箕面市は、地域による偏りのない均一な消防サービスを提供するため、市内で4署目となる箕面消防署 豊川分署(粟生間谷西1-2-3)を4月1日(木曜日)に開署します。
箕面市及び豊能町では、人口の増加や高齢化が進んでおり、救急車の出動件数(救急件数)が年々増加傾向にあります。令和2年(2020年)の箕面市と豊能町の救急件数は、平成22年(2010年)と比較すると、10年間で1,247件の増加、約1.2倍となっており、令和13年(2030年)には9,000件を超えると見込んでいます。
救急件数が増加することにより、待機する救急車が減少し、現場への到着時間が年々延長しています。
(電気を点けていない状態でも、とっても明るいですね!)
市は、市内全域で地域による偏りのない安心・安全をめざし、均一したサービスを提供するため、平成30年(2018年)2月に公表した「箕面市・豊能町の今後の消防需要に基づく消防力保全計画」において、一定の時間内に現場到着できるエリアの人口カバー率100%をめざし、現在の3消防署体制から5消防署体制へと移行することを決定しています。
4月1日に開署する豊川分署を皮切りに、2024年を目標に東分署を北寄りに移転、2025年を目標に中部地区に消防署を新設、そして、2026年以降に西分署を東寄りに移転する計画となっています。
(車庫の壁の内部には吸音素材が使われています)
豊川分署の主な特徴は「環境への優しさ」「迅速な対応力」「持続力」の3点です。
「環境への優しさ」では、事務室の窓を大きくし、太陽の光を最大限に取り入れることで、無駄な照明を点灯させることがなくなり、省電力に貢献します。また、車庫の壁に吸音素材を採用し、夜間でも車のエンジン音を気にすることなく、迅速に現場へ駆けつけることができます。
他にも、72時間無給油で稼働する自家発電設備などにより、災害発生時に持続的な災害活動が可能となっています。
(発電設備があるため、持続的な災害活動が可能です)
箕面市消防本部の美谷消防長は「人口増加や高齢化により、救急件数は増加しておりますが、今回の豊川分署の新設をはじめとし、既存の消防署の適正配置化を行うことで、地域による偏りのない均一な消防サービスの提供をめざします。また、新設備等により、災害時であっても、消防隊員が持続的に活動できるようになることで、今まで以上に地域の安全を確保できるようになると思います。」と話しました。
■お問い合わせ
箕面市 消防本部 消防総務室
TEL:072-724-9992
<地域の安全のために、これからも頑張ってください!