しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

アズマイチゲ ( 東一華 )  

2023-03-28 | 草庭の12ヶ月

                   ↑ 2023/03/08 撮影

2023/03/06 撮影

 [ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ]   

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地の落葉樹林内や林縁、草地などに自生します。
草丈は、15~20cm。
根茎は横に這い、大型にはならず先端には鱗片があります。
根生葉は花後に伸び、長い柄を持ち長さ10~15cm、2回3出複葉で、
小葉はさらに深く裂け蒼緑色で平滑、無毛です。
茎葉は短い柄を持ち、3出複葉で3枚を輪生し、
先に鋸歯があり、長さ2~3㎝、柔らかく垂れ下がります。
形も質も根生葉と同じです。
花期は、3~5月。
花は、茎頂に短い柄をも持つ、径3~4㎝の白でときに微紫色を帯びる花を1個付けます。
花弁状の萼片は8~13個あり、狭い長楕円形で白色、
基部と裏面はわずかに紫色や紅紫色を帯びます。
花弁はありません。
雄しべは多数で黄色、雌しべも多数、細い卵形体の子房には細毛があります。
スプリング・エフェメラル(春植物)の一種です。
名は、関東地方に多く分布することからアズマ(東)、
イチゲ(一華)は1茎に花を1個付ける意から付いたそうです。
別名 : ウラベニイチゲ(裏紅一華)

東一華の根茎を植えてから、
葉ばかりで何年も花を見ることができませんでした。

花友Aさんのお庭は、東一華を上手に咲せて群れています。
昨年、その中の元気な一株頂いて植えましたので、

この春には花が見られるかしらと期待していました。
草庭で咲いた東一華の花を初めて見ることが出来て感謝です。


2024/02/24 撮影

2024/02/27 撮影

2024/02/28 撮影

2024/03/01 撮影

<  2023 年  >
2023/03/01 撮影
 〃

2023/03/02 撮影

2023/03/03 撮影

2023/03/04 撮影
 〃

2023/03/05 撮影…薄日

2023/03/06 撮影
 〃

2023/03/08 撮影
 〃

2023/03/11 撮影
 〃

2023/03/12 撮影

 〃

2023/03/15 撮影


2023/03/19 撮影

2023/03/20 撮影

2023/03/21 撮影
 〃

2023/03/24 撮影…雨降り
 〃

2023/03/27 撮影

<  2022 年  >
2022/03/10 撮影

2022/03/19 撮影 


<  2019 年  >
 2019/03/09 撮影…芽生え

2019/03/10 撮影

2019/03/11 撮影

〃…芽生え

 2019/03/13 撮影

 2019/03/18 撮影

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノジスミレ ( 野路菫 )    

2023-03-22 |  スミレたち

                     ↑ 2023/03/22 撮影…シロノジスミレ(白野路菫)

2023/03/22 撮影 

2022/04/05 撮影

シロノジスミレは、ノジスミレのシロバナ変種です。

[ スミレ科スミレ属の多年草 ]

日本では、
本州~九州屋久島以北にかけて、
低地の日当たりの良い草地や田畑の間、道端などに自生します。
草丈は、4~8cm。
無茎種で、根は白くて太く、
全体に白い短毛が密にはえています。
根は深く、白色で数本に分かれます。
長い葉柄の翼は、狭く目立ちません。
葉は、斜めに立ち、狭い翼のある柄は普通葉身より短く、
葉身は長楕円形または線状広で長さ3~6cm、先は鈍く、基部は切形またはわずかに心臓形、
質はやや厚く、青緑色、縁には低い波状の鋸歯があって、束生します。
夏の葉は幅がひろくなり、長三角形~卵形になります。
花期は、3~5月。
花は、径1.5㎝前後、やや青みの強い濃紫色で、横向きに開きます。
花弁の長さ1~1.5cm、 縁が波打っています。
唇弁の距は細長く長さ5~6㎜、花弁と同じような濃紫色です。
側弁、距も無毛てす。
萼片は緑色で先が尖ります。
果実は、さく果で卵状楕円形で、先が平たくなります。
白色の花のものをシロノジスミレ(白野路菫)と呼びます。
名は、野路(のみち)に咲く菫と言うことから付いたそうです。

以前にノジスミレを地植えにしましたが、
花を付けませんでした。
今回は鉢植えにして見ましたら、
嬉しいことに、花を見ることが出来ました。



シロノジスミレ
2023/02/24 撮影

2023/03/22 撮影
 〃

2023/05/20 撮影


<  2022 年  >
2022/03/10 撮影

2022/03/23 撮影

2022/03/27 撮影

 2022/04/05 撮影
 〃
 〃
 〃

2022/04/18 撮影

2023/06/23 撮影

  
<  2015 年  >        ノジスミレ        
2015/03/30 撮影

2015/03/31 撮影

< 2014 年 >
2014/04/04 撮影

2014/04/05 撮影

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒田杏子先生 ご逝去を悼んで

2023-03-18 | 草花と俳句 

                     いつかふたりいづれひとりで見る櫻・・・・・ 黒田杏子 

あまりにも突然のご訃報に接しまして、
驚きと悲しみで呆然としております。
謹んで黒田杏子先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

黒田先生を師と仰ぎ、お心のこもった温かいご指導を賜ってまいりました。
句友たちも同じ思いで先生をお慕い申し上げており、涙なみだでございます。

「日本語の宝石、季語の現場へ」
「出合いの瞬間を大切に、心の感動を季語に託して」
「歳時記を読みましょう」
「鮮度のいい、自分の句を作りなさい」など、
先生のお言葉を大切にしていきたいと存じております。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミョウジンスミレ ( 明神菫 )   

2023-03-05 |  スミレたち

               ↑ 2019/04/15 撮影

2014/03/17 撮影

[ スミレ科スミレ属の多年草 ]

スミレの花変わりで、
唇弁の部分に白いところがなく、濃紫色になるものです。
本州箱根の明神ガ岳で発見されましたが、
所によっては、普通に見られるそうです。
少し小型で、花・葉の縁・葉脈に光沢のある赤茶色がはいります。
葉は、少し厚みがあつて、光沢もあり、夏葉もあまり大きくなりません。
花期は、3~5月頃。
花は、花弁が濃紫色で、唇弁の奥の部分は黒味を帯びた濃紫色をしていて、
花弁の 縁が波打っています。
明神ヶ岳に自生しているものは小型でやや細弁で多毛ですが、
選別された花が丸く大きなものや別の産地のものなどが販売されているそうです。
果実は、さく果です。
名は、箱根の明神ガ岳で見つかったことから、
通称ミョウジンスミレと呼ばれています。

少し小型で、花弁全部が濃紫色の花に惹かれます。
以前に撮った写真を整理しました。

残念ですが、今は消えてしまいました。
いつか鉢植えにして、増やしてみたいと思っています。

2014/03/15 撮影
 〃

2014/03/16 撮影
 〃
 〃

2014/03/17 撮影 
 〃

2014/03/18
 〃

2014/03/19 撮影
〃 
 〃…葉

2014/03/21 撮影
 〃
 〃…閉鎖花

2014/02/23 撮影
 〃

2014/03/24 撮影
 〃



2014/04/01 撮影

2014/04/04 撮影
 〃

2014/04/08 撮影
 〃

2014/04/17 撮影…実
 〃…種

2014/04/20 撮影

2014/04/27 撮影
 〃

2014/05/03 撮影
 〃


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする