外出制限を呼びかける猛暑予想の「小暑」、島岡美延です。天の川は見えるかしら。
織姫と彦星の物語を信じたいけど、現代はこっちを信じてしまう人が多い――、秦正樹著『陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム』(中公新書)を読みました。読む前の興味は「どんな人が陰謀論を信じるの?」だったのが、読んでみて「私ってかなり気をつけなきゃいけない人」!?
「世の中の(自分以外の)人はメディアに誘導されたり踊らされたりする」と考える傾向が多くの人にあるよう、たぶん、私にも。政治的関心が高い人は好奇心も高く、陰謀論に接する確率が高くなり、知らずに近寄っている可能性が、って、コワいですね。
人は「自分の信じたい理論」に出会うと嬉しくて、そうではない考えは否定しがち。日本の国会を見ていても極端な議員が増えています。トランプ前大統領の支持者が連邦議会を襲撃した光景は衝撃的だったけど、立候補予定の彼、今度はオバマ元大統領の住所を暴露したとか。世界の民主主義、どこへ向かう?
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