しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

コケモモ ( 苔桃 )

2021-07-06 |  5月 の花たち

                         ↑ 2021/03/31 撮影

 2021/03/11 撮影…蕾

2021/06/11 撮影…実

[ ツツジ科スノキ属の常緑性小低木 ] 

日本では、
北海道~九州にかけて、
亜高山~高山の林縁、草地に自生します。
草丈は、5~15cm。
茎の下部は地下を這い、マット状に生育し、地下茎は短く直立します。
葉は長楕円形または倒卵形て長さ1~2.5㎝、幅5~13㎜、
先は円く、質は厚く、縁はほぼ全縁、密に付き互生します。
花期は、6~8月。
枝の先に短い総状花序を出し、
紅色を帯びた白の鐘形で、2~6個の花を下向きに付けます。
短い花柄の先に2枚の小苞葉を持ちます。
花色には変異が見られます。
雄しべは8本、雌しべは1本です。
花冠は長さ3~6㎜、4中裂します。
果実は、約径7㎜の液果で、赤く熟し、味は甘酸っぱく食用にします。
別名 : コバノコケモモ

初夏に咲くと思っていました花が春に咲き、
初夏には実が赤く色づきました。
7月に入ってもまだ少し実がついています。

2021/03/11 撮影


2021/03/17 撮影

 〃


2021/03/31 撮影

 〃


2021/04/29 撮影…実


 2021/06/11 撮影




2021/07/06 撮影

 

コメント (2)
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シロバナノヘビイチゴ ( 白花の蛇苺 )

2020-07-08 |  5月 の花たち

                         ↑ 2020/06/00 撮影

2020/06/15 撮影

[ バラ科オランダイチゴ属の多年草 ]

本州宮城県~中部地方、九州の、
山深の草地に自生します。
草丈は、10~30cm。
全体に軟毛が生えます。
根茎は短く、紫紅色の細長い匍匐枝を地這うように伸ばし、
その先端に新苗を生じます。
葉は、根生葉を束生し、長い柄を持ち、3出複葉です。
小葉は3枚で長さ2~4㎝、幅1.5~3㎝の倒卵形、
先は鋭形または鈍形、基部は楔形(くさびがた)、
縁には粗い鋸歯があります。
花期は、5~7月。
株の中央から花茎を高く立ち上げ、径2㎝内外の白花を1~5個付けます。
花弁は5個で水平に開出し、萼片よりも長いです。
雄しべ・心皮ともに多数です。
萼片は5個で披針形、先が鋭尖形、  
萼片よりやや長い副萼片は、5個で小さい線状楕円形、先は鋭形です。
果実は痩果で、花が終わると花床はふくらんで、  
球形から卵円形の偽果となります。
肉質で赤く熟すと芳香を放ち、甘くなり食べられます。
その表面に粒状の痩果が散在します。
名は、白花で姿がヘビイチゴに似ることから付いたそうです。
森に生育することから森苺とも呼ばれています。
別名 : モリイチゴ(森苺)

この花を見ると、
草花がお好きで、イングリッシュガーデン風なお庭に、
白花蛇苺を伸び伸びと育てていらっしゃった
亡き友人のことを思い出します。
一緒に園芸店に行ったり、お花を交換したり、
気楽にお庭を行き来し、お茶をしたり、
良き日々を過ごしました。

 

2020/04/05 撮影

2020/05/04 撮影

2020/05/17 撮影

2020/06/15 撮影

 

 


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チシマウスユキソウ ( 千島薄雪草 )

2020-07-08 |  5月 の花たち

                       ↑ 20120/05/08 撮影

2020/05/04 撮影

[ キク科ウスユキソウ属の多年草 ]

日本の自生種、ウスユキソウの中の1種です。
南千島⦅択捉(えとろふ)・国後(くなしり)・色丹(しこたん)・歯舞(はぼまい)⦆に自生します。
草丈は、10~22cm。
茎や葉は白い綿毛で覆われ、その下にさらに細毛があります。
茎は分枝しません。
根生葉は、倒披針形で両面に白い棉毛があり、開花時にはありません。
葉は、披針形で先は鈍形またはやや尖り、基部は細くなつて、縁は全縁、互生します。
花期は、4~5月。(栽培)
茎頂に棉毛におおわれる苞状葉を放射状(径5㎝ほど)に数個生じ、
葉内に灰色の小さな頭花が多数集まって付きます。
小花は、筒状花で、白い毛で覆われています。
丈夫で美しいので、古くから栽培され、増殖苗が流通しています。
果実は、痩果です。
名は、山地の千島に基づくことから付いたそうです。

一目で、すぐに求め、
ミニロックガーデン風にして、
さっそく植えてみました。
エーデルワイスと同じ仲間の、
白い綿毛に包まれている花の姿には、
高山植物らしい趣があります。

2020/04/07 撮影

 

2020/04/15 撮影

 

2020/04/17 撮影

 

2020/04/21 撮影

 

2020/04/26 撮影

 

2020/05/01 撮影

 

2020/05/04 撮影

 

2020/05/09 撮影

 

2020/05/15 撮影

 

2020/05/17 撮影

 

2020/05/26 撮影

 

2020/05/26 撮影

 

2020/05/28 撮影

 

2020/06/06 撮影

 

2020/06/12 撮影


2020/06/15 撮影

 〃


2020/06/23 撮影

 〃


2020/07/11 撮影

 〃

 


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ミヤコグサ ( 都草 )

2020-07-08 |  5月 の花たち

                                          ↑ 2020/04/28 撮影

2020/*05/28 撮影

[ マメ科ミヤコグサ属の多年草 ]

日本では、
北海道〜沖縄にかけて、
日本全土の道ばたの芝地や草地、海岸などに自生します。
草丈は、15~35cm。
茎は束生し、直立したり、斜めに立ち上がったり、地に伏して伸びたりします。
葉は、柄を持ち、3出複葉でほとんど無毛です。
小葉は、長さ0.6~1.3㎝、幅3~8㎜の楕円形または倒卵形で、先は急に小さく尖り、
縁は全縁、互生します。
葉柄の基部に1対の葉状の托葉があります。
花期は4~10月。
葉腋から花柄を出し、先に径1.5㎝、鮮黄色の蝶形の花を2~3輪、散状に付けます。
花弁は5枚で、上の花弁1個は幅が広く大きい旗弁(きべん)1枚、
内側には左右に広がる翼弁(よくべん)2枚、
更にその内側で雌しべ・雄しべを包む竜骨弁(りゅうこつべん)2枚です。
萼は5裂し、先は細く尖って萼筒より長いです。
果実は、豆果まっすぐの線形で長さ約3㎝です。
名は、もともと京都に多くあったことから付いたそうです。
別名 :  コガネバナ(黄金花)・エボシバナ(烏帽子花)

去年、種を戴いたので、さっそく蒔いてみましたが、
花を付けませんでした。(蒔いた日:2019/05/05)
今年は鮮黄色の可愛い花を見ることが出来ました。
種を付けて広がりすぎましたので、強く刈り込みましたが、
また可愛い花を付けています。

 

2020/03/01 撮影

2020/03/05 撮影

 

 2020/04/21 撮影

 

2020/05/28 撮影

 〃

 〃

 

2020/06/03 撮影

 

2020/06/15 撮影

〃…実

 

<  2019 年  >

2019/07/15 撮影…種蒔いた日(2019/05/05)

 

2019/08/15 撮影

 

 


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エノモトチドリ ( 榎本千鳥 ) と サンラク ( 三楽 )

2020-05-17 |  5月 の花たち

                              ↑ 2019//05/05 撮影…エノモトチドリ

2020/05/09 撮影…エノモトチドリ

 

2020/05/05 撮影…サンラク

2019/05/05 撮影…サンラク

[ ラン科 ヒナラン属の多年草]

手持ちの図鑑で調べましたが
詳しく載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感もです。

エノモトチドリ(榎本千鳥)
イワチドリとコアニチドリの種間交雑種です。
愛好家の榎本一郎宅の作棚で昭和45年に初めて開花しました。
イワチドリとコアニチドリの中間型の草の姿・花の姿をしています。
紡錘形の根と少数のひげ根があります。
1~2枚の葉をつけます。
5月頃、茎頂に淡紅紫色の花を数個付けます。
花つきがよく、ボール状に咲かせます。
開花後茎の先端にムカゴを付けます。
丈夫でよく増殖します。
白紫点花や 他に紅一点花や純白花なども作出されています。
 小型の可愛い蘭、
 小さな鉢を並べて
 楽しんでいます。

サンラク (三楽)
エノモトチドリとイワチドリ〔万月〕を交配し、作出された品種です。

オオイワチドリ の名前で販売されています。
全体に大柄で花つきがよく、淡紅紫色の花をボール状に咲かせます。
丈夫で育てやすいです。
 山野草展で目にした
 石鉢の三楽が素敵に育っていましたので、
 こちらの方は軽石の石鉢に植えてみました。

イワチドリ
(岩千鳥)
本州東海地方以西と四国の、
山中の日陰で湿った岩壁上や岩の割れ目に自生します。
草丈は、5~15cm。
紡錘状の根と2~3本の細根があります。
茎は細く直立し、下部には膜質の鞘状の葉があり、
中部に葉を1枚出します。
葉は、長楕円形で長さ3~7㎝、両端は尖り、基部は無柄で軽く茎を包み、
下は鞘状をしています。
花期は、4~6月。
茎の先に径10~15㎜の淡紫色かまれに白色の花を数個付けます。
花被片は小形で唇弁が大きく目立ちます。
唇弁は3深裂し、中裂片はさらに2裂し、基部に紅紫色の斑点を付け、
裂片はいずれも広線形で鈍頭です。
距はごく小さく鉤状に曲がっているものが多いです。
名は、岸壁に生えることから付いたそうです。


エノモトチドリ
(榎本千鳥)
2020/03/27 撮影

2020/04/19 撮影

2020/04/26 撮影

2020/05/01 撮影

2020/05/04 撮影

2020/05/09 撮影

2020/05/11 撮影

2020/05/15 撮影

<  2019 年  >
2019/05/05 撮影

 〃

サンラク (三楽)
2020/03/27 撮影

2020/04/19 撮影

2020/04/26 撮影

2020/05/01 撮影

2020/05/04 撮影 

2020/05/09 撮影

2020/05/11 撮影

 〃

2020/05/15 撮影

<  2019 年  >
2019/05/05 撮影


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コキンバイザサ ( 小金梅笹 )

2019-09-14 |  5月 の花たち

                               ↑ 2019/05/12 撮影

2019/05/14 撮影

 [ キンバイザサ科コキンバイザサ属の多年草 ] 

日本では、
本州宮城県以南~沖縄にかけて、
山地の日当たりの良い草原などに自生します。
草丈は、10~25cm。
根茎は径約1㎝の塊状です。
短い茎に数個の葉を束生します。
葉は、長さ10~25㎝の線形で、先は細長く尖り、基部が狭まって、
中央より上部が幅広く、まばらに長毛が生えています。
花期は、4~6月。
下部の葉腋から長さ5~10㎝の細い花茎を出します。
花は、短い花柄を持ち、茎頂に径1㎝の黄色い花を1~2個ずつ上向きに平開します。
花被片は6枚で長さ4~6㎜、長毛があります。
雄しべは6個です。
果実は蒴果、長楕円形で長さ8~10㎜で、
種子は径約1.5㎜の球形で黒褐色です。
名は、キンバイザサに比べて小形なので付いたそうです。
別名 : キバナアツッザクラ(黄アツッ桜) 

ヒメギボウシの鉢に一輪咲いていました。
5月から咲き継いで、
今も楽しませてくれています。

 
2019/05/12 撮影
 
 
 
2019/08/15 撮影
 
 
 
 
2019/08/29 撮影
 
 
 
2019/08/31 撮影
 
 
2019/09/14 撮影

 


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オヘビイチゴ ( 雄蛇苺 )

2019-09-06 |  5月 の花たち

                                  ↑ 2020/04/07 撮影

2020/04/07 撮影

2019/05/26 撮影

[ バラ科キジムシロ属の多年草 ]

本州~九州にかけて、
原野や田んぼの畦などのやや湿った場所に自生します。
草丈は、20~50cm。
全体に伏毛があり、茎は地を這います。
根生葉は、長い柄を持ち、多くは掌状の5出複葉で、
茎葉は短い柄を持ち、3出複葉です。
小葉は狭長楕円形で長さは2~4㎝、先は円形または鈍形、基部は狭い鋭形、
縁には粗い鋸歯があります。
花期は、5~6月。
茎の上部に集散花序をだし、径約1㎝の黄色い5弁花を多数付けます。
花弁は倒心臓形、先くぼみ、基部は広いくさび形です。
萼片は5、卵形または卵状披針形で先が尖ります。
副萼片は5、線形で萼片よりやや短いです。
果実は痩果で一つの長さ約0.6㎜で広卵形です。
名は、ヘビイチゴより大型という意味で雄が付いているそうです。
別名、オトコヘビイチゴ。

草もの盆栽展で頒布していました。
本でよく見かけましたが、
実際に手に取って見たのは初めてでした。
蛇苺のように赤い実を付けるのかと思っていましたが、
褐色の乾いた実が付きました。


2020/04/04 撮影

2020/04/07 撮影

2020/04/15 撮影

 

2020/04/19 撮影

2020/05/04 撮影

 

 <  2019 年  >

2019/05/14 撮影

 

2019/05/26 撮影



2019/08/15 撮影

 


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ルリハコベ ( 瑠璃繁縷 )

2019-07-29 |  5月 の花たち

                        ↑ 9019/07/04 撮影

[ サクラソウ科ルリハコベ属の一年草 ]

全世界の熱帯から暖帯に広く分布しています。
日本では、
本州(伊豆諸島・紀伊半島)~九州、沖縄にかけて、
海岸近くの砂や砂利の上など、道端や畑などにふつうに見られます。
草丈は、10~20cm。
茎は4稜があり、分枝して地を這い、上部が起き上がります。
葉は、柄が無く、卵形で長さ1~2.5㎝、幅0.5~1.5㎝、
先は尖り、基部は心臓形、縁は全縁、対生します。
花期は、3~5月。
上部の葉腋から細長い花柄を出し、径1~1.3㎝の瑠璃色の花を1個ずつ開きます。
花冠は5深裂し、裂片は卵円形で先は鈍形、中心部は濃紅色です。
雄しべは5本、花糸も濃紅色で細かな毛が生えていて、葯は黄色です。
がくは5裂し、裂片は披針形で先が尖ります。
花は上向きで咲くが、花後は下に曲がります。
果実は、蓋果(がいか)で径約4㎜の球形、熟す黒い種子を散らします。
赤い花を開くものをアカバナルリハコベといい、日本では小笠原に知られるほか、
本土にも時に帰化しています。
名は、姿がハコベに似ていて、花が瑠璃色なので付いたそうです。

種を戴いたので、
蒔く時期が遅いのではないかと思いながら、
5月5日に蒔いてみました。
7月の初めに、
弱々しい茎の葉腋に瑠璃色の蕾のようなものを付けていました。
開いた鮮やかな美しい花はまだ見ていません。

2019/07/04 撮影

 

2019/07/06 撮影

 

2019/07/15 撮影


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イワギリソウ ( 岩桐草 )

2019-06-30 |  5月 の花たち

                     ↑ 2019/05/26 撮影

2019/05/25 撮影 

 2019/05/26 撮影

[ イワタバコ科イワギリソウ属の多年草 ]

本州近畿地方以西~九州にかけて、
低山の岩壁などに自生します。
草丈は、12~15cm。
全体に柔らかい細かな毛が密生し、
短い根茎です。
葉は、長い柄を持ち、長さ先は4~10㎝の広卵形で、
先はやや尖り、基部は円形または心臓形、質は厚く淡緑色、
縁には鈍鋸歯があり、根ぎわに付きます。
花期は、5~6月。
葉の間から長さ12~15cmの花茎を出します。
その頂に散形花序を出し、下向きに紫色の花を10個ほど付けます。
花冠は漏斗状唇形で長さ約2㎝、
下部は筒となり、上部は5裂して唇形になります。
雄しべは4本、うち2本は花粉が成熟しません。
果実は、広線形で紡錘形の種子を多数持ちます。
名は、岩上に生えて、葉の形がキリの葉を想わせるので、
付いたそうです。

セントポーリアを思い出すような葉に、
紫色の静かな花を沢山付けました。
緑葉と花のコンスタントも美しいと思いました。

 2018/11/03 撮影

 2018/11/26 撮影

<  2019 年  >
 2019/05/12 撮影

 〃

 

  2019/05/14 撮影

 

 2019/05/26 撮影
 
 
 2019/06/05 撮影
 
 〃
 
 
 2019/06/24 撮影
 
 〃
 
 〃
 
 
 

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サンリンソウ ( 三輪車 )

2019-06-13 |  5月 の花たち

                              ↑  2019/05/06 撮影…一重

2019/05/05 撮影…八重咲き

[ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ]  

日本では、
北海道~本州の中部地方以北にかけて、
亜高山帯やブナ帯の森林の林縁や林床に自生します。
草丈は、15~30cm。
全体に毛が多く、株のもとには古い葉柄の繊維が残ります。
根茎は太く短くてひげ根を出します。
茎は数本が直立して叢生します。        
根出葉は、長い柄を持ち、3出複葉です。
小葉は短い柄を持ち、卵形でさらに2~3裂し、
裂片は倒披針形で、縁には欠刻状の鋸歯があります。
総苞葉は3個で柄があり、根生葉と同じように分裂しています。
花期は、6~7月。
総苞の中心から2~3本の長い花柄を出し、
その先に各々1個、径約1.5㎝の白花を2~3個付けます。
花弁状の萼片は5枚で卵形です。
雄しべは多数で葯は黄色、雌しべはやや少数で微毛のある子房があります。
果実はそう果、集合果で有毛です。
匍匐枝を出す個体は、岩手県以外ではまれです。
名は、1本の茎に3輪の花を付けるという意味で付いたそうです。

三輪草を育てるのは初めてです。
八重咲きの中に一重も混じっていました。
思っていたよりも大きくなりませんでしたが、10㎝位の花茎を伸ばし、
可愛い花を付けてくれました。
来年は大きく育ってくれるでしょうか、今から楽しみです。

 2019/03/09 撮影 

 

2019/03/21 撮影 

 

2019/03/25 撮影

 

2019/03/29 撮影

 

2019/04/03 撮影 

 

2019/04/26 撮影

 

2019/04/28 撮影

 

2019/05/02 撮影

 

<  2018年  >
 2018/11/03 撮影

 


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新顔の草花たち

2019-05-20 |  5月 の花たち

                       ↑ スズムシソウ

5月の連休に開催された、
山草展(神代植物公園)、山野草展(日比谷公園)、草もの盆栽展(神代植物公園)や
日草展(上野グリーンクラブ)などに出かけました。
どの会場でも、
丹精に育てられた素晴らしい山野草たちに出会えました。
また、山野草の頒布会のコーナーでは、
育ててみたいと思えるものも見つけることができました。

5月の草庭の新顔たちです。
何れも戴いたり、求めたりしたものです。

 2019/05/02 撮影…キイウマノミツバ

 2019/05/05 撮影…ハルノタムラソウ

 〃…タカネナデシコ

 〃…キッコウハグマ

 〃…ホタルカズラ

 〃…ジュウニヒトエ

 〃…クガイソウ

 〃…ヒメイズイ

 〃…カワラナデシコ

 〃…ハルオコシ

 〃…ヒメトラノオ

 〃…砂子斑イタドリ

 〃…メイゲツソウ

 〃…三楽

 〃…エノモトチドリ

 〃…ムサシノキスゲ


 2019/05/12 撮影…シロバナネジバナ

 〃…ヒメギボウシ

 〃…コキンバイザサ

 〃…青フウチソウ

 〃…スズムシソウ

 〃…ヒメジュウニヒトエ

 〃…オヘビイチゴ

 〃…テカリダケキリンソウ

 〃…十和田アシ

 〃…ミツバツチグリ

〃…北岳デンダ

 〃…ミツデイワダレヒトツバ

 〃…チャセンシダ

 

 

 


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ホウチャクソウ ( 宝鐸草 )

2019-04-30 |  5月 の花たち

                            ↑ 2018/04/18 撮影

2019/04/26 撮影

2019/04/30 撮影

[ イヌサフラン科ホウチャクソウ属の多年草 ]  

北海道~九州にかけて、
山地や丘陵の林内に自生します。
草丈は、30~60cm。
根茎は小形で匍匐枝を出し、
茎は直立して、上部で分枝します。
葉は、柄が無く、長楕円形で長さ5~15㎝、幅1.5~4㎝、
先は尖り、基部は円く、表面には光沢があって、互生します。
花期は、4~5月。
枝先に短い花柄を持ち、長さ2.5~3㎝の筒状花を1~3個垂れ下がって付きます。
花披片は倒披針形で外花被片3枚と内花被片3枚、互いに接して筒状に集まり、先がわずかに開きます。
基部は白色でふくらみ、先は緑色を帯びます。
雄しべは6本、葯は淡黄色、
花柱は無毛で先端が3裂して花被片とほぼ同じ長さです。
果実は、液果で径約1㎝の球形、黒く熟します。
有毒と言われています。
名は、花の形を寺院の軒下に下がっている宝鐸に見立てて付いたそうです。

静かな花です。
お茶花に母が用いていたのを思い出します。
何度も移動していますが、丈夫です。
狐の提灯の名で親しまれているそうです。

 

  2019/04/26 撮影


<  2018 年  >
 2018/04/07 撮影

 〃


 2018/04/18 撮影


<  2015 年  >
 2015/04/12 撮影

2015/04/16 撮影

2015/04/24 撮影


<  2014 年  >
2014/04/15 撮影


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チゴザサ ( 稚児笹 )

2017-05-28 |  5月 の花たち

                      ↑ 2016/05/23 撮影

2016/05/15 撮影

2016/05/20 撮影

 2016/05/23 撮影

[ イネ科メダケ属の常緑性多年草 ]
  (イネ科チゴザサ属のチゴザサとは別種です)

本州中部以南~九州にかけて、
山野の川や道端に自生し、
地下茎で増えて群生します。
草丈は、30~60cm。
葉は、長さ4~7cmの狭披針形で先が尖り
緑色に白い縦斑が不規則に入って、 互生します。
花期は、5~8月。
茎の先に円錐花序を出し、
その細い枝先に、 長さ約2mm楕円状球形で淡緑色~帯紫褐色の小穂を多数付けます。
小型で刈込に強いので、
正月用の鉢植えや庭園の下草、グランドカバーなどに用いられます。
園芸品種で葉に黄や白の縞があるものはチゴザサと言われます。
名は、細くて小さな葉を幼児にたとえたことから付いたそうです。
別名 ; シマダケ(縞竹) ・シマザサ(縞笹)
 
句会のときに、
句友が涼やかに活けて下さいました。
緑の葉に白の縦縞がとても美しく、
茶花としても使われるそうです。
友人から戴いたものです。


2016/05/15 撮影

2016/05/16 撮影


2016/05/18 撮影

2016/05/20 撮影

2016/05/22 撮影


2016/05/23 撮影


2016/05/24 撮影

2016/05/26 撮影

2016/05/28 撮影

2016/05/29 撮影

2016/06/01 撮影


2016/06/04 撮影

2016/06/11 撮影

2016/06/14 撮影

2016/06/22 撮影


2016/08/19 撮影


<  2015 年  >
2015/09/28 撮影
2015/10/28 撮影


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サイハイラン ( 采配蘭 )

2016-06-09 |  5月 の花たち

                          ↑ 2016/05/03 撮影

 2016/05/03 撮影

2016/05/05 撮影

 2016/05/04 撮影 

[ ラン科サイハイラン属の多年草 ]

日本では、 北海道~九州にかけて、
丘陵から山地のやや薄暗い湿潤な林内などに自生します。
草丈は、30~50cm。
鱗茎は卵形で、地下に浅く時には露出して2~4個の古い鱗茎が連なっています。
秋に地中で根が伸び、新しい鱗茎が作られます。
葉は、長楕円形で先が尖り、長さ20~35cm、幅4~7cm、基部が柄になっています。
表面は暗緑色で、質がやや厚く、3本の主脈が目立ち、縁は全縁です。
鱗茎に1枚ときには2枚の葉を頂生します。
6月下旬~7月下旬に葉が黄変して枯れ夏眠に入り、
9月頃新芽が出て葉を展開し、冬の間も青々しています。
花期は、5~6月。
花茎1本を高さ30~50cmに直立し、数個の鞘状葉があります。 
総状花序を付け、淡緑褐色で紅紫色を帯びた細長い花を10~20個付けます。
花被片は長さ3cm内外の線状倒披針形で尖り、半開にとどまります。 
唇弁は鮮やかな紅紫色をしていて、ずい柱を包み込みます。
ずい柱は長く、唇弁と平行します。花粉塊は4個。
最盛期は横向きに花を付け、その後下向きに垂れ下がります。
果実はさく果で、 長さ2~2.5cmの長楕円形、先に長いずい柱が残ります。
鱗茎を日に干して乾燥させ、
生薬として、胃腸薬やひび・あかぎれなどに用います。 
名は、花序の形が、軍陣を指揮するのに大将が用いた采配に似ているので付いたそうです。

若葉の目黒自然教育園で出会ったことがあり、
個性的な花の姿が印象に残っていました。
庭植えは難しいと聞きましたが、植えてみました。
思っていたよりも長い間、立派な花が咲いていました。
来年もまた花を付けてくれますように…。


(a)株
 2016/04/08 撮影…1枚の葉
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影>

 2016/04/14 撮影

 2016/04/19 撮影

 2016/04/24 撮影

 2016/04/25 撮影

 2016/04/27 撮影

 2016/04/29 撮影

 2016/04/30 撮影

 2016/05/02 撮影

 2016/05/03 撮影
 〃
 
 2016/05/04 撮影
 〃

 2016/05/05 撮影

  2016/05/06 撮影 

 2016/05/09 撮影 
 〃

 2016/05/10 撮影 

 2016/05/12 撮影
 〃

2016/05/13 撮影

 2016/05/15 撮影

 2016/05/16 撮影

 2016/05/18 撮影

 2016/05/20 撮影

 2016/05/22 撮影

2016/09/12 撮影…葉芽


(b)株
2016/04/24 撮影 

 2016/04/25 撮影

 2016/04/27 撮影

 2016/04/29 撮影

 2016/04/30 撮影 
 〃

2016/05/02 撮影 
 〃

2016/05/03 撮影 
〃 

 〃

 2016/05/04 撮影

 2016/05/06 撮影 
 〃

 2016/05/09 撮影

 2016/05/10 撮影

 2016/05/12 撮影
 〃

2016/05/13 撮影
 〃

 2016/05/15 撮影

 2016/05/16 撮影

 2016/05/18 撮影

 2016/05/20 撮影

 2016/05/22 撮影

2016/09/12 撮影…葉芽


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ナルコユリ ( 鳴子百合 )

2016-04-20 |  5月 の花たち

                          ↑ 2016/04/16 撮影  

 〃

 2016/04/18 撮影

[ キジカクシ科アマドコロ属の多年草 ]
 旧分類ではユリ科でしたが、新分類によればキジカクシ科へと変更されています。

日本では、
北海道~九州にかけて
山野の疎林下に自生し、群生していることもあります。
草丈は、50~80cm。
根茎は肉質で太く、短い節になって横走ります。
茎はまるくて稜がなく、茎の上部は弓状に曲がり、2列になって互生します。
葉は、柄を持ち、披針形~挟披針形で長さ8~15㎝、幅1~2.5㎝、
裏面の脈上に粒状の突起があり、ざらつきます。
若葉は白いすじが入ることが多いです。
花期は、5~6月。
葉腋から花柄が垂れ下がり、
緑白色の筒状の花がふつう1~5個ずつ垂れ下がって付きます。
花は長さ2cmで、先端部は緑色が濃く、花の基部が短柄となります。
6個の花被片が先端部を残して筒状に合着し、先端のみ6裂します。
おしべは6本で花被の筒の中にあり、花糸は無毛です。
果実は液果で、径0.7~1㎝で黒紫色に熟します。
茎葉が枯れる10月ころに根を掘り、ひげ根を取り除き水洗いして、
天日で乾燥したものが、生薬の黄精(おうせい)で、
古くから民間薬として滋養強壮・リューマチ・痛風などに用いられてきました。
名は、姿や花の様子が鳥などを追い払う鳴子に似ていることと、
ユリの仲間なので付いたそうです。

白色に先が緑の花をいつの間にか付けます。
目立たない清楚な花ですが、
何本か群れて咲くと存在感が出ます。


 2016/04/02 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/12 撮影

 2016/04/16 撮影
 〃

 2016/04/18 撮影


<  2015 年  >
2015/04/24 撮影


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