この取り組みは6月12日(火曜日)に箕面市教育センターで開催されました。
はじめに、いじめ防止に向けた生徒会の取り組みの発表があり、
第三中学校生徒会から、「いじめ防止のDVD(いじめの寸劇)を使っての取り組み」を生徒会役員の代表者が発表してくれました。
第三中学校では、生徒全員でいじめを考え、いじめの寸劇を鑑賞する全校集会があります。その後、「あの空」を全校で合唱し、「わたしの行動宣言」を各自が記入します。また、普段から、いじめのない環境をつくれるように、記入した「行動宣言」を校舎内の廊下に掲示したり、いじめZEROの缶バッチを胸につけたりして学校生活を送っています。
「いじめのない環境をつくるため、この機会に自分ができることを考え、一緒に一歩踏み出しましょう。」と力強く宣言し、取り組みの紹介がありました。
次に、青少年指導センター館長から各中学校生徒会役員に、「いじめの定義」と「いじめの4層構造」についての説明がありました。その説明をもとに、各中学校生徒会役員で「現在、学校・生徒会として「いじめ防止」に向けて取り組んでいること」、「取り組みの良いところ、困っているところ」の意見交流をしました。
取り組みの良いところは、
「あいさつ運動を校区の小学校へ出向いて実施すると、気持ちがよい。」
「お昼の放送や未成年の主張を実施すると、みんなが笑顔になる。」
「友だちのいいところ探しをして、お互いの理解を深めると、仲が深まる。」
「目安箱の設置をしていると、良い学校づくりを考えられる機会が増える。」
困っているところは、
「あいさつが返ってこない。」
「サークルに参加する人が減ってきている。」
など、たくさんの意見がでました。
次に、グループ協議を行いました。「いじめを発生させない環境づくりをするために、生徒会はどんなことができるか? 中学生から小学生へ~」をテーマとして、真剣に考えました。
最初は少し照れくさそうでしたが、 それぞれのグループで活発な意見が飛び交っていました。
「小学校と連携してあいさつ運動を実施する。」
「中学校校区で携帯・スマホのルールを考える。」
「生徒会と児童会同士が話し合う機会をつくる。」
など、自分の意見をもち、エネルギッシュですばらしい意見交流となりました。
最後に青少年指導センター館長から各中学校生徒会役員に、「前期生徒会から後期生徒会へバトンタッチし、新たな取り組みを生徒全員で考えてください。」とお願いがありました。
参加していただいた箕面警察署、豊中少年サポートセンターの方々も、各中学校生徒会役員の熱心な姿勢に「みなさんの発表に感心しました。これからも一人一人が、いじめに対してしっかりと考え、みんなが安全で安心して登校できる学校をつくり、全校生徒が楽しみ、学び続けられる学校づくりをしてほしいです。」と感想を述べられていました。
最後にゆずるからのメッセージです。
拙者、生徒会のみんなが真剣に「いじめ防止」について話し合う姿を見て勇気づけられたでござる。
いじめを発生させない環境をつくるためには、相手の立場や気持ちを思いやるという意識を一人一人がもつこと、互いの人権を尊重し合う豊かな心をもつことが大切でござる。
今回も各中学校の生徒会からたくさんの意見を聞くことができたでござる。
学習会のあと、生徒たちに囲まれて幸せそうなゆずるでした。
<モミジーヌも生徒会役員さんと一緒に「いじめ防止」について考えてきたよ♪。
いじめを発生させない環境づくりに協力するモミ~!