しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

クチナシ ( 梔子/山梔子/巵子 )

2015-08-21 |  5月 の花たち

                           ↑ 2015/06/01 撮影

2015/05/31 撮影

2015/06/01 撮影   

 2018/12/22 撮影…実

[ アカネ科クチナシ属の常緑低木 ]

日本では、
本州の静岡県以西~沖縄にかけて、
沿海から丘陵の照葉樹林内に稀に自生します。
樹高は、1~2m。
葉は、短い柄を持ち、長さ5~13cmの長楕円形~細長い菱形状で、
光沢があり、側脈が目立ち全縁、普通は対生で時に3輪生します。
表面は濃緑色で裏面は淡白緑色、両面とも無毛です。
葉柄と葉柄の間に托葉があります。
花期は、6~7月。
葉腋から短い花柄を出し、
径6~7cmの白い6弁花を付けます。
質が厚く、強い芳香があって、
しばらくすると淡黄色に変わります。
果実は、倒卵形または楕円形で5~7の稜翼があり、
頂には6個のガク片が付いています。
秋になると橙色に熟します。
観賞用として、庭木や切花用に栽培され、庭園にも見かけます。
八重咲き・細葉・丸葉・斑入り葉などの品種もあり、
八重咲きの栽培品種をヤエクチナシといい、結実しません。
欧米で品種改良されたものを一般にガーデニアと呼んでいます。
果実の乾燥したものを、
生薬の山梔子(さんしし)として、
吐血の止血剤・利尿剤に用います。
また、食品着色料として栗きんとんや沢庵漬・梔子飯などに利用します。
名は、諸説ありますが、
果実が熟しても口を開かないところから「口無し」と付いたそうです。

つややかな緑の葉に、
開きはじめの白い清楚な花が、
ふくいくとした香を漂わせます。
雨模様のときは殊に香ります。


2015/05/19 撮影
2015/05/21 撮影
2015/05/23 撮影
2015/05/24 撮影
2015/05/28 撮影…Aの


2015/05/31 撮影…Aの花

2015/06/01 撮影…Aの花


〃 …朝つぼみ
〃…夕開花
〃…夕

2015/05/02 撮影…朝


〃…朝・Aの花
〃…夕・Aの花


2015/06/04 撮影…朝・Aの花


2015/06/05 撮影




2015/09/03 撮影…青い実

 2018/12/22 撮影

 


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シチダンカ ( 七段花 )

2015-07-03 |  5月 の花たち

                              ↑ 2015/05/23 撮影

2015/05/25 撮影

2015/06/13

[ ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木 ]

江戸後期、シーボルトが『日本植物誌』に「七段花」を記載していますが、
この花の実在が確認できなかったことから幻の花と言われ、
絶滅したと考えられていたそうです。
昭和34年に
六甲山中で自生していた1株が発見され、
現在では各地の庭園などに植えられています。

山紫陽花の変種といわれ、
樹高は、70~100cm。
葉は、卵円形または広披針形で質が薄く光沢がなく、
縁に細かい鋸歯があり、対生します。
花期は、5~6月。
茎頂に多数の花を散房状花序に付け、
花序の頂端はおおかた平坦となり、
そのまわりに装飾花を額縁状に付けます。
装飾花は先端の尖った八重になり、
両性花は退化して早く落ちることが多いのですが、
落ちずに残ることもあります。
色は薄青~淡紫色、土質により薄紅色に変化します。
清楚な花なので茶花として用いられます。

甘茶と同じ頃に咲き出します。
楚々として控えめに、
繊細な花を付けています。


2015/05/13 撮影


2015/05/14 撮影 


2015/05/15 撮影


2015/05/16 撮影


2015/05/17 撮影


2015/05/19 撮影

2015/05/21 撮影

2015/05/23 撮影



2015/05/24 撮影

2015/05/25 撮影

2015/05/28 撮影


2015/05/29 撮影

2015/05/31 撮影

2015/06/01 撮影

2015/06/02 撮影

2015/06/04 撮影

2015/06/05 撮影

2015/06/07 撮影

2015/06/10 撮影

2015/06/13 撮影


2015/06/26 撮影


< 薄紅色の花 >
2015/05/13 撮影
2015/06/13 撮影



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フタリシズカ ( 二人静 )

2015-07-03 |  5月 の花たち

                           ↑ 2015/05/03 撮影

2015/05/02 撮影

2015/05/03 撮影

[ センリョウ科チャラン属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山野の林内に自生します。
草丈は、30~60cm。
地下に短い根茎を持ち、多数のひげ根を出します。
緑色で無毛の節のある茎を数本直立します。
茎の中部に4~5節があり、鱗片葉を対生し、
上部の2~3節は節間が狭いので4枚の葉が輪生しているように見えます。
葉は、短い柄を持ち、長さ約10cmの広卵形で先がとがり、光沢がなく緑色、
縁に細かい鋸歯があり、対生します。
花期は、4~6月。
茎頂または葉腋に数本(1~5本、2個のものが多い)の穂状花序を出し、
無柄で花被のない小さな白花を付けます。萼もありません。
雄しべは1個、白色の花糸は3個で合着し、内側に曲がって雌しべを包み、
各々の先に葯があります。
花後にたびたび下垂した閉鎖花を付けます。
果実は核果で、小さな広倒卵形または球形、緑色に熟します。
名は、2本~数本の花穂を付けるところから
花穂1本の一人静に対して付けられたそうです。
二人静は謡曲「二人静」に由来し、
静御前とその亡霊たちの舞姿とも言われています。
古名 : ツキネグサ(都岐禰久佐・豆岐 禰久佐)
別名 : サオトメバナ(早乙女花)

草庭では、
ほとんどが3~5本の
花穂を付けています。
丈夫でよく増えます。

2015/04/12 撮影…芽生え

2015/04/16 撮影

2015/04/19 撮影

2015/04/22 撮影


2015/04/24 撮影


2015/04/25 撮影

2015/04/26 撮影

2015/04/29 撮影


2015/05/01 撮影


2015/05/02 撮影…

2015/05/03 撮影

2015/05/05 撮影

2015/05/06 撮影



2015/05/07 撮影

2015/05/09 撮影

2015/05/11 撮影

2015/05/12 撮影

2015/05/14 撮影

2015/05/15 撮影


2015/05/17 撮影

2015/05/19 撮影

2015/05/23 撮影


2015/05/24 撮影


2015/05/29 撮影

2015/06/02 撮影…閉鎖花

2015/06/04 撮影


2015/06/05 撮影

2015/06/13 撮影
〃…実

2015/06/15 撮影…閉鎖花の青い実
〃…実


<  2011 年  >
2011/05/15 撮影



<  2010 年  >
2010/05/16 撮影


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ニワゼキショウ ( 庭石菖 )

2015-06-06 |  5月 の花たち

                           ↑ 2010/05/16 撮影

2015/05/12 撮影

[ アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草・北アメリカ原産 ]

明治20年ごろに渡来し、
各地の日当たりのよい芝生や道ばたなどで、
野生化しています。
自然交雑種が多く、研究者によって分類が異なります。
草丈は、10~20cm。
全体に無毛、根は細いひげ根です。
茎は基部で枝分かれし直立、
扁平で2枚の狭い翼があります。
葉は根出葉で、幅2~3㎜の扁平な線状、しだいに先が尖り、
縁に細かい鋸歯があります。
花期は、5月~6月。
茎頂に細い花柄を出し、星状の小さな花を次々と開きます。
花径は約1.5cm、
花被片は6枚、
紫色または白紫色で濃い紫色の筋があり、
基部が黄色です。
雄しべは3個、雌しべは1個です。
花は1日でしぼみます。
白花もあり、混生も見られるとのことです。
果実は、果(さくか)で小さな球形、光沢があり、
熟すと細かい種子を散らします。
名は、葉がサトイモ科のセキショウに似ていて、
庭などに見かけることから付いたそうです。
別名 : クサアヤメ(草菖蒲)

毎年、
庭のあちこちに出て、
風に揺れている姿は可憐です。


2015/05/06 撮影…朝



2015/05/06 撮影…夕



2015/05/07 撮影


2015/05/08 撮影



2015/05/13 撮影

0215/05/14 撮影

2015/05/25 撮影

2015/05/28 撮影

2015/06/05 撮影

2015/06/07 撮影

2015/06/10 撮影

2015/06/14 撮影

2015/06/16 撮影


ー 近縁種 ー

オオニワゼキショウ (大庭菖蒲)
北アメリカ原産で
本州以南の道端や土手などに生えます。
草丈は、約50cm。
花期は、5~6月。
花は径約1cmで淡青色の6弁花を数個ずつ付けます。
果実は径約5㎜の球形です。

ルリニワゼキショウ (瑠璃庭石菖)
北アメリカ東部原産で
道端や荒地などに生えます。
草丈は、20~30cm。
花期は、5~6月。
花は約1.5cmで薄藍色の6弁花、
雄しべが棍棒状に1本に合着し、
花弁が根元まで切れ込みます。
果実はが径4~7㎜球形です。
別名 : アイイロニワゼキショウ

 


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エンコウソウ ( 猿猴草 )   

2015-05-13 |  5月 の花たち

                                   ↑ 2015/05/04 撮影

2015/05/09 撮影

2015/05/13 撮影

[ キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草 ]

日本では、
北海道と本州中部の、
山地の水辺や湿地などに自生します。
草丈は、15~30cm。
根はひげ状で、
根生葉は、長い柄を持ち臓円形で光沢があり、
質が軟らかく、縁に鈍い鋸歯があり、叢生します。
花期は、5~6月。
花茎は、直立せず横に長く這って約50cmに伸び、
その先に径2~3cmの黄色い花を1~2個付けます。
花弁は無く、花弁状のがく片が通常5個、
雄しべは多数、雌しべは5個です。
果実は、袋果。
花の後、花茎の先の節から根を出し、芽を付けます。
観賞用にも栽培されています。
名は、長く伸びた花茎を、
手長猿が手を伸ばした姿に見立て付いたそうです。

猿猴草という名に興味を持ち、
求めてみました。
花を付けてからも、
花茎は毎日目に見えて伸びました。


2015/04/24 撮影


2015/04/25 撮影


2015/04/26 撮影

2015/04/27 撮影

2015/04/28 撮影


2015/05/01 撮影…蕾

2015/05/02 撮影…朝
〃…午前10時頃
〃…夕

2015/05/03 撮影…朝
〃…夕


2015/05/04 撮影

2015/05/05 撮影

2015/05/06 撮影


2015/05/07 撮影



2015/05/09 撮影

2015/05/10 撮影

2015/05/11 撮影

2015/05/12

2015/05/13 撮影



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スイートピー

2015-04-30 |  5月 の花たち

                             ↑ 2015/05/02 撮影…ピンクの花

〃…ブルーの花

2015/05/04 撮影

[ マメ科レンリソウ属の蔓性観賞用一年草、イタリア原産 : 毒 ]

シチリア島の原産で、
19世紀後半にイギリスで品種改良が進みました。
日本には幕末に渡来しました。
草丈は、1~2m。
巻きひげを他のものにからませながらよじ登ります。
全株に白い粗毛が生えています。
葉柄は、太く短く、両側に翼があり、基部には狭い耳状の托葉があります。
葉は、まばらに互生し、羽状複葉ですが、
小葉は最下部の1対だけ残して他の2~3対は巻きひげに変化し、
卵状楕円形で無柄、長さ約3cm、斜めに立ち上がり、
表面が青緑色で裏面が粉白色を帯びています。
花期は、5月。
葉腋から20cmほどの花茎を出し、
上部に長さ2~3cm、芳香のある大きな蝶形の花を2~4輪付けます。
花弁は5枚で、幅が広く大きい旗弁(きべん)1枚・内側には左右に広がる翼弁(よくべん)2枚・
更にその内側で雌しべ・雄しべを包む竜骨弁(りゅうこつべん)2枚です。
ガクは鐘形で先端が5裂します。
園芸品種が多く、花色は白・淡紅・紅・紫・青など豊富です。
果実は、豆果で表面に産毛があり、莢の中に種子が入っています。
開花時期によって、
冬咲系・春咲系・夏咲系に分けられ、
切り花用には冬咲系が温室栽培され、
露地用には春咲系・夏咲系のタネを秋に蒔き翌春から初夏の花を観賞します。
また蔓にならない矮性系のものは、
鉢植えや花壇に向くと言われます。
名は、英名の「甘い香気の豆」に由来して付いたそうです。

ご近所で毎年、
上手に咲せていらっしゃいましたが、
ここ数年見かけなくなりました。
一度咲かせてみたいと思っていました。


2015/03/23 撮影


2015/03/26 撮影

2015/03/30 撮影

2015/04/09 撮影

2015/04/25 撮影

2015/04/26 撮影

2015/04/27 撮影



2015/04/28 撮影


2015/04/29 撮影…ピンクの花、朝
〃…午後
2015/04/30 撮影…ピンクの花
2015/05/01 撮影…ピンクの花

2015/05/01 撮影


2015/05/03 撮影


2015/05/04 撮影

2015/05/05 撮影



2015/05/06 撮影



2015/05/07 撮影



2015/05/09 撮影


2015/05/10 撮影





2015/05/13 撮影




2015/05/14 撮影



2015/05/15 撮影



2015/06/16 撮影



2015/05/17 撮影


2015/05/18 撮影


2015/05/19 撮影



2015/06/21 撮影



2015/06/23 撮影




2015/05/28 撮影



2015/06/01 撮影



2015/06/09 撮影



2015/06/18 撮影

〃→


<  2014 年  >
2014/11/23 撮影

2014/11/27 撮影


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イワカガミ ( 岩鏡 )

2014-06-26 |  5月 の花たち

                            2014/05/07 撮影

2014/05/04 撮影

[ イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草 ]

北海道~九州にかけて、
山地や高山の岩場・草地などに自生します。
草丈は、10~20cm。
茎は短く、地面を這います。
葉は、長い柄を持ち、円形で長さ幅ともに3~6㎝、
基部はわずかな心臓形、革質で表面に光沢があり、
縁には低い尖った鋸歯があって、根ぎわに束生します。
花期は、 4月~7月。
花は、葉の間から花茎を伸ばし、先端に総状花序を出して、
淡紅色の花を3~6個付けます。
花冠は径1~1.5㎝、基部は筒状で先が5裂し、花弁の縁は細かく裂けます。
雄しべは5個、萼片は5個で光沢があります。
果実は、さく果です。
変種のオオイワカガミ(大岩鏡)は、
北海道南部~東北地方・中部地方の日本海側に分布し、
葉が大型で多数の尖った鋸歯があります。
高山に生え、葉が小形で縁の鋸歯が目立たない種をコイワカガミ(小岩鏡)と
呼ぶこともあります。
名は、 光沢のある葉を鏡に見立てて付いたそうです。

葉の光沢が輝き、
薄紅色の花を引き立てます。
栽培はきわめて難しいそうです。
残念ながら
上手に育てられませんでした。


2014/04/25 撮影

2014/04/26 撮影

2014/04/27 撮影

2014/04/30 撮影

2014/05/01 撮影

201405/02 撮影

2014/05/03 撮影

2014/05/04 撮影

2014/05/07 撮影


2014/05/24 撮影


2021/03/10 撮影



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ヒメヒオウギ ( 姫檜扇 )

2014-06-23 |  5月 の花たち

                           2014/05/30 撮影

2014/05/23 撮影



[ アヤメ科ラペイロージア属の多年草 ; 南アフリカ原産 ]
(アノマテカ属に分類されることもあります。)

球根植物で、秋植え球根として扱われています。
草丈は、15~20cm。
葉は線形、緑色です。 
花期は、5~9月。
細い花茎を伸ばし、その先に径約3cmの6弁花を付けます。
花被片の色は白・淡紅・朱などがあり、
6個の花被片の下3個には基部に深紅色の斑点が入ります。
果実は果です。
タネから1年くらいで花が咲き、
強健で、野生化したものも見られます。
名は、葉が檜扇の葉に似ており、
小さいので姫が付いたそうです。
別名 ; アノマテカ

朱色の花の方は
友人から一鉢戴いたもので、
白い花の方は、
以前に園芸店で求めたものです。
丈夫で毎年よく咲き、
朱や白の花が目立ちます。


2014/05/23 撮影




2014/05/24 撮影


2014/05/24 撮影
2014/05/25 撮影
2014/05/26 撮影
2014/05/28 撮影
2014/05/30 撮影

2014/06/01 撮影
2014/06/02 撮影
2014/06/10 撮影
2014/06/15 撮影
2014/06/17 撮影


< 2010 年 >
2010/05/17 撮影

2010/05/26 撮影


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イワガラミ ( 岩絡 )

2014-06-14 |  5月 の花たち

                          2014/05/30 撮影

2014/05/25 撮影

2014/05/30 撮影

[ ユキノシタ科イワガラミ属の蔓性落葉低木 ]

北海道~九州にかけて、
暖地の丘陵や山地の林内などに自生します。
樹高は、約15m。
太い幹のものは、径8cmほどになり、
茎から気根を出して、大樹や岩などをはい上がります。
葉は、長い柄を持ち、広卵形または卵円形で長さ5~15cm、
先は鋭く尖り、基部は心臓形です。
縁に大きくまばらな鋸歯があり、対生します。
花期は、6~7月。
枝先に平たい集散花序を出し、
白い小さな5弁の両性花を付けます。
雄しべは10本。
花序の周囲に、花弁状の白いガク片1個からなる装飾花を数個付けます。
ツルアジサイ(ツルデマリ)と似ていますが、
ツルアジサイは4個のガク片からなる装飾花を付けます。
名は、気根で岩に絡みつくことから付いたそうです。
別名 ; ユキカズラ(雪蔓)

毎年5月末頃になると、
散歩道の石塀に
太い幹のイワガラミが
見事な花を付けています。


2014/05/16 撮影

2014/05/25 撮影

2014/05/28 撮影

2014/05/30 撮影



2014/06/01 撮影


2014/06/06 撮影

 


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シライトソウ ( 白糸草 )

2014-06-11 |  5月 の花たち

                                 2014/04/28 撮影

2014/04/29 撮影

[ シュロソウ科シライトソウ属の多年草 ]
(ユリ科で分類されていることもあります)

日本では、
本州秋田県以南~九州にかけて、
山地の林下や谷沿いなどに自生します。
草丈は、15~50cm。
根茎は太く短く、
根生葉はロゼット状に展開し、
柄を持ち、長さ8~14cmの倒披針形、無毛で、
縁は細かい波状をしています。
ロゼットの中心から出た花茎はやや直立し、
柄のない線状披針形の葉を付けます。
花期は、5~6月。
茎頂に長さ10~20cmの総状花序を出し、
白色の細かい花を多数付けます。
花被片は6個で、
上側の4個は先が太い線形、
長さ8~12mmの糸状で、真直ぐ放射状に付きます。
下側の2個はごく短く、雄しべ6個も同様に短く、
両方とも花茎に密着します。
花は下から順に咲きます。
果実はさく果、長さ約3mmの楕円体で胞間裂開します。
花が終わり実になる頃には白い花軸も緑色に変化します。
名は、細くて白い花被が付いた花の姿から付いたそうです。

繊細な花の変化する様子を
長く楽しみました。


2015/03/04 撮影
2015/03/09 撮影
2015/03/20 撮影
2015/03/27 撮影
2015/04/04 撮影
2015/04/18 撮影
2015/04/19 撮影
2015/04/25 撮影 


< 2014 年 >
2014/04/14 撮影

2014/04/15 撮影
2014/04/16 撮影
2014/04/17 撮影
2014/04/18 撮影
2014/04/20 撮影
2014/04/21 撮影
2014/04/22 撮影
2014/04/23 撮影
2014/04/24 撮影
2014/04/25 撮影
2014/04/26 撮影

2014/04/27 撮影
2014/04/29 撮影
2014/04/30 撮影
2014/05/01 撮影

 2014/05/02 撮影

2014/05/03 撮影

2014/05/04 撮影

2014/05/07 撮影

2014/05/09 撮影

2014/05/10 撮影

2014/05/11 撮影

2014/05/12 撮影

2014/05/14 撮影

2014/05/19 撮影

2014/05/22 撮影

2014/05/23 撮影

2014/05/24 撮影


2014/05/26 撮影

2014/05/28 撮影


2014/06/04 撮影


2014/06/06


2014/06/09 撮影

2014/06/14 撮影


・アズマシライトソウ(東白糸草)は、
 関東地方に分布し、
 花被片の上側4個の長さが2~3.5mmです。
・チャボシライトソウ(矮鶏白糸草)は、
 本州の愛知県と紀伊半島・四国・九州の山間部に分布します。
 まばらな総状花序に淡緑黄色または淡紫色を帯びた花を付けます。
 上側の花被片4個は糸状で細く長さ1~1.5cmです。




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ベニバナヤマシャクヤク ( 紅花山芍薬 )

2014-06-02 |  5月 の花たち

                              2014/05/11 撮影 

2014/05/11 撮影

[ ボタン科ボタン属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山野の落葉樹林内などに自生します。
草丈は、30~50cm。
根はよく分かれ、紡錘状に肥厚します。
葉は、2~3個互生し、2回3出複葉、
小葉は長さ6~12cm、倒卵形~長楕円形で先が尖ることが多く、
質はやや柔らかで全縁、通常裏面に軟毛があります。
花期は、5~7月。
茎頂に、淡紅色で、径4~5cmの花を1個、上向きに付けます。
花弁は5~7枚、半開に咲きます。
雌しべの柱頭は5個で長く、先が外曲します。
果実は袋果で、やや弓状に湾曲します。
紅色の濃い品種もあります。
名は、花が淡紅色で山地に生え、
姿が芍薬に似いるので付いたそうです。

先日神代植物園に行った折求めました。
まだ苗で、柔らかな草丈が10cmほど、
今年の花を諦めかけていましたが、
ある日、思いがけず小さな蕾を見つけました。
どんな花を付けるのか、
楽しみにしながら写真を撮りました。


2015/04/04 撮影
2015/04/09 撮影
2015/04/12 撮影
2015/04/15 撮影
2015/04/18 撮影



< 2014 年 >
2014/04/14 撮影

2014/04/15 撮影

2014/04/16 撮影

2014/04/17 撮影
〃…つぼみ

2014/04/18 撮影


2014/04/21 撮影

2014/04/23 撮影

2014/04/24 撮影


2014/04/25 撮影


2014/04/26 撮影


2014/04/27 撮影


2014/04/29 撮影

2014/05/01 撮影

2014/05/03 撮影

2014/05/07 撮影

2014/05/08 撮影

2014/05/09 撮影



2014/05/10 撮影

2014/05/11 撮影


2014/05/12 撮影


2014/05/14 撮影

2014/05/16 撮影

2014/05/19 撮影

2014/05/24 撮影

2014/05/30 撮影

2014/06/06 撮影

2014/07/17 撮影

2014/08/31 撮影

2014/09/09 撮影

2014/09/11 撮影

2014/09/12 撮影

2014/09/14 撮影

2014/09/24 撮影

2014/09/27 撮影

2014/10/04 撮影

2014/10/06 撮影

2014/10/11 撮影

2014/10/24 撮影








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サツキツツジ ( 皐月躑躅 )

2014-05-24 |  5月 の花たち

                               2014/05/24 撮影

〃…大盃

[ ツツジ科ツツジ属の常緑低木 ]

サツキツツジは日本固有の花木です。
本州福島県以西~九州にかけて、
山地の渓流に沿った岩上などに自生します。
樹高は、15~100cm。
葉は、枝の先に集まって付き、
線状披針型で両端が尖り、質は厚く固く、小さくて全縁、
褐色の伏毛があり、互生します。
花期は、5~6月。
枝先に紅紫色の花を付け、
花の下部には早落性の広い鱗片があります。
花冠は大きく、広い漏斗形で5裂し、
上面に濃い紅紫色の斑点があります。
雄しべは5本、雌しべ1本、葯は暗紫色です。
果実は、さく果で毛があります。
江戸時代から栽培されて品種が多く、
園芸品種には、花色が深紅~白・咲き分け・絞りなどがあり、
八重咲き種もあります。
刈り込みに強いので盆栽や生け垣に使われます。
庭木や生け垣・道路の植え込みなどには、
通常、原種に近い「高砂」「大盃」等の品種が多く用いられます。
名は、旧暦の5月(皐月)の頃、
一斉に咲き揃うところから付いたそうです。

近縁種のマルバサツキ(丸葉皐月)は、
九州南部の島々の岩地に自生します。
樹高は
葉は広楕円形または倒卵形でサツキより幅広く丸みがあり、
両面に伏毛があります。
花期は5~6月。
枝先に、径4~5cm、広い漏斗形で5裂、
普通紅紫色の花を1~2個付けます。
雄しべは6~10本でサツキより多く、
葯はサツキより薄い色をしています。
また白色・淡紅色・咲き分けなどの
多くの園芸品種があります。




2014/05/24 撮影
 ・
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2014/06/10 撮影
2014/06/11 撮影



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バイカウツギ ( 梅花空木 )

2013-05-27 |  5月 の花たち

                         ↑ 2012/05/26 撮影
                                                 
2012/05/27 撮影

[ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木]

日本では、
本州~九州にかけて、
山地の林下や林縁に自生します。
樹高は、1~3m。
ウツギの一種で、枝は二股に分岐します。
葉は、質が薄く、卵形で先が鋭く尖り、3~5本の葉脈が目立ち、
縁に浅い鋸歯がまばらにあって、対生します。
冬芽は、葉痕の内にあるため外からは見えませんが、
春になると葉痕を破って芽吹きます。
花期は、5月~6月。
小枝の先に集散花序を出し、
花径約3cm、白色で芳香のある4弁花を5~10個ほど付けます。
雄しべ約20本。
果実は、果(さくか)で、
9~10月頃に熟し、種子は褐色です。
純白で仄かな香気のある清楚な花が好まれ、
古くから庭木や生け花の花材として親しまれています。
ケバイカウツギ(ニッコウバイカウツギ)は、葉の裏面に多くの毛があります。
名は、梅に似た形の花を付け茎が空洞になっている木、
ということからついたそうです。
別名 : サツマウツギ

2012/05/21 撮影…つぼみ
2012/05/25 撮影
2012/05/26 撮影

2012/05/27 撮影

2012/05/28 撮影

2012/05/30 撮影
2012/06/03 撮影
2012/06/05 撮影
2012/06/12 撮影…実
2012/06/25 撮影


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ミヤコワスレ ( 都忘れ )   

2013-05-05 |  5月 の花たち

                                                                       ↑ 2013/05/05 撮影                                                                              
 〃 

[キク科ミヤマヨメナ属の多年草・ ミヤマヨメナの園芸品種]

本州~九州にかけて、
山林の木陰に自生するミヤマヨメナ(ノシュンギク)を
観賞用に栽培した園芸品種です。
草丈は、20~60cm。
耐寒性があり、地中に伸びる根茎で殖えます。
根出葉は、長い柄を持ち、卵状長楕円形で粗い鋸歯があり、
ロゼット状で冬を越します。
春に中心から茎を伸ばし、
茎の上部の葉には柄がなく、
長楕円形で粗い鋸歯があり、互生します。
花期は、4~6月。
分枝した茎の先端と上部の葉腋から花柄を伸ばし、
径3~4cmの花を付けます。
花は、濃紫・濃青紫・淡青・桃・白色の舌状花と
黄色の筒状花からなります。
日本独特の草花で、
江戸時代後期に改良されたものが栽培され、
切花・花壇・鉢植に利用されています。
切花用には主に高性種、鉢植えや花壇用には矮性種が、
栽培されています。
花色は多彩ですが、
一般には紫系のものが多く利用されています。
名は、佐渡に流された順徳天皇が
「この花を見ていると都のことも忘れるようだ」と
言われたことから付いたそうです。
別名 : ノシュンギク(野春菊)・ミヤマヨメナ(深山嫁菜)

簡素な美しい花を
今年も付けてくれました。

2013/04/06 撮影
2013/04/21 撮影
2013/04/23 撮影
2013/05/05 撮影
2013/05/18 撮影

2013/06/20 撮影



<  2011 年  >
2011/03/08 撮影
2011/04/11 撮影
2011/04/13 撮影
2011/04/16 撮影
2011/04/19 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/26 撮影
2011/04/27 撮影
2011/04/29 撮影
2011/04/30 撮影
2011/05/01 撮影
2011/05/04 撮影
2011/05/04 撮影
2011/05/06 撮影



<  2010 年 >
母の好みの季節の花が、
いつもさりげなく玄関や
廊下の隅などに活けてありました。
都忘れの花は
その中のひとつでした。

2010/05/08 撮影
2010/05/08 撮影

 


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ヒメシャガ ( 姫射干 )

2012-05-20 |  5月 の花たち

                    ↑ 2012/05/16 撮影…濃い色の八重咲き

2012/05/15 撮影…小雨の八重咲きの花

2015/04/27 撮影

2010/05/09 撮影…一重咲き

[ アヤメ科アヤメ属の多年草 ]

日本では、
北海道西南部~九州北部にかけて、
山中の草地などに自生し、群生することもあります。
草丈は、10~30cm。
根茎は短く、
葉は、線形で薄く先が尖り、淡緑色で一方に傾き、
冬に枯れます。
花期は、5~6月。
花茎は細く伸び、先端に径4~5cm、淡青紫~淡紫色の花を付けます。
外花被片の中央は白色で、
紫色の脈と黄色の斑紋があります。
一重と八重咲きがあり、
白花や濃い色の変異種も広く栽培されています。
果実は、蒴果で径8㎜の球形、種子は小形で暗赤褐色です。 
名は、シャガに似ていて小型なことから付いたそうです。
・ 絶滅危惧種 ・

可憐な花で、
シャガと異なり、
日向を好み
冬にはしなやかな葉が枯れてしまいす。


八重咲き
2012/05/06 撮影
2012/05/07 撮影
2012/05/09 撮影
2012/05/10 撮影
2012/05/11 撮影
2012/05/12 撮影
2012/05/13 撮影


2012/05/14 撮影…朝
〃…夕


2012/05/15 撮影


2012/05/16 撮影


2012/05/17 撮影…朝

〃…夕


012/05/18 撮影
2012/05/19 撮影
2012/05/20 撮影
2012/05/21 撮影


一重咲き
 
 
2012/03/07 撮影
2012/03/11 撮影
2012/03/13 撮影
2012/03/15 撮影
2012/03/16撮影

2012/05/21 撮影


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