みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

失敗という経験

2010年03月07日 | お稽古
 日付が変わってしまいましたが今日(6日)はとある会で『船弁慶』の後と『芦刈』男舞五段を打たせていただきました。
 『船弁慶』は今までのお稽古よりはうまくいったと思うし、失敗はあっても取り戻せたレベルなんですが・・・・『芦刈』はお稽古ではうまくいったところも、失敗。人のせいにはしたくないのだけれど、人の失敗につられて舞の中身が途中から迷走・・・白紙状態・・・最後の部分でやっと取り戻せたけど。素人同士という組み合わせでもあるので、仕方ないところもあるのかもしれませんけれど、今までこういった失敗はしたことがなかったので、失敗してもなんてことなくすぐになんてことない顔で取り戻せていたのに、今日は動揺してましたね・・・。

 見所で私を見てくださった今まで何度も大鼓の相手をしていただいたベテランの方には「よくあれで打ったよ」っておっしゃってくれたけど。でも、後席で「恥をかく、失敗をするという経験をすることも大事だよ。」など、結構ズバズバおっしゃる方ですが(だからこそ)厳しくも暖かいアドバイスをいただきました。ちょっとは心が軽くなった・・・かな・・・。今思えば、みんなで足を引っ張り合っていたんだと思いますが(苦笑)それにまた言い訳ですが、申し合わせ(リハーサル)なしで、ぶっつけ本番ですからね、変更点とかここはどういうふうな長さとか・・・全くそういうのなしでしたからね・・・。合う時はそれでも合うんですがね~。

 あと、『船弁慶』の時は、初っ端から鼓の調べ緒の結び目が一部ほどけてしまい、それが打つ方の皮の前にぶらんって・・・・手にも触るし、これで打つときに皮に打ち付けてしまったら皮が破けてしまうかも~!と焦って途中で直したというのも・・・。なんとかなりましたけどね・・・事前に調子をみたときは大丈夫だったんですが・・・

 「君らしくない」

 とまで評価された今日・・・。
 
 今まで私は、失敗をしたとしても小さい失敗だったし、他の仲間に比べると器用に舞台をこなしてきたのかもしれません。これも良い経験だと思って、5月に向けてがんばろうと思います。

 でも「音」だけは誉められました・・・。今後も「音だけ」誉められるようなことがないように、精進したいと思います。


 とりあえず・・・来週のお稽古がちょっと怖い(苦笑)