個人情報保護委員会がデジタル庁立ち入り検査へ、島岡美延です。河野大臣は「マイナンバーカードの自主返納は十数件程度」という認識。税金の無駄遣いという感覚もない施策がずるずると。
惜しくも2007年に46歳で亡くなった池田晶子さん(代表作『14歳からの哲学』)の言葉を集めて昨年出版された『言葉を生きる』(ちくまQブックス)を読みました。
SNSに翻弄され、マイナンバーカードが強制される現代社会を見て、携帯電話も使わなかった彼女は何を思う? 迷いのない言葉が次々登場する本書。
「インターネットで便利になるという。便利になると何がよくなるというのか。便利さによって得られた時間や手間をよりよい目的のために使うからこそ価値がある。その目的とはよい人生を生きることである。実際はその時間をすることのない空疎に耐えられず人はさらに忙しい忙しいと・・・」
「何ゆえの便利さなのかをまず考えるべき。おそらく、きちんと考えられる人はかなり少ないと思う。」
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