箕面市で生産された実生(みしょう)ゆずを原材料にしたフルーティーな味わいが特徴のゆず酒「大阪 箕面 実生ゆず酒 ゆずころり」が、12月23日(水曜日)から箕面市内の酒店などで限定250本販売されます。
「ゆずころり」は、箕面の止々呂美地区で栽培された実生ゆずを使った果実酒で、平成27年から発売が開始され、今年で6年目を迎えます。
原材料となる実生ゆずは、一般的な接ぎ木栽培ではなく、種から18年かける実生栽培で育てられたゆずで、実が大粒で香りが良いことが特徴です。実生栽培のゆずの木は、全国でも5,000本ほどしかないといわれ、大阪府内でも止々呂美地区の約20軒の農家でしか生産されていません。
(箕面の実生ゆず)
「ゆずころり」は、ゆずの爽やかな香りと柑橘系特有のスッキリした甘さが特徴です。また、フラスコ型のボトルに、ゆずの果実をイメージした黄色のラベルと新緑を彷彿させる緑色の帯をあしらい、見た目も楽しむことができる一品に仕上がっています。製造は限定250本とし、それぞれに「101」から「1231」までのシリアルナンバーを付番しています。
「ゆずころり」を販売するスリーフィールド株式会社(箕面市稲1-5-3)の代表取締役、三原 昌治(みはら しょうじ)さんは、箕面市と箕面商工会議所が地域資源である「実生ゆず」を活用し、箕面を全国に発信している取り組みを知り、自身も実生ゆずを通して箕面をPRしようとゆず酒の企画を立ち上げました。そして、鹿児島県の二大杜氏「黒瀬杜氏」のひとり、黒瀬 安光(くろせ やすみつ)さんに出会いました。
(左から三原さん、黒瀬さん、弓場さん 2015年撮影)
黒瀬さんは焼酎造りに60年以上携わり、その長年の経験と功績が評価され、「黄綬褒章」など数々の賞を受章。普段は焼酎以外の製造を断っておられた黒瀬さんですが、三原さんの熱意に心動かされ、ゆず酒の製造に協力することになりました。
残念ながら、黒瀬さんは2年前にお亡くなりになられましたが、「ゆずころり」は、黒瀬さんの意思を継いだ二代目杜氏である弓場 裕(ゆみば ゆたか)さんにより製造され続けています。
スリーフィールド株式会社の代表取締役の三原昌治さんは「『ゆずころり』は名杜氏の黒瀬さんが生前最後に手がけ、ラベルに「総杜氏 黒瀬安光」の名前が刻まれた唯一無二のお酒です。実生ゆずの特徴を生かした爽やかな香りとゆずの酸味の中にほのかに漂う甘さを楽しむことができます。ぜひ特別な日などに味わっていただき、箕面の実生ゆずを知ってもらえるとうれしいです。」と話していました。
(ゆずころりの完成を上島市長に報告する三原さん)
また、スリーフィールド株式会社様のご厚意により、箕面市役所本庁の開庁時間中、毎月5・11・18番目に婚姻届を出されたご夫婦(夫又は妻が20歳以上の夫婦に限ります)に「ゆずころり」を贈呈します。なお、商品は後日送付させていただきます。
【商品概要】
・品目:リキュール
・原材料名:連続式蒸留焼酎、白砂糖、実生ゆず果汁(箕面産)
・アルコール分:20度
・内容量:310ミリリットル
・希望小売価格:4,000円(税抜)
・製造者:鹿児島酒造株式会社
・販売者:スリーフィールド株式会社
・販売店:樋口酒店、津賀屋、(株)藤井、稲田産業(株)、リカーハウスほそかわ、野口酒店 計6店舗
■お問い合わせ先
【販売元に関して】
スリーフィールド株式会社
電話:072-723-7878
【箕面市のPRに関して】
箕面市役所 地域創造部 箕面営業室
電話:072-724-6727
<とってもおいしいゆずころり!ぜひ試してみてね!