しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

イワギリソウ ( 岩桐草 )

2019-06-30 |  5月 の花たち

                     ↑ 2019/05/26 撮影

2019/05/25 撮影 

 2019/05/26 撮影

[ イワタバコ科イワギリソウ属の多年草 ]

本州近畿地方以西~九州にかけて、
低山の岩壁などに自生します。
草丈は、12~15cm。
全体に柔らかい細かな毛が密生し、
短い根茎です。
葉は、長い柄を持ち、長さ先は4~10㎝の広卵形で、
先はやや尖り、基部は円形または心臓形、質は厚く淡緑色、
縁には鈍鋸歯があり、根ぎわに付きます。
花期は、5~6月。
葉の間から長さ12~15cmの花茎を出します。
その頂に散形花序を出し、下向きに紫色の花を10個ほど付けます。
花冠は漏斗状唇形で長さ約2㎝、
下部は筒となり、上部は5裂して唇形になります。
雄しべは4本、うち2本は花粉が成熟しません。
果実は、広線形で紡錘形の種子を多数持ちます。
名は、岩上に生えて、葉の形がキリの葉を想わせるので、
付いたそうです。

セントポーリアを思い出すような葉に、
紫色の静かな花を沢山付けました。
緑葉と花のコンスタントも美しいと思いました。

 2018/11/03 撮影

 2018/11/26 撮影

<  2019 年  >
 2019/05/12 撮影

 〃

 

  2019/05/14 撮影

 

 2019/05/26 撮影
 
 
 2019/06/05 撮影
 
 〃
 
 
 2019/06/24 撮影
 
 〃
 
 〃
 
 
 

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サンリンソウ ( 三輪車 )

2019-06-13 |  5月 の花たち

                              ↑  2019/05/06 撮影…一重

2019/05/05 撮影…八重咲き

[ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ]  

日本では、
北海道~本州の中部地方以北にかけて、
亜高山帯やブナ帯の森林の林縁や林床に自生します。
草丈は、15~30cm。
全体に毛が多く、株のもとには古い葉柄の繊維が残ります。
根茎は太く短くてひげ根を出します。
茎は数本が直立して叢生します。        
根出葉は、長い柄を持ち、3出複葉です。
小葉は短い柄を持ち、卵形でさらに2~3裂し、
裂片は倒披針形で、縁には欠刻状の鋸歯があります。
総苞葉は3個で柄があり、根生葉と同じように分裂しています。
花期は、6~7月。
総苞の中心から2~3本の長い花柄を出し、
その先に各々1個、径約1.5㎝の白花を2~3個付けます。
花弁状の萼片は5枚で卵形です。
雄しべは多数で葯は黄色、雌しべはやや少数で微毛のある子房があります。
果実はそう果、集合果で有毛です。
匍匐枝を出す個体は、岩手県以外ではまれです。
名は、1本の茎に3輪の花を付けるという意味で付いたそうです。

三輪草を育てるのは初めてです。
八重咲きの中に一重も混じっていました。
思っていたよりも大きくなりませんでしたが、10㎝位の花茎を伸ばし、
可愛い花を付けてくれました。
来年は大きく育ってくれるでしょうか、今から楽しみです。

 2019/03/09 撮影 

 

2019/03/21 撮影 

 

2019/03/25 撮影

 

2019/03/29 撮影

 

2019/04/03 撮影 

 

2019/04/26 撮影

 

2019/04/28 撮影

 

2019/05/02 撮影

 

<  2018年  >
 2018/11/03 撮影

 


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