しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

バイカオウレン ( 梅花黄蓮 )

2017-02-26 |  3月 の花たち

                                                                                                                      ↑ 2017/02/23 撮影  

  〃  

2022/03/10 撮影

2015/04/24 撮影…袋果

[ キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草 ]

日本固有種です。
本州福島県以南~四国にかけて、
山地の針葉樹林内や林縁に自生します。
草丈は、4~15cm。
根茎は少し肥厚してやや長く、多数のひげ根を出します。
葉は、根生し、長い柄を持ち、掌状複葉です。
小葉は5枚、長さ1~2.5㎝の倒卵形で2~3浅裂し、基部はくさび形、
質はやや厚く光沢があり、縁に鋭い鋸歯を持ちます。
花期は3~4月。
根生葉の中心から花茎を直立に出し、
頂に径1.2~1.8㎝、白色の両性花を1個付けます。
花弁状の萼片は5枚、倒卵状長楕円形で先端は鈍形、長さ5~9㎜です。
黄色の花弁は退化し、蜜腺となっています。
雄しべは多数、心皮数個があります。
果実は、袋果で輪生します。 
根茎がつる状にのび、節より左右に枝を出して広がるものもあります。
名は、花が梅の花に似ていることから梅花黄蓮(バイカオウレン)と付いたそうです。
別名 : ゴカヨウオウレン(五加葉黄連葉)……葉の姿がウコギ(五加木)に似ている事から。

小さな白い花が咲いているポットが届きました。
黄色の花弁がアクセントになっていてとても可愛いらしい。
元気に育って、増えてくれればと思っています。


2023/01/20 撮影


2023/02/14 撮影


2023/03/01 撮影

2023/03/05 撮影


<  2022 年  >
 2022/01/05 撮影
 〃

 2022/02/01 撮影

 2022/02/04 撮影

2022/02/19 撮影

 
<  2018 年  >
 2018/01/10 撮影…A株 

  2018/01/17 撮影…A株

2018/02/10 撮影…A株

2018/02/11 撮影…A株

〃…B株

 

<  2017 年  >
 2017/02/23 撮影

 〃

 〃…A株

 

 2017/02/26 撮影

 〃

 〃…小苞

〃…B株


<  2015 年  >

2015/04/23 撮影

2015/04/24 撮影
 〃

2015/04/25 撮影

2015/04/27 撮影


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バイカオウレン・コセリバオウレン の 育て方

2017-02-26 | 栽培のポイント

                                      ↑ バイカオウレン

[ キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草 ]

育て方の一例
・耐寒性: 強。  
・耐暑性: やや強。
・日照: 春・秋は半日陰。夏は日陰。  
・植え付け適期: 5~6月中旬、9月中旬~10中旬。
・用土: 赤玉土(小粒)4・鹿沼土(小粒)4・軽石(小粒)2の混合土 + 腐葉土2。
・肥料: 追肥…置き肥は、窒素、リン酸、カリウムが同等含まれている緩効性肥料(花後~4月、2回)。
             液肥は、液体肥料の1000倍希釈液(3~5月、9~10月に1~2回)。        
・鉢: 浅鉢。
・植え替え頻度: 2~3年毎。
・増殖: 株分け。実生(採り播き)。
・病害虫: ほとんど被害はない。
・潅水: 表土が乾き始めたら水たっぷり与える。
 
*
・開花期は2~4月。
・乾燥や寒風で葉を傷めないようにする。
・心もち湿っている状態が良い。
・乾燥を嫌うので、水切れをしない様に注意。
・地上部がなくなっても地中で生きていることがある。
・水はけの良い、水もちのよい用土に植える。
・加湿になると根腐れを起こす。
・夏・冬は肥料を与えない。
・枯れた葉などは、そのつど切り取る。
 
露地植え
・落葉樹や低木の下などで、夏は日陰になり冬から春にかけては日が当たる場所を選ぶ。
・湿った腐葉質の場所を好むので、腐葉土か堆肥を鋤きこんで植える。 
・水ぎれに気をつけて適湿を保つ。
 

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ハナカンザシ ( 花簪 )

2017-02-13 |  2月 の花たち

                                                                                                 ↑ 2017/02/20 撮影

 2017/02/26 撮影 

[ キク科ローダンテ属の常緑性多年草、オーストラリア原産 ]
流通名のハナカンザシ(アンテモイデス種)は日本原産のハナカンザシとは別種です。

多年草ですが、高温多湿に弱く、夏越えが難しいので、
園芸では一年草扱いです。
日当たりのよい乾燥した砂地を好みます。
草丈は、10~20cm。
茎は 直立して、基部で分枝します。
葉は、披針形で柔らかく、緑色をしていて、互生します。
花期は、4月~7月。
茎の先端に径約3cm、菊状の花を付けます。
中心部は黄色の筒状花が多数集まり、
周囲を舌状花に似た多数の総苞片が取り巻きます。
総苞は光沢のある白・薄桃・濃桃色などで、珪酸分が多く、乾質です。
蕾(苞)のときは丸みを帯びて赤褐色です。
花は日が当たると開き、夜になると閉じます。
果実は蒴果です。
秋播きが一般的で、苗の流通は12月~3月ごろです。
初夏まで花を楽しめます。 
鉢植えや花壇に用い、またドライフラワーにもします。
名は、赤い蕾を簪(かんざし)に見立てて付いたそうです。
別名 : アクロクリニウム

花の少ない早春に、
軽やかな白い花を咲かせます。
可愛い花に春の訪れを感じます。


<  2018 年  >
2018/02/10 撮影…昨年植えて夏を越した株

 <  2017 年  >
  2017/01/14 撮影

 〃…蕾 

  〃

 

 2017/01/19 撮影

 

 2017/01/21 撮影

 

2017/01/27 撮影

 

  2017/02/01 撮影

 

 2017/02/07 撮影

 

 2017/02/11 撮影

 〃

 

 2017/02/12 撮影

 

 2017/02/13 撮影

 

 2017/02/15 撮影

 

 2017/02/20 撮影

 〃

 〃

 

 2017/02/25 撮影

 

 2017/02/26 撮影

 

 

 

 


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ハナカンザシ の 育て方

2017-02-13 | 栽培のポイント

                                              ハナカンザシ

[ キク科ローダンテ属の常緑性多年草、オーストラリア原産 ]

育て方の一例
・耐寒性: やや弱い。  
・耐暑性: 弱。
・日照:  日向。 夏は明るい日陰。
・植え付け適期: 3月下旬~4月、9月中旬~10月中旬。
・用土: 赤玉土(小粒)4・鹿沼土(小粒)4・軽石(小粒)2の混合土。草花用培養土や市販の山野草培養土。
・肥料: 元肥…緩効性化成肥料。        
     追肥…薄い液体肥料(2~4月に月3回)
・鉢: 中深鉢。深鉢。
・植え替え頻度: 2~3年毎。
・増殖: 実生(9~10月)。挿し芽(3~5月)。
・病害虫: 灰色かび病、アブラムシやハモグリバエなど。
・潅水: 表土が乾いてから、花に掛からないよう水たっぷり与える。
 
*
・霜がからないようにする。
・水はけの良い、弱アルカリ性の土壌を好む。
・風通しの良い乾燥した場所。
・多肥を必要としない。
・高温多湿に弱いので長雨には当てないように注意する。 
・半分ほど切り戻して、蒸れを防いだり、新しい芽を出させる。
・咲き終わったら、花柄を順次切り取る。
 
露地植え
・芽出しから開花中は日向、夏は明るい日陰になるような場所。
・植え付け時に苦土石灰や堆肥や腐葉土などを混ぜ込む。
・3月頃に即効性の化成肥料を追肥する。
 
 

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