みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『箙』  2回目

2011年01月24日 | お稽古
 昨日はお稽古でした。この日のお稽古は欠席者が多く、その分たくさんお稽古していただきました。昨日記事を書こうとしたけれど、書けないくらい疲れ果てておりました(笑)それだけ昨日は充実した稽古だったということでしょうか。

 ということで『箙』のお稽古2度目です。翔の後のキリの部分がややこしいところもあったりするのですが、なんとか及第点は頂きました。お稽古をつけていただいて“感じ”がなんとなく掴めたかな~。きちんと正確に。油断せずにあと約一ヶ月で仕上げたいと思います。ええ・・・昨年のあの失敗を繰り返さない!・・・ということを目標にします。

 そして次のお舞台の話もそろそろと・・?といっても詳細はまだ不明なのですが・・・。でも今までの稽古の蓄積というのは大事だなと思います。生かせるようにそれぞれきちんとしないといけませんね。毎回毎回、舞台前と同じようなテンションはどうしても無理ですが・・・(^^;

初稽古は『箙』

2011年01月11日 | お稽古
 昨日(10日)は新年初打ち&お食事会、その後初稽古となりました。ということで初稽古はちゃんと着物を着て出かけました。"ちゃんと”というのは、最近着物を着るときは袴をつけてということが多いのですが、今日は着流し(?)にお太鼓で女性らしい出で立ちです(笑)

 さてさて、新年初打ちは『羽衣』のキリを打たせていただきました。何度も打っていますが、そういう曲こそ油断せずしっかりやらねばなりません。新年最初の人前での発表(身内のみではありますが)はなんとかうまくできました。先生には「何度もやっているから“できて当たり前”」と言われましたが(笑)でも好きな曲なので、そういう曲を新年から打たせていただくのは気持ちがよいです。

 さて、お稽古は今日から『箙』。またこちらも人前で・・・ということになりましたので、気合いれています。さて最近は序之舞など太鼓のものが多かったですが、久しぶりに大小ものというか久しぶりの翔り(かけり)の曲です。翔りのものは結構好きなのですが、これはその後が難しいですね。翔りは久しぶりですがうまくいったかな・・・意外と体で覚えているものです(笑)大小の間のみの気合という感じでしょうか。緩急をつける、お互いの間を計ることは大鼓の人によって違ってくるでしょうから、本番と稽古が同じということはありえないでしょう・・・そこが面白いところでもあり怖いところです。さあ、まずは目の前の曲をがんばりましょうか。

<おまけ>

 
 昨日はこれを着ていきました。舞台があるときはだいたいこれに袴をつけているいわばユニフォーム的着物です。お稽古関係用に作ったわけではなく、背中のみの一つ紋ですが紋付ですのでいろいろ便利だからと昔祖父が作ってくれました。一番重宝している着物ですし、一番似合うと人から言っていただいているので、祖父に感謝しながら着ています。新年ですし、紋付を着ましたが、それ以外のお稽古の時はお気軽着物ばかり。今年は都合が悪いとき以外はなるべく着物でお稽古しようと思います。
 着物は自分で買ったものもありますが、ほとんどが母のお下がり。そして有難いことにお稽古をしているというと、親戚知人からいらなくなった着物を頂くこともあります。こうした親子(あるいは三代)などで受け継いだりできるのも着物の良さの一つなのかなと思います。

着物を着るだけで暑い・・・

2010年10月16日 | お稽古
 詳しく書くことは控えますが、今日は人前で鼓を打つ機会をいただき、鼓を打ってきました。4人で一緒に打つ連調という形です。出来はまあまあでしょうかね・・・。事情があって事前に音出しやら申し合わせ(リハーサル)できなかったのがちょいと辛かったですが、舞囃子で申し合わせがないのに比べたらましかな・・・。それよりも空調の影響で鼓の音(皮の状態)が変化してしまうのも辛いです。


 ところで、題名の話題ですが、今日は着物を現地で着替えたのですが、着物を着るだけでも暑かったです・・・。10月も中旬になれば大丈夫かな?なんて思っていたのですが、電車の中も冷房がかかっていまし、着替えにお借りしたお部屋も冷房がかかっていたのに・・・。袷だからっていうのもありますが、やっぱり暑い(笑)でも着てしまえば集中しているし、帯を締めて袴をつけると気持ちがいつもの何倍もシャキッとするので、そんなことは感じないのだけれど。

 それを考えると、プロの能楽師さんたちはすごいと思います。屋内外どんな環境でもきちっと舞台をこなす・・・。おまけにシテは夏でも装束を着けますしね。それゆえ玄人(プロ)なのでしょうけれど・・・。私なんてこんな記事書いている時点でダメだなと思います(笑)でも、言い訳はダメだけど・・・十月なのにまだこんなに暑いんだもん・・・。異常ですよねぇ・・・。
 来月のお稽古日は用事があるので、行けないかもしれない。行けるとしても洋服になってしまうから・・・次の次のお稽古日が天気が良かったら、お着物でお稽古に出かけようと思います。(まさか12月もまだ暑いってことはさすがにない・・ですよね・・?)

『羽衣』とりあえず合格

2010年10月11日 | お稽古
 5月から始めた序之舞のお稽古一曲目は『羽衣』。今までクセ、キリはお稽古したことがありましたが、舞囃子というか序之舞も入ると位も格段と上等になります。今日はサシから通しで。いつも難しいということを書いていますが、やはりやはり・・・序之舞は難しいです。序の部分が、一人ではお稽古しにくいところですし・・・。前回みていただいた破之舞も、繋がりが今回はうまくいきました。

 こういったものは手そのものというよりも、掛け声やお互いの間などが重要なのだなと痛感します・・・。特に掛け声は本当に私にとっては課題です。

 「天女ですからね。修羅道から出てくるんじゃありませんよ。」

 ううう・・・・難しいですよぉ・・・。でもとりあえず「合格」しました。

 次は同じ序之舞の『葛城』です。見たことないし、知らないので、謡や手もそうですが、話の筋などこれから予習せねば!

『羽衣』 序之舞も破之舞も!

2010年09月19日 | お稽古
 今日は久しぶりのお稽古です。今日も『羽衣』をじっくりとみていただく。今回は途中に破之舞が入るパターンのお稽古です。サシからやると長くなるし、クセはもう何回もやっているので、序之舞に入るところからみていただきました。

 序之舞はやはり難しいけれど、中身よりもやはり序之舞に入るところが一番難しい・・・間も雰囲気も。音も掛け声も・・・。
 破之舞はそれ自体は短いのですが、その前後の繋ぎがつまずいてしまいました。破之舞は今日が初めてということですし、もう一度お稽古になります。

序之舞の難しさ

2010年08月01日 | お稽古
 今日のお稽古も引き続き『羽衣』です。毎年書いていると思いますが、この時期どうしてもお稽古やる気なし期間になってしまいます(苦笑)夜は毎日へばっていますが、昨夜も手付を見ているうちにそのまま寝ていたり・・・。そして今日は久しぶりに浴衣でお稽古。といっても稽古場で着替えますが・・。着替える場所が冷房が効いていないお部屋でしたので(泣)、着替えるだけで汗だくでした(笑)

 今日は、クセの舞に入る少し前の部分から序之舞・キリをみていただきました。序之舞はやっぱり雰囲気が難しいです。最初の部分から初段までは難しいです。それ以外は太鼓ものでつられてはいけない部分をうっかり忘れてしまってつられたり・・・。

 「素直でいいときと悪いときがありますからねっ」と注意されました。

 テンポがゆっくりのものは逆に難しいですが、3度目の序之舞のお稽古でようやく雰囲気がつかめたような気がします。さて、お稽古も都合により一ヵ月半の夏休み(?)忘れないように少しずつでも自宅でお稽古していこうと思います。 

 さて、次回ももう一度『羽衣』に挑戦というか仕上げですね。しかも次回は破之舞も入ることになりました~。なんだかお能っぽい~。がんばります!

引き続き『羽衣』序之舞

2010年07月18日 | お稽古
 先月のお稽古はお休みしてしまいました。今日も風邪がまだ完治していないし、自主稽古不足なので行くのをためらいましたが、行ってきました。

 さて、前回に引き続き『羽衣』のサシ・クセ・序之舞・キリという今日は舞囃子部分のフルコース。それにしても難しい。初めてお稽古したクセやキリは何度もやっているから、一応目をつぶっていても打てますが、序之舞がやはり難しいです。

 稽古不足っていうのもあるんですがね・・・。それでも家で手付けを見ただけでは理解できない間なんかもあるし、難しい・・・・。ということで、序之舞を重点的にまたお稽古します!!

 今日はやってしまった事項があります。前回もお稽古の録音がうまくいかなかったのですが、今回は削除してしまった模様・・・。帰りの電車で聴こうと思ったらデータがなくて・・・。「保存」を押さずに削除しちゃったみたい・・・・。
 
 はぁ・・・・

 風邪で、まだ少し辛かったですが、お腹から声を出すのはやっぱり良いみたいです。時々咳交じりの掛け声になっていたけど・・・。あと喝も入れてもらったかなと
 でも集中していると鼻水も咳もストップしますね。まあ、もう調子もだいぶ良いということもありますけれど。
 
 『羽衣』は自分の好きな曲でもあります。3年前に見て、それまで何度も見ているのに綺麗すぎて『羽衣』で初めて泣けた祥人さんの『羽衣』を思い出しました・・・。それに比べたら今の私の『羽衣』は天女の舞なんてものはイメージできない。天上の人ではなく、地底人のじめじめ踊りかもしれない(そんなの見たことないけど・苦笑)いつまでも悲しんでいないで(もちろん悲しいし寂しいけど)思い出しながら、お稽古への良い力にしたいです。今日もファンの方とちょっとそのお話しをしましたけどね・・・。まだいろんな意味でお能を見に行くつもりはないのですが、そのうちまた関根さんたちのお舞台に足を運びたいと思います。私もお稽古をがんばろうと思います。

『羽衣』序之舞の稽古を開始&反省会

2010年05月23日 | お稽古
 「序の舞」といえば、上村松園が描いたあの朱色の着物を着た女性の絵が思い浮かびます。ゆったりとした優雅な、しかし芯がしっかりしている女性や天女の舞というイメージ。さて、先日の『船弁慶』の本番が終わりましたので、次の課題は『羽衣』サシから最後になりました。
 一番最初にお稽古した曲は『羽衣』のクセ。キリもお稽古をしています。そして、もちろん自分が好きなお能の曲でもあります。お話が分かりやすいというのと、綺麗だから。しかし、今までにない大きな壁です。今までも中之舞を最初にお稽古したときなども壁でしたが、そんなのは比ではない・・・。今までお稽古した部分ももちろん入っているのだけれど、「覚えているから、やれと言われればすぐに打てるし」「何度もやっているし」と思っていた私はナメてました。「位」が全然違うから、同じものを打つというのは全く変わらないけど、打ち方というか空気感が今までのものよりもずっと上等になっている・・・。

 テンポもゆったり(ゆっくりというか・・)、ついこの間まで『船弁慶』の後だったから余計にそう感じ・・・。今日は序之舞の最初のところだけですが、今までにない手が出てきますし、手(楽譜)通りに打つという以外の空気感や雰囲気を作り上げるというのが大変難しいです。思ったよりも手ごわすぎるよ序之舞・・・。

 今までとは違うよ・・・。これだから能って奥深いですね。


 さて、稽古をいつもよりも早めに切り上げて、稽古後は反省会をかねてのお食事会。以前より気になっていた自然食のバイキング。美味しかったし、たくさん飲み食いしてしまいましたが・・・・落ち着いたところで反省(^^;。うーん私的には面倒なものが終わってから食事がよいのですが・・・(苦笑)
 ま、それはともかく、やはり、先日はシテ方、他の囃子方の力に引っ張ってもらって、そこにうまく乗っかることができた・・・と改めて思いました。1+1=2じゃなくてそれ以上になれるかどうかは普段の稽古、そして楽しむということが大切なんでしょうかね・・・。
 難しいですが、がんばります。

合宿稽古&『船弁慶』本番

2010年05月04日 | お稽古
 3月の失敗と同じことは繰り返さない。というか許されないし、絶対にしたくない。

 という目標を掲げ、あれから約2ヶ月間、お稽古をして準備をしてきました。またまた先生の都合上というよりも、やっていただけることがありがたいのですが、今年も本番前日に静岡の山奥に1泊しての合宿稽古を行いました。やはり、山奥で川のせせらぎの音、鳥のさえずりしか聞こえない環境というのは、とてもよいですね。集中力が一気に高まります。毎年お世話になっている温泉宿ですが、肝心の温泉どころではなく、稽古というより、もはや修行に等しいかも?!
 とはいえ、美味しい山の幸はたくさんいただきましたけど(笑)


 さて、楽しみが目的ではありません。肝心の本番の反省を。

 反省するところはもちろんいくつかあります。(いくつかでは足りないかもしれませんが。)少なくとも、3月のように、グダグダになったり他人に迷惑をかける最悪の事態にはなりませんでした。さすがにこれと同じことをしていたら、めちゃめちゃ怒られていたでしょうね(^^;

 今回務めさせていただいた『船弁慶』は私の大好きなお能。前場の静御前の舞の場面も、とても好きだし、後場なんて、知盛の亡霊が薙刀を持ちながら(振り回しながら?)激しく舞って超カッコイイ!!いつかやりたい!!と、前から思っていた曲の一つです。その『船弁慶』の後場を打つことができるチャンスを与えてくださった師匠の気持ち(期待、思惑?)に応えるためにも、そして私の失敗のために先生に迷惑がかかるのもいやだし(というか、できません・・・)がんばろう。そして何よりも、好きな曲なんだから楽しみたい!!と強く思い、本番に臨みました。今回はちゃんと申し合わせ(リハーサル)もありますしね(^^;。事前準備というものがあるだけでも全然違います。
 やはり、自分自身の稽古や師匠との稽古と、本番のように、実際に笛、大鼓(申し合わせ時は拍子盤で音を取るのですが。)、太鼓、そして舞を舞うシテ方、地謡と一緒に演奏するというのは全然違います。当たり前ですが・・・。
 どの曲でも掛け声などでお互いの間合いというものを感じながら打っていきますが、特にこういう曲種の場合は、やはりお互いの気合、気迫というものを出し合いながら作っていくんだな・・と学びました。間違えないで、ちゃんとリズムを刻むことや、鼓の音色ももちろん大事。特に掛け声に関してはいつもの課題。しかも今回は私だけが女。普通にお稽古みたいにしていては、だめだし、かき消されるというプレッシャー(^^;。でも、男性陣たちの気迫にびびりながらも、なんか・・・申し合わせや本番は気合が伝染してきたといいましょうか・・・本当に気迫を他の人たちからもらった感じがしました。というよりもまだ私がへたっぴいだから合わせてくれていたりするんでしょうけど。そして、ここはベテランの方達の胸を借りようと開き直り(笑)、思い切りできたかな・・・と思いました。

 悔いなくできたし、前回みたいに好きな曲なのに自身に対して不満に終わることはなく、完璧にはできないですし、まだまだですが、楽しくできました。あとは、お稽古をしている上でのコンプレックスである「お嬢様な掛け声」の改善かな・・・・。師匠にも、昨日またまた言われましたが・・・うーん・・・・。やっぱりこういう壁に当たると、何百年も男性が作り上げてきた芸能なんだなと思ってしまいます。でも素人の女性でカッコイイ人がいるしね、見習いたいなとは思っていますが・・・難しいんですよねえ・・・・。まだまだ『船弁慶』の世界を完璧に作り上げるまではいきませんが・・・・ビジュアル的にも派手で、やっぱり楽しいですよね。久々に、プロの『船弁慶』も見たくなったなぁ・・・(笑)


 一夜明けた今日、昨日とは違い昼近くまで寝ているというグダグダぶり(笑)舞台だけでなく、裏方仕事もありますし・・・。毎年のことながら、終わってから温泉へ行きたい・・・と思うのですが・・・(^^;。でも今日は諸々のやるべき事後のことがあるので、さっさと片付けます~。そして残りのGWはダラダラ過ごそう(笑)

『船弁慶』後場、そろそろ仕上げ

2010年04月18日 | お稽古
 気がつけば、『船弁慶』を再び舞台で打つまで、あと2週間です。今回は一曲だけで集中できますし、3月の失敗に比べたら、それから稽古もしていますし、あれよりはましにはできそうです。
 頭ではこの言葉ではこの手と覚えていても、いざ実際に稽古で鼓を打っていると、調子が良いので、お決まりの手を打ってしまい間違えたり・・・・。ゆったりとしている曲とは違い、テンポがよいと、一度ミスすると取り戻すのが大変・・・。

 あと、私・・・早舞の終わり方を勘違いしていました・・・。だからいつも間違えていたのね・・・。手附集にある早舞にある終わり方とパターンが違っていた・・・。次にくるもので違うのね・・・・・。昔習っていたピアノの楽譜と違って、同じ曲でも流派が違ったり、すると全く違ってくるのが大変。ああ、これだから能の囃子って難しい・・・・。
 といっても、そこが面白いんですけどね。

 さて、お稽古関連で舞台以外(関連のもありますが)の用事、雑務もいろいろあります。自身の稽古もあるのに・・・。ま、救いは今仕事がちょっと楽なことかな(笑)例年そうなんですよね・・・この時期は、お稽古のためにあるので・・・。さて、今からPCに向かって作業作業・・・。

再び『船弁慶』後場

2010年03月14日 | お稽古
 稽古場へ通う電車の中から久しぶりに絵みたいな富士山が見えました。先日の失敗から一週間後の今日のお稽古は、いつもよりちょっと憂鬱な気分で稽古場へ・・・。前日、別件で師匠に電話をしたら「二度目の失敗はありませんからね(笑)」というプレッシャー・・・。今日は今日でいろいろとお言葉を・・・プレッシャーです・・・。
 
 恒例の五月の会で、先生は本当は私にもう一曲と考えていたらしいのですが、『船弁慶』も大変だから集中してねということで・・・再び心を入れ替えて『船弁慶』の後場です。まず、指摘されたことは(常に、以前から言われていることですが)掛け声です。ただ単純に何拍子目にこの音・・・というだけでなく、掛け声によって、お互いのリズムを合わせていく・・・そろそろそういう今までより一歩上のレベルにいかなくてはいけません。掛け声に関しても、男性のような声を出すのは難しいし、ある意味鼓の音よりも、掛け声が私にとっては難しいので・・・本当に課題です。「お嬢様はやめなさい。」また言われてしまった・・・。

 再び舞台で『船弁慶』を打たせていただくチャンスを与えていただきましたし、稽古の回数はそんなにありませんが、自主練習も含めて、先日の反省を生かして準備していきたいと思います。自分が恥をかくのはもちろんしたくないことですが、それ以上に先生の顔に泥を塗ることをしないようにします・・・はい・・。

失敗という経験

2010年03月07日 | お稽古
 日付が変わってしまいましたが今日(6日)はとある会で『船弁慶』の後と『芦刈』男舞五段を打たせていただきました。
 『船弁慶』は今までのお稽古よりはうまくいったと思うし、失敗はあっても取り戻せたレベルなんですが・・・・『芦刈』はお稽古ではうまくいったところも、失敗。人のせいにはしたくないのだけれど、人の失敗につられて舞の中身が途中から迷走・・・白紙状態・・・最後の部分でやっと取り戻せたけど。素人同士という組み合わせでもあるので、仕方ないところもあるのかもしれませんけれど、今までこういった失敗はしたことがなかったので、失敗してもなんてことなくすぐになんてことない顔で取り戻せていたのに、今日は動揺してましたね・・・。

 見所で私を見てくださった今まで何度も大鼓の相手をしていただいたベテランの方には「よくあれで打ったよ」っておっしゃってくれたけど。でも、後席で「恥をかく、失敗をするという経験をすることも大事だよ。」など、結構ズバズバおっしゃる方ですが(だからこそ)厳しくも暖かいアドバイスをいただきました。ちょっとは心が軽くなった・・・かな・・・。今思えば、みんなで足を引っ張り合っていたんだと思いますが(苦笑)それにまた言い訳ですが、申し合わせ(リハーサル)なしで、ぶっつけ本番ですからね、変更点とかここはどういうふうな長さとか・・・全くそういうのなしでしたからね・・・。合う時はそれでも合うんですがね~。

 あと、『船弁慶』の時は、初っ端から鼓の調べ緒の結び目が一部ほどけてしまい、それが打つ方の皮の前にぶらんって・・・・手にも触るし、これで打つときに皮に打ち付けてしまったら皮が破けてしまうかも~!と焦って途中で直したというのも・・・。なんとかなりましたけどね・・・事前に調子をみたときは大丈夫だったんですが・・・

 「君らしくない」

 とまで評価された今日・・・。
 
 今まで私は、失敗をしたとしても小さい失敗だったし、他の仲間に比べると器用に舞台をこなしてきたのかもしれません。これも良い経験だと思って、5月に向けてがんばろうと思います。

 でも「音」だけは誉められました・・・。今後も「音だけ」誉められるようなことがないように、精進したいと思います。


 とりあえず・・・来週のお稽古がちょっと怖い(苦笑)

『船弁慶』は難しい

2010年02月21日 | お稽古
 来月初旬に、観客身内のみの会(といっても外部出演という形で参加させていただきます)ですが、人前で鼓を打つ機会があります。今日は、その会の前の最後のお稽古ということで『船弁慶』後と『芦刈』男舞五段を見ていただきました。
 『芦刈』は男舞が五段になりますが、こちらはなんとかなりそう・・・でも、やはり『船弁慶』が難しいです。勢いが良いので、間違えたら終わり・・・というか持ち直すのが難しいというか・・・。電車に乗っていても、頭の中でシュミレーションしたりして、この2週間で仕上げていこうと思います。

 今日も2曲引き受けるんじゃなかった・・・と少し後悔してしまったけれど・・・・「やります!」と言ってしまった自分の言葉に責任を持たなければいけませんね。ということで、気持ちを引き締めるためにも、ここでも書いておきます・・・。
 あと2週間、仕事もちょうど忙しい2週間ですが、気合入れていきます!!

新年会&初稽古 『芦刈』『船弁慶』

2010年01月17日 | お稽古
 今日は、今年最初のお稽古。そして新年会は例年のごとく、発表会(身内のみ)とお食事会。昼食の前に発表なので、当然集合時間もいつもより早く・・・・普段のお稽古は浴衣とか、最近は着物を着るときは袴をつけて・・・ですが久しぶりに着物を普通に女性らしい着こなしをして出かけました。(普段はともかく、新年会だけは絶対に着物というポリシーの私ですので・・・)

 3人で連調『四海波』、私独りで『芦刈』キリを打たせていただきました。『四海波』は最後の最後でリーダーのわたくしめが・・・思いっきり間を外しました・・・ええ、新年早々“間抜け”な私です・・・。『芦刈』はうまくいきましたが・・・。

 その後は、美味しいお食事♪久しぶりに先生の奥様ともじっくりとお話しができましたし、これで終わりにしたいな~と思っても・・・稽古が待っています(^^;。正直、おなかいっぱい胸いっぱい、朝早かったので、眠くなる(苦笑)


 稽古は、そんなことで始まりが遅く、あまり時間もなかったので『船弁慶』のみみていただきました。う~ん・・・太鼓についていくのもよいけれど、太鼓に頼ってばかりでもいけない・・・というのが教訓でしょうか・・・。私は(だけではなく、皆さんそうだと思いますが)手の覚え方は、いろんな覚え方がありますが、謡の詞章、大鼓や太鼓がどういう風に打ってくるか、手の順番、お決まりの順番(パターン)・・・いずれも大事なんですよね~・・・。

 「稽古は覚えるまでが稽古ではない。覚えてからが稽古なんだ。」

 という某能楽師のお言葉を思い出し反省です。

 しかも、能の時と、お囃子の時との打ち方の違いなどもあり・・・どういうバージョンかっていうのは発表当日になって決まるらしいので・・・・・・・めちゃくちゃプレッシャーです・・・(^^;。まあ、どういう風になっても対応できるようにしていきませんとね・・・。がんばります!!
 来月のお稽古も着物で行こうかな~。

稽古納めは『芦刈』男舞五段!

2009年12月12日 | お稽古
 3月に『船弁慶』後場と『芦刈』の2曲を打たせていただくことになりました。前回は『船弁慶』をみていただいたので、本日は『芦刈』を見ていただくことに。こちらは以前にも男舞はやっているし、前後のところを新しく覚えればいいし・・・なんて思っていたのですが・・・予想外の展開に(笑)
 今日は少し遅く稽古場に伺って、私が着いた時は、ちょうど談笑タイム。そして、一息ついていたら、師匠が

 「君に謝らなくちゃいけないことがあってさ、電話すればよかったんだけど、大丈夫かなと思って・・・。3月の『芦刈』ね、あれ、五段になったから。男舞五段稽古してあるから大丈夫だよね?」


 ・・・←私はこんな表情になっていました・・・

 「あの・・・わたくしは五段はまだやってません・・・・。」

 ※『芦刈』の男舞は通常三段なのですが、「五段」となると、少し長くなるのです。とはいえ、観世は実質四段だそうで・・・・(金剛なんかはもっと長いみたいだけど・・・)
 
 「そうだっけ?でも男舞はやったよね?少し長くなるだけだし大丈夫!大丈夫!」

 ってことで・・・・・ええ、その場で待ち時間で予習することに(苦笑)言い訳にしたくはありませんが、忙しくてしっかりと覚えることはできなかったので怒られるのを覚悟でしたが、今回は初回なのでまだ先生は優しかったです・・・ええ、次回からは覚悟しております・・。今回、五段になった場合の変化を中心に稽古をつけていただきました。三段の部分を考えないで打っていたら、いつもどおりの形で打ってしまいそうですが・・・まあ、なんとかなりそうかな・・・。

 何においても通じることですけれども、きっちり覚えて、しっかり稽古しておくということは最低限のこと。覚えたことを本番ですらっとできるかだけでなく、応用を利かせられるか、間違いをしてしまったときにカバーしたり回復できるかということも、基礎がいかにしっかりしているかということ。それは普段の稽古次第・・・と改めて思いました。

 今日は早いもので稽古納め。今年は太鼓もの曲のお稽古を本格的に始めさせていただきました。相変わらずマイペースなお稽古ですが、少しは進歩したでしょうか・・・?来月は新年会。社中のみの発表会です。美味しいお食事を気持ちよくいただきたいですしね、こちらもがんばりましょう!

 そして来月は『芦刈』『船弁慶』2曲をみていただきたいとお願いをしました。「君さえその気ならねっ」という師匠の笑顔の奥底に潜む厳しさも感じ・・・。(いつも感じていることですが・苦笑)『船弁慶』だけでも大変なのに、『芦刈』までもなんだか予想外の展開に・・・(決して『芦刈』をなめていたわけではありませんが・・・)3月なんてまだまだ先よ~なんて思っていたけれど、ちょっとこれは本気でヤバイ・・・1日少しずつでもいいから、目を通しておかないと・・・。
 とにかく、がんばるしかないですね。そういう展開になってしまった以上、やるしかないのでね・・・。