

我が家の樹齢約50年になるユズリハの木がだいぶ伸び、繁り過ぎたので、さっぱりしないと、その下に生えているサツキなどに日陰であることによる悪影響を及ぼしているので、先日、自ら、一日がかりで剪定の大作業をした。
ユズリハは、葉が落ちても、次から次へと葉が出てくるところから、「家督を譲る」「家のつつがない継承」を連想させ、正月の飾りなどの縁起物として貴重な植物とされており、我が家でも亡き母がとても大事にしていた木なので、引っ越すたびにズート連れてきたものなのである。
約50年の樹齢のある木なので相当の高さがあり、長い梯子でも届かないくらいである。
木の上に上り、つま先立ちしながらの剪定作業をしたので、身体全体が筋肉痛となったが、植木屋さん並の仕上がりに家内も驚き、日差しが入り込むようになったことで布団も干せ大喜びであった。
伐採した後は、切った枝や葉っぱの片付けがこれまた大変。
5年前くらい前に剪定した覚えがあるので相当伸びていたが、切り落とした枝や葉っぱが大きなビニール袋10袋にもなった。
その甲斐あって、その下に生えているサツキやドウダンツツジなどにも日が良く当たるようになり、その生育にはよい結果となるだろう。亡き母もさっぱりしたユズリハを見てきっと喜んでくれていると思う。


折りしも今度の日曜日は母の日である。
その日の夕飯は、亡き母を偲びつつ、駅前の「新寿司さん」で、プロ並みの写真の腕の持ち主である大将の写真講義を聴きながら、家内とともに、うなぎをいただいた。
