みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『大統領執事の涙』 (DVD)

2014年11月19日 | 映画(DVD含む)
劇場公開時に何かで宣伝を目にして興味を持ちましたが、結局DVDにて鑑賞(最近、こんなのばかりですね~)7人の大統領に仕えた黒人執事の物語ということで、執事視点の大統領の裏側の話かな?とも思いましたが・・・ちょっと思っていたものと(勝手に思っていた)違っていましたが、よかったです!

【あらすじ】
綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにしてきたセシル。その一方で、白人の従者である父親を恥じる長男との衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる。

主人公セシルを中心に描いた歴代大統領…というよりも、セシルの息子が身を投じることになる公民権運動(キング牧師も出てくる)と、オバマ大統領誕生という歴史を描いた作品でした。

綿花畑ではひどい目に遭ったものの、女主人(?)がまだよい人だったのが救いだったのでしょうか?給仕をするということは、相手のことを考えて仕事をすることですが、相当できる人でないと「バトラー」は務まらないですよね。黒人への差別がまだまだ強い時代でも、彼はじっと我慢して、給仕という仕事を忠実にこなすことで、彼はおのずと黒人差別と闘っていたのかなと思います。

彼の息子が大学入学すると同時に、公民権運動にかかわることになります。歴代大統領の決断というものもかかわっていますが、それよりも、セシルの息子が関わっていた運動や親子関係(家族)のほうがメインに描かれていたような気がします。でも、そういうところがよかったですね。(セシルの奥さん役もよかった!)

そして最後はオバマ大統領誕生という歴史的な出来事が。

アメリカという国には色々思うことはあれど・・・こういったところはすごいなと思います。

あといろいろな役者さんが歴代大統領を演じるのも話題になっていますね。ロビン・ウイリアムズがアイゼンハワーを演じていたり・・・リアルタイムで知っているのはギリギリでレーガン大統領なのですが・・レーガン大統領が一番そっくりだったかな?!

そしてこれを見ると・・・描かれている時代や取り扱っている事が同じだからでしょうか?!なぜか『フォレスト・ガンプ』が見たくなってしまいました(笑)