みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『野宮』

2004年11月27日 | 能・狂言
27日、熱海MOA美術館能楽堂に行って来ました。
例の当選した招待席チケット(もちろん無料〜)で行って来ました。
本当は祖母と行くはずが、用事でだめになり、親戚のおばさんと行って来ました。

演目は野村万作『文山賊』、一調『山姥』、梅若六郎『野宮』
私は、久々に和泉流狂言を見たし、万作さんは初めて見たと思う・・・。
一調は太鼓の観世元伯師、謡は梅若晋矢師。
梅若晋矢師の謡は初めて、じっくり聴きましたが、けっこう素敵!!
ファンになりそうです(笑)

さて、六郎師の『野宮』は、長く、渋い曲でした。
同じく六条御息所を主人公とした『葵上』とはだいぶ違った曲です。
私は、クセと序の舞でうとうとしてしまいました・・・^^;
けど、なかなか面白かったです。
小鼓が源次郎師、大鼓が亀井忠雄師というのもまた良かったです!!
やっぱり源次郎師の鼓の音色好きだな〜
ついつい、あの美しいお手元を観察してしまいます・・・手元だけじゃないけど(笑)
(って書くと、かなり痛い人に思われそうだけどさ・・・・
亀井師の大鼓は初めてですが、かなりかっこよいですね!!!
と、やはり、好みのお囃子だとそちらも気にしてしまうのですが、
六郎師のお能は面白いな〜と改めて感じました。
芸術の秋を締めくくるものでした。

帰りは、美術館の展示を見てきました。
特別展で「日本の版画展」をやっていましたので、そちらを見てきました。
伊東深水(字合ってる?)の女性は美しいし、夢二は四点しかなかったけれど素敵でした。
あと、歌舞伎役者(近代の)の絵もありましたね。

画像は美術館広場から見た初島。
これじゃわかりにくいけど、真ん中にぽっかり浮かんでいます・・・。
さらに遠くには伊豆大島も見えました。
晴れていてよかった〜。
帰りは駅まであの坂(山道)を歩いて帰りました