

きのうの対ドミニカ戦は、セットカウント3:1で全日本女子チームが勝利した。
これで全日本女子チームは、あすの韓国戦に勝利するか、そうでない場合でも、総合で四位以内に入れば、オリンピック出場権を獲得する(文末参照)。
きのうの試合内容は、決していい内容ではなかった。
相手は強敵ではあるけれど、決して負ける相手ではないのに、第二セットなどは、何となく、本当に、何となく、いつの間にか差をドンドン開かれていきこのセットを落とすという嫌な取られ方をした。
結果として、試合にはセットカウント3:1で勝ったとしても、後味の悪い、すっきりした勝ち方ではなかった。だから、きのうの試合は、前3試合のように盛り上がりもなく、ヒーローもいない。
強いてあげるとすれば、高橋、栗原、それに目立たないが連日実に良く働くリベロ・佐野選手であろうか。


試合は、相手のサーブミスが多いことにも助けられた。
全日本チームにソロソロ疲れがたまってきたのだろうか。足が止まっているようにも思われた。
あしたは、アジアの永遠のライバル・韓国戦である。
韓国チームは、若返りを図り、相当力をつけてきており、死に物狂いでぶつかってくると思われるので、全日本女子チームは今日の休みに疲れを取って全力で韓国戦を戦って欲しい。
この韓国戦に勝てれば、アジア圏第一位となり、北京への切符を手にするという重要な試合であるのだから。
なお、韓国は、きのう、日本が初戦であたり勝利したポーランドに、0:3のストレートで負けていて、きのう現在、2勝2敗である。
一方、今大会最終戦で激突するセルビアチームは、日本と同じく、現在、全勝街道を突っ走っており、全日本と最後に全勝同士で激突することになる可能性が高い。その意味でも、あすの韓国戦に勝利して北京への切符を確実にしておくことがあとの試合を楽にすることになるのである。
全日本チームの健闘を祈る。

※ 注 今大会で北京への切符を手にするのは出場8チーム中、4チームである。ここで、その条件を整理しておこう。
1 今大会最上位チーム
2 アジア圏での最上位チーム(今のところ、アジア圏4チーム中全勝は日本のみ)
3 上記1・2以外の上位2チーム