みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

CD『能楽囃子 至高の四重奏』

2006年06月29日 | 音楽
 図書館で『能楽囃子 至高の四重奏』というCDを借りてきました。さっそくiPodに入れました(笑)あのジャケットが猩々の面のものです。

 いきなり最初の観世寿夫シテの『道成寺』がカッコよすぎる!!!私が生まれる前に亡くなっている方なので、当然拝見したことはないのですが、映像で『井筒』を見て以来、「生で見たかった」という思いが強い能楽師。この『道成寺』も音声だけですが、「実際見たかった」と改めて思いました。なんか凄い。

 あと『三番叟』の鈴之段の小鼓は大倉長十郎先生のお名前も。このお方も実際に生で拝見したかったです。ええ、張り扇伝説など伝説はよく聞きますが・・・。

 話は変わり、私はiPodを手にして以来、CDを買うことをしなくなったような(笑)レンタルとか多いです・・・。明日から某レンタルショップ旧作半額だから、またいろいろ借りてくるつもりです。映画もCDも。

(30日追記)
 寝る前に『道成寺』を聞いていました。(正確には寝ながら・・)、やっぱり凄い。乱拍子は音だけなのに小鼓とシテの息づかいまで伝わってくる・・・。そして急之舞はゾクゾクする!!寿夫さんの謡もかっこよすぎだし。まさに至高の四重奏。

国立能楽堂で日本語字幕

2006年06月29日 | 雑感~芝居関連
 peacemamさんのブログで知りましたが、国立能楽堂の座席に日本語字幕のモニターがこの夏に設置されるそうです。

YOMIURI ON LINEの詳しい記事はこちら

 能は歌舞伎とかに比べて「分かりにくい」と思われがちですし、実際自分もそう思っていたし、字幕も時代でしょうが。国立劇場でも入門講座みたいな公演で字幕を流したりしているみたいですが(私は未見)、舞台に字幕装置があるみたいです。国立能楽堂は舞台にではなく座席にらしいです。確かに能の場合は舞台に字幕装置があったら能舞台らしさが失われるし味気ないので嫌です・・・。
 確かに詞章は聞き取りにくいし、いきなり初めて見たらちんぷんかんぷんだと思う。けれど字幕ばかり見て、せっかくの“生の舞台”をリスニングで終らせ結局分からなかったということがないように願うばかり・・・。能を好きになるかどうかは、言葉だけではないものも大いにあると思うので・・・。でも初心者や外国人の方の説明とかあるのはよいかもしれませんね。
 歌舞伎や文楽はイヤホンガイドあるけど、お能は難しいのでしょうかね?一回限りの興行ばかりですし。私はイヤホンは歌舞伎見はじめのころ2~3回借りましたが、当時学生だったのもあり、600円の使用料がもったいないのでやめました(苦笑)それに生音で楽しみたかったしね。

 私は、お能は見るより体験する方が先になってしまったので、初めて見たときは「すごい!」と圧倒されたんです。だから、好きになるきっかけというのは人それぞれだけど、字幕にしろイヤホンにしろ使いたい人は使って、嫌な人は使わないというような形にして(私はどちらかというといらない派だから。)、そしてそれを使うことによって少しでも好きになってくれるようなきっかけができればよいですね。