みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

ゆるキャラ・しっぺい

2013年05月07日 | 雑感~ひとりごと
 先日記事にした白い藤のところで、磐田市のゆるキャラしっぺいに会いました♪最近売り出しているゆるキャラだそうです。白い犬で肉球が可愛いです♪私も一緒に写真を撮ってもらいましたよ~♪
 
 自宅に帰ってから、調べてみると、このしっぺいは、地元磐田に伝わる霊犬悉平太郎(しっぺいたろう)伝説を元にしているとのこと。私はこの伝説を知らなかったのですが、磐田市役所HPの「しっぺいコーナー」には、この伝説の紹介もありましたので、以下引用させていただきます。

その昔、毎年、家の棟に白羽の矢が立った家の娘は、8月10日の見付天神の祭りに人身御供(生きたまま神に供えること)として捧げられるしきたりがありました。村人たちは、祭りのたびに泣いて悲しみました。

ある年、見付を訪れた旅の僧侶がこの話を聞き、このしきたりを無くせないものかと思案しました。そして、これが怪物の仕業であることを突き止め、怪物たちが「信濃の国の悉平太郎に知らせるな。」とささやくのを聞きました。そこで、悉平太郎が光前寺(長野県駒ヶ根市)で飼われている犬だということが分かり、この犬を借りてきました。

次の年の8月、祭りの日に人身御供の身代わりに悉平太郎を柩に入れて、見付天神に供えました。そして、怪物が柩を開けた瞬間、悉平太郎は怪物に襲い掛かり、長い格闘の末、怪物を退治しました。その怪物は大きな年老いたヒヒでした。その後、人身御供のしきたりは無くなったということです。
この闘いで傷ついた悉平太郎は、光前寺までたどり着き息絶えたとも、帰る途中で亡くなったとも言われます。

磐田市と駒ヶ根市は、この悉平太郎伝説が縁となり、友好都市となっています。駒ヶ根市では、悉平太郎は早太郎と呼ばれていて、光前寺には早太郎のお墓があります。


 なるほど!!ただ可愛いだけでない、頼れるワンコなんですね!(知っている人は知っている伝説ですが、恥ずかしながら私は知りませんでした・・)かわいいだけでなく、カッコイイぞ!!そして・・・この犬の犬種は何だろう?とも考えました。土地的(長野県南部で山梨にも近い)にも甲斐犬とか甲斐みたいな犬でしょうかね?引用元のHPにあった見附天神の悉平太郎の像の写真を見ると、体つきは、甲斐犬っぽいような気もする・・・しっぺいは白い甲斐犬(たまにいるんですよね)なんだろうか・・・。というのは甲斐犬飼いである自分の願望も半分入っていますが(笑)いずれにせよ、銅像は日本犬らしい体格ですから、同じ系統の犬なんだろうな~・・・。いつか見附天神にも行ってみたいです!(ちなみに武田菱丸くんという、甲斐犬をモチーフにした山梨県のゆるキャラがいます!)

 このしっぺいや、ゆるキャラ界人気ナンバー1キャラ(?)のひこにゃんも井伊家の招き猫伝説をモチーフにしたものですよね。ただ可愛いだけでなく、その地域の伝説や特産物をモチーフにしたゆるキャラは奥が深いな~と思いますし、地域活性化にも良いですね!これからは、しっぺいも応援していこうと思います!