みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎夜の部

2010年02月27日 | 歌舞伎
 『籠釣瓶~』は別記事にアップしましたので、その他2演目の感想を・・・。画像は二月公演時に場内に飾られる恒例の地口行灯。

一、『壺坂霊験記』
 有名なお話で、物語は知っているのに・・・初見でした。目が見えない沢市を三津五郎さん、その女房を福助さんが演じます。ほとんど二人だけの舞台で、観劇前に銀座をぶらぶら歩きすぎたので疲れてしまい、意識が・・・になってしまったところもありました(^^;
 でも三津五郎さんはこういう役がぴったりですし、福助さんの甲斐甲斐しい女房もとてもぴったりでした!

二、『高杯』
 六世菊五郎がタップダンスをヒントに創作した舞踊です。次郎冠者(勘三郎)が主人に高杯を買って来いといわれたのに、騙されて高足(下駄)を買わされて・・・というこの手の太郎・次郎冠者が出てくる舞踊劇ではよくあるお話です。
 こういう狂言っぽいお話も面白いのですが、なんといっても見所は下駄タップダンス!高い下駄を履いてのリズミカルで楽しい舞踊です。この日(24日)はオリンピックで女子フィギュアスケートが行われていた日でもあったので、フィギュアの真似をしていました(笑)踊りながら一瞬ですけどね。以前より勘三郎さん(あるいは息子の勘太郎さん)と浅田真央ちゃんは似ている!と思っていたので・・・・意識しているのかな?と思うと笑っちゃいました。


 ということで、短い感想になってしまいましたが・・・。今の歌舞伎座でのお芝居を見ることができるのもあとわずか・・・。いつも以上にこの観劇の時間がとても貴重で、そして思い出に残るものになりました。