↑ 2019/03/15 撮影…ミヤマカタバミ
2019/03/18 撮影
2021/03/10 撮影
[ カタバミ科カタバミ属の多年草 ]
ミヤマカタバミ (深山傍食)
日本では、
本州東北南部以西~四国にかけて、
山地の林下に自生します。
草丈は、7~15cm。
葉は、長い葉柄をもつ3小葉で根生します。
小葉は広倒心形、先が広くへこみ、長さ1.2㎝、幅約2㎝となり、
両縁の角は鈍い丸みを帯びています。
葉にも葉柄にもかすかな毛があります。
花期は、4~5月。
花茎は根生し、上部に葉小苞葉葉が2個あります。
頂に径約1.5cmの白い5弁花を1個付けます。
花弁には淡紫色の筋が入り、花弁の基部は淡黄色を帯びます。
雄しべは10本、雌しべは1本で子房には花柱が5本あります。
花後、さらに閉鎖花を出し、よく結実します。
果実は、蒴果で長さ約2㎝の円柱状卵形体で熟すると種子をはじき出します。
ベニバナミヤマカタバミ(紅花深山傍食)は赤い花を開きます。
名は、深山にはえるカタバミから付いたそうです。
別名 : エイザンカタバミ(叡山傍食)
カントウミヤマカタバミ (関東深山傍食)
本州関東地方南西部・伊豆半島・東海地方の、
山地の林下に自生します。
草丈は、7~15cm。
根生葉は、長い柄を持ち、3小葉です。
小葉は広倒心形、先が広くへこみ、
両縁の角は鈍い丸みを帯びています。
葉裏の軟毛が少なく、葉脈も目立ちません。
昼間は葉を広げて夜間には葉を閉じる、就眠運動を行います。
花期は、3~4月。
花茎の先に、径3~4㎝の白い花を1個付けます。
花弁は5枚、雄シベ10本、雌しべの柱頭は5裂します。
萼片は5枚です。
果実は、小型の卵球形で長さ6~12㎝です。
ミヤマカタバミの変種です。
名は、葉を閉じた姿が片方の葉が欠けて見えることからカタバミ(片喰)、
関東地方の深山に産することに基づき付いたそうです。
友人宅に伺った際に、
深山傍食が自然に生えている鉢植えがあり、
お話ししたところ鉢植えごと下さいました。
ラッキーなことに、
そのときに一緒に戴いた愛媛アヤメにも、
深山傍食が一つ付いてきました。
2020/03/05 撮影
2020/04/21 撮影
2020/05/09 撮影…閉鎖花
< 1019 年 >
2019/03/02 撮影
2019/03/13 撮影
〃
2019/03/15 撮影
2019/03/16撮影
2019/03/18 撮影
2019/03/28 撮影
2019/03/29 撮影
< 2018 年 >
2018/03/21 撮影
2018/11/10 撮影