みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

屋島のお稽古

2006年06月18日 | お稽古
 今日のお稽古も前回に引き続き『屋島』です。今日は、雨でしたので、小鼓日和。(小鼓は湿気があると、良い音が出るんです。というか湿気が必要です。裏皮に貼った調子紙に唾液をつけて湿気を調節します。)いつもよりも良い音が出ます。今日は私が一番最後でしたので、終了後も小鼓を2つ打たせていただきました。やはり皮や胴が違うと同じように打っても違ってきます。私はまだ不安定だから偉そうなこと言えませんが、先生が打つと、違いがよく分かります。うーん奥の深い楽器だ・・・。

 『屋島』はやっぱり打っていて面白いです。キリのシテと地謡が交互に謡うところ(「陸には波の楯、月に白むは剣の光、淵に映るは兜の星の影」の辺り)は難しいですが、スパッとはまると気持ちよいです。以前のお稽古日記にも書きましたが「兜の星の影」という部分は、「屋島の手」という屋島にしかない特殊な手が出てきます。これはきまるとかっこいい!!この部分だけでなく、キリはかなりうまくはまれば楽しいです。でも難しいですけどね・

 そして、今日は師匠に「初めて君の本気の掛け声を聞いた。」と言われました。今までも決して気を抜いていたわけではないですが・・・。うーん。掛け声はやっぱり難しいですけど、まだまだ足りなかったんだろうなぁ・・・。しっかりとした掛け声をかけていきたいです。曲によっても掛け声の感じも違うし、難しいです。女だから、男性と声は違うけど、私なりに気合の入った掛け声を出せるように工夫していきたいです。特に翔のもの・・・修羅物ですからね。曲の雰囲気に合うようにもっていけるようになりたいです。
 次回は『経政』です。次の曲にいけるというのが、楽しくなってきました