
栗原恵選手のアタック↑
きのうの対カザフスタン戦は、各セットとも息の抜けない大接戦であった。
しかし終わってみれば、セットカウント3:0のストレートでカザフスタンを制した。

特に第2セットは、本大会の運命を決めると言っても過言でない壮絶な戦いであった。
息の詰まるジュースの繰り返しの末、33:31で何とかこのセットをものにしたのは本当に大きかった。
もし、このセットを落としていたなら、この戦いは負けていたかも知れないし、北京への切符は遠のいたかも知れない、と言えるほど大事なセットであった。

きのうのヒーローは、何と言っても栗原恵選手の活躍に尽きる。
栗原選手は、若いのに、コート内で見せる顔つきも引き締まっていて好印象を与え、全日本を背負って立つ、というエースの品格を名実ともに感じさせる存在となってきた。

勝利を喜ぶ選手たち↑
最近は、以前アタックを決めたときに見せていた笑顔やガッツポーズなど決して見せないようになってきている。だからこそ、戦いに対する真剣みが、観ている者に感じ取れ、とても好感が持てる。
これで、全日本女子チームは開幕3連勝。
総合では、依然、得点率の差で、セルビアに次ぎ2位につけている。

きょうは、これまた息を抜けない強敵・ドミニカ共和国、さらにあさって金曜日は、アジアの永遠のライバル・韓国である。
今後も息の抜けない苦しい戦いの連続が予想され、北京への切符獲得はまだまだ予断を許さない。
全日本女子チームの健闘を祈りたい。