11月1日(金曜日)、箕面市立多文化交流センターで、外国人市民や地域住民を対象とした避難所体験訓練と、災害時に日本語理解が困難な外国人市民に外国語などで情報提供し支援する多言語支援センター運営訓練が実施されます。
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箕面市国際交流協会など府内の国際交流協会5団体で構成する「国際交流協会ネットワークおおさか」では、「災害時の外国人支援を考える」連続研修会を開催しています。その一貫で、広域連携のもと、大阪府内で初めて避難所体験訓練と多言語支援センター運営訓練を行います。
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多言語支援センターとは、災害が発生した際に、日本語が理解できなかったり、災害に対する知識が乏しい外国人市民に対し、必要な情報をやさしい日本語や外国語で提供する機関です。行政機関などから提供される災害情報を選別し、発信したり、避難所を巡回し外国人市民の状況を把握します。東日本大震災の際には、地震後すぐ仙台市と仙台国際交流協会により仙台市多言語支援センターが設置されました。大阪府では、多言語支援センターを設置した経験がないため、災害時に備え、「国際交流協会ネットワークおおさか」が外国人市民や地域に住むかたがたを対象とした避難所体験訓練と、国際交流協会の職員やボランティアを対象に多言語支援センター運営訓練を行うものです。
今回の多言語支援センター運営訓練には、国際交流協会の職員やボランティアなど約40人が参加します。多言語支援センターのスタッフが、疑似避難所の外国人市民に聞き取りを行い、状況把握を行うとともに、必要な情報をやさしい日本語や外国語で提供する訓練を行います。また、東日本大震災で実際に「仙台市災害多言語支援センター」を設置した仙台国際交流協会と、しまね国際センターにも協力を仰ぎ、両センターにファックスやメールで翻訳を依頼するなど、災害時に迅速な情報提供ができるよう、相互に協力し合う体制を築いていきます。
外国人市民も参加する避難所体験訓練には、箕面市立多文化交流センターの日本語教室に通う外国人市民や留学生、地域の住民など約40人が参加します。避難所に見立てた講座室で避難所を疑似体験する他、災害の経験が少ない外国人市民のために、防災に関する講演やAEDの訓練、応急手当訓練、地震体験などの実習も行います。
<いざという時のために、日頃からの備えが大事だね!
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めざせ日本一!