アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

お師匠さんの「薩摩上布」

2012-07-21 | キモノ
小唄のお師匠さんと、松竹座へ行ってきました。
仁左衛門が大好きで
「孝夫ちゃん、孝夫ちゃん」と楽しみにされていましたが、
終わってみたら「染五郎がものすごよぉなった(良くなった)」
と感心されていました。

この日のお師匠さんの夏キモノは
「これは薩摩上布やの」と教えていただきました。


道頓堀の提灯飾りをバックにパチリ。

薩摩藩が琉球王国を支配していた頃に、
宮古や八重山の上布を薩摩藩が販売したそうですね。
なんともいえない美しい光沢があり、蝉の羽のように軽く、
それでいてしっかりした織。
南国ならではの上布、ちょっと感動ものです。
写真ではわかりませんが、実際はもっと艶と張りがあります。
私の小千谷縮みは、ふわっとしわしわになります。
大人の着こなしだなぁ。
良いものを見せていただきました。