↑ 2014/09/30 撮影
2014/10/18 撮影
2014/10/23 撮影
2015/12/18 撮影…紅葉
[ ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草 ]
自生地は、香川県小豆島とされていましたが、
近年奈良県内でも発見されました。
主として山地の岩礫地などに見られます。
草丈は、15~30cm。
茎は1株に束生し、
たわんで伸び、下垂して節があります。
葉は柄がなく、
3輪生して層をなし、
長さ約2㎝の円形で基部は広いくさび形、
肉厚で粉白色を帯び、周縁が紅色に染まります。
晩秋から冬にかけて全体が紅葉し、
その後地上部が枯れ、
根元に小さな休眠芽を形成して越冬します。
花期は、10~11月。
茎頂に花序を出し、
花は、径約8㎜、淡紅色の5花弁を球形の散房状に付けます。
花弁は長さ約4㎜の広い披針形、先端が尖ります。
雄しべは10本です。
果実は袋果です。
古典園芸植物の一つで、
古くから観賞用に庭や盆栽などとして栽培され、
日本各地に見られます。
変種のエッチュウミセバヤ(越中見せばや)は、
富山県の河川上流の山岳地帯に見られます。
名は、花が美しいので誰に見せようか、という意味で、
「見せたい」という古語が変形して「見せばや」と付いたそうです。
タマノオ(玉緒)は、 垂れた枝を緒に、球状の花を玉にたとえたということです。
別名 : タマノオ(玉緒)
早春に芽立ちが始まり、
時期はずれの夏に煮付けた花は貧弱でしたが、
秋の花は立派でした。
2015/03/01 撮影…目立ち
2015/03/09 撮影
2015/03/19 撮影
2015/03/30 撮影
2015/04/10 撮影
2015/10/19 撮影
〃
2015/10/25 撮影
2015/10/30 撮影
2015/12/18 撮影…紅葉
< 2014 年 >
2014/04/14 撮影
2014/05/03 撮影
2014/05/19 撮影
2014/06/01 撮影
〃
2014/06/02 撮影
2014/06/17 撮影
2014/07/18 撮影
2014/07/30 撮影…時期はずれの花
2014/08/02 撮影
2014/09/16 撮影…蕾
2014/09/29 撮影
2014/09/30 撮影
2014/10/01 撮影
〃
〃
2014/10/02 撮影
2014/10/04 撮影
2014/10/10 撮影
2014/10/11 撮影
2014/10/12 撮影
2014/10/14 撮影
2014/10/15 撮影
2014/10/17 撮影
〃
2014/10/18 撮影
〃
2014/10/19 撮影
2014/10/23 撮影
2014/10/24 撮影
2014/10/25 撮影
2014/10/27 撮影
2014/10/29 撮影
2014/11/02 撮影
2014/11/07 撮影
2014/11/11 撮影
2014/11/14/ 撮影
2014/11/23 撮影
2014/11/30 撮影
〃
2014/12/05 撮影
< 2017 年 >
2017/12/16 撮影
ー ムラサキベンケイソウ属 ー
東アジアを主に28種ほどあり、
日本には10種ほどが分布しています。
ヒダカミセバヤ (日高みせばや)
北海道日高・十勝・釧路地方の海岸沿いの岩上に自生し、
小型種で観賞用に栽培もされています。
草丈は、10~15㎝。花期は、8~9月。
茎の基部はいくらか木質化し、枯れずに残ります。
葉は卵円形もしくは楕円形で、縁に波状の鋸歯があり、
茎に1~2枚ずつ付いて、対生します。
茎頂に紅紫色の花が球状に集まって付きます。
・絶滅危惧類・
ミセバヤ
エッチュウミセバヤ (越中みせばや)
富山県の固有種で、ミセバヤの変種とされるやや大型種です。
葉は卵形で多肉質です。
茎頂に散房花序を出し、淡紅色の花が半球状に集まって付きます。
・絶滅危惧類・
ツガルミセバヤ (津軽みせばや)
本州東北地方の日本海側山地の岩場に自生し、
大型種です。
草丈は、10~40㎝。
花期は、8~9月。
葉はほぼ卵形で多肉質、対生または互生で3輪生することもあります。
茎頂に乳白色の5弁花を球形の散房状に付けます。
・絶滅危惧類・
カラフトミセバヤ (樺太みせばや )
エゾミセバヤ、ゴケンミセバヤ、ヒメミセバヤとも呼ばれます。
日本では北海道の山地の岩場に見られる小型種です。
草丈は、5~10㎝。
花期は、8~9月。
葉は倒披針形~倒狭卵円形で全縁、対生または互生します。
茎頂に紅紫色の5弁花を球形の散房状に付けます。