こんにちは!ニュージーランド出身の国際交流員ズィアです。最近、葉っぱの色が変わり、かなり寒くなりましたね。前回のブログではニュージーランドの牧羊犬について書きましたが、今回はニュージーランドのクリスマスとお正月の習慣を紹介します。私からは2020年最後の投稿になりますが、みなさんにとって2021年は素敵な一年になりますように!
上記の画像:パブロバ(卵白、生クリームと果物のデザート)はクリスマスによく食べます。
クリスマスは宗教(特にキリスト教)と繋がりがありますが、ニュージーランドは文化的にも、言語的にも、宗教的にも多様な国で、現在のクリスマスは昔と少し違います。祝日なので、宗教を問わず、ほとんどの人が休む事ができ、自分なりにクリスマスをお祝いするか、休みを楽しみながらリラックスします。クリスマスに「Merry christmas」(メリークリスマス)とよく言いますが、マオリ語でいうと「Meri kirihimete」(メリキリヒメテ)です。そしてお正月に「Happy New Year」と言いますが、マオリ語でいうと「Nga mihi o te tau hou」(ナ・ミヒ・オ・テ・タウ・ホウ)です。是非、言ってみてください。
上記の画像:ポフタカワという木の花はクリスマスの時に咲くので、ニュージーランドのクリスマスツリーとも呼ばれています。
ニュージーランドの一般的な習慣はイギリスと似ています。12月になると、多くの人はクリスマスツリーを買い、様々な飾り付けをします。木の下に家族や友達へのプレゼントを置いておきます。クリスマスの日には会社、店、レストラン、市役所、図書館など、病院や警察以外はすべて閉まります。そしてクリスマスの日はテレビとラジオでの広告は禁じられています。クリスマスは家族や親しい友達と一緒に過ごす日です。プレゼントを交換したり、美味しい料理を作ったり食べたりする日です!
クリスマスを想像すると、やはり雪やホットチョコレートなどを想像しますね。しかしニュージーランドは違います。南半球にあるので、クリスマスは夏にあります。昔、ニュージーランドの一般的なクリスマスランチはハム、ターキー、野菜、フルーツサラダ、アイスクリーム、蒸しクリスマスプリンなどでしたが、最近は外でバーベキューをしたり、アイスクリームや果物を食べたりしています。
クリスマスの前の日からお正月の数日後までほとんどの会社などは休みになります。店やスーパーなどは通常に営業します。学校も休校し、夏休みは大抵一ヶ月半ぐらいです。一月末ごろから新年の1学期に入ります。大学は大抵2月の20日ごろから再開するので、クリスマスからバイトをしたり、遊んだりします。
日本のお正月は基本的に家族と過ごしますが、ニュージーランドは異なり、友達と過ごす事が多いです。バーベキューをしたり、お酒を飲んだり、パーティーをしたり、遊んだりします。0時になる前カウントダウンをし、0時になるとみんなに「Happy New Year!」と言います。早起きし、初日の出を見る人も多いです。
皆さん、良いお年を!