

…フキノトウ …スイセン …ハナカンザシ(旧) 

…ウメ …ウグイスカグラ …ボタン

…クロモジ …チンチョウゲ


< 芽生えなど 2018/02/18 撮影 >

…セツブンソウ …フクジュソウ

 

< 芽生えなど 2018/02/20 撮影 >

…キバナセツブンソウ …春の七草から

…セツブンソウ…フクジュソウ


< 芽生えなど 2018/02/21 撮影 >

…ヤクシマキンバイ …͡コゼリバオウレン …レンプクソウ

…ウグイスカグラ


2月1日~2月末日まで の花 

2018/02/10…バイカオウレン

 〃…ハナカンザシ

 〃…雪折れのスイセン

 〃…ウメ


2018/02/20 撮影

 

2018/02/24 撮影…セツブンソウ初咲き


2018/02/25 撮影…盛り


< 赤い実 >
2018/01/10 撮影…ヤブコウジ

〃…センリョウ

〃…キミノセンリョウ

〃…マンリョウ

〃…シロミマンリョウ

2018/01/12 撮影…クロガネモチ

2018/01/18 撮影…ナンテン



 

                            

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