↑ 2016/09/14 撮影
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[ シソ科ハッカ属の多年草 ]
日本では、
北海道~九州にかけて、
原野のやや湿った土地や小川の縁などに自生します。
草丈は、20~60cm。
長い地下茎を四方に伸ばして繁殖します。
茎は、四角形で直立し、上部で分枝します。
茎や葉・ガクには軟毛が生えています。
葉は、柄を持ち、長楕円形で長さ2~8cm、幅1~2.5cm、
先が尖リ、縁には鋸歯があって、対生します。
表面の軟毛はまばらで、裏面には小さい油点があります。
花期は、8~10月。
茎の葉腋に淡紫色の小さな唇形花を多数輪状に付けます。
花冠は長さ4~5mmで4裂し、上唇の先は浅く2裂します。
雄しべは4本、雌しべは1本です。
ガクは5裂し、裂片の先は尖ります。
全草に強い芳香があり、香料植物として栽培されています。
茎・葉からとった薄荷油は、香料・清涼剤・薬・菓子などに用いられます。
安政年間に岡山県や広島県で栽培が始まり、
明治初期にかけて主産地が山形県に移ったあと、
北海道で栽培が始まり、盛んに生産されていました。
戦前は世界に輸出されましたが、
今日では合成メントールに押されて生産量が減り、細々と栽培されています。
名は、漢名の薄荷が転訛。西洋薄荷をペパーミントと言います。
別名 : メグサ(目草)・ニホンハッカ(日本薄荷)・ワシュハッカ(和種薄荷)
ハーブの一つ、涼しげな香りが爽やかです。
薄荷糖の清涼感と歯ごたえが好きなので、
お土産によく買います。
2015/04/24 撮影
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2015/04/25 撮影
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2016/09/14 撮影…地植えにしました。
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2016/09/16 撮影
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2016/09/18 撮影
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2016/09/26 撮影
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2016/09/27 撮影
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↑ 2016/09/12 撮影
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[ オオバコ科クワガタソウ属の多年草 ]
ゴマノハグサ科ルリトラノオ属として分類することもあります。
本州の近畿~中国地方北部の、
日本海沿岸に自生します。
草丈は、40~60cm。
茎は円柱形で直立し、
全体が白い綿毛で密に覆われています。
葉は、ほとんど柄が無く、
長さ5~10㎝の披針形で先が鈍く基部が細くなり、
縁に少数の浅い鋸歯があって、対生します。
花期は、8~10月。
茎頂に穂状の総状花序を出し、多数の青紫色の花を密に付け、
下部から咲き上がります。
花冠は下部が筒状で、先が4裂し、雄しべは2本、雌しべは1本です。
花柄は短く、がくは深く4裂します。
果実は蒴果(さくか)、卵球形で先がやや凹み、
小さな円柱状の種子が多数入っています。
江戸時代の園芸植物で鑑賞用に栽培されていましたが、
今はあまり栽培されていません。
名は、花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえて付いたそうです。
・絶滅危惧種・
銀色がかった葉と
青紫色の花のコントラストが美しく、
日向が好きです。
雨が多く日照不足の日が続いていますので…
ちょっと気になります。
2016/04/10 撮影
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2016/05/06 撮影
2016/08/24 撮影
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2016/08/26 撮影
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2016/08/29 撮影
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2016/09/10 撮影
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2016/09/11 撮影
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6016/09/12 撮影
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2016/09/16 撮影
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< 2017 年 >
2017/12/16 撮影
↑ 2016/05/10 撮影…伊吹麝香草
2016/05/10 撮影…白花伊吹麝香草
[ シソ科イブキジャコウソウ属の常緑性小低木 ]
日本では、
北海道~九州にかけて、
低地から高山帯までの日当たりの良い岩地や乾いた草地に自生します。
草丈は、3~15cm。
茎は細く、地上を這い、上部が斜めに立ち、また枝分かれして直立し、
多数の枝を出します。
若枝には白い短毛があります。
葉は、ごく短い柄を持ち、卵形~長楕円形で長さ5~10㎜、幅3~6㎜、
先が鈍頭、縁は全縁、十字対生します。
表・裏面とも腺点があります。
花期は、6~8月。
枝先の短い花穂に淡紅紫色の小さな花を数段密に付けます。
花冠は径約5㎜の2唇形で、長さ7~8㎜、上唇は小形で直立し、先が凹みます。
下唇は平らに開いて3中裂し、裂片は細く円頭です。
雄しべは4本で同じ長さまたは下の2本が長く、雌しべは1本で柱頭が2裂します。
がくは筒形の2唇形で長さ4~5㎜です。
果実は分果で4個に分かれます。開花期の地上部を採取して、
陰干したものを薬用、また香料に用います。
名は、伊吹山に多く産し、芳香があることから付いたそうです。
別名;イワジャコウソウ(岩麝香草)・ヒャクリコウ(百里香)
草庭に初めて植えてみました。
匍匐枝を伸ばし、見たところは名もない草のように見えます。
小さな花を咲かせる姿は可愛らしく、
ちょっと触れると芳香に包まれます。
イブキジャコウソウ(淡紅紫色)
2016/04/12 撮影
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2016/04/30 撮影
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2016/05/02 撮影
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2016/05/05 撮影
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2016/05/06 撮影
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2016/05/10 撮影
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2016/05/13 撮影
シロバナイブキジャコウソウ(白花)
2016/04/12 撮影
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2016/04/30 撮影
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2016/05/02 撮影
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2016/05/05 撮影
2016/05/10 撮影
2016/0812 撮影
2016/05/13 撮影
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「苔玉つくり」を教えて頂きました。
至れり尽くせりに教えて下さったので、
初めての挑戦でしたが、思ったより易しく仕上がりました。
楽しい時を過ごすことが出来ました。
< 材料 >
苔玉の土 :
赤玉土(小粒)、 ケト土、 腐葉土、 燻炭
植える植物 :
野村紅葉、 紫丁花、 姫玉竜(姫竜)
苔 :
ハイゴケ
その他道具 :
黒糸、U字のピン、はさみ、水(霧吹きに入れる)。
ゴム手袋、トレイ、新聞紙(敷くため)。
< 作り方>
①赤玉・腐葉土・燻炭に霧を吹きよく混ぜケト土と合わせます。
水を少しずつ加えながらがらよく混ぜてこね、
耳たぶの硬さにまとめて団子状にしておきます。
(空気が残っていると割れやすい)
②野村紅葉・紫丁花・姫玉竜の根についている土をほぐしながら軽く落とし、
根の太い一か所を切り落として、植物全体に霧を吹いておきます。
③②の植物それぞれの根の下に①を崩して小さめに丸めて付け、土で根を包みます。
④③を組み合わせて一つの団子状(仕上がりの適当な大きさ)にまとめます。
⑤苔にも霧を吹いておきます。
⑥苔を平らに広げ④を包むようにし、
両手でしっかり押さえて苔を付け、土が見えないようにします。
⑦⑥に糸をしっかり巻きつけ、糸の先をU字のピンに結んで留めます。
⑧水を吹きかけて全体がしっとりした状態を保つようにします。
・2週間は風の当たらない日陰に置き、
霧吹きなどで水分を絶やさないようにします。
・その後は、風通しのよい朝日が差すような半日蔭に置いて、
乾かさないように水をやります。
乾燥が激しい時には、苔玉を30分程水にどっぷり浸けて水を吸わせます。
・1か月間、肥料はやりません。