みゆみゆの徒然日記

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『柘榴坂の仇討』 (DVD)

2015年09月12日 | 映画(DVD含む)
中井貴一は特別大好きというわけではないけれど、私が一番好きな中井貴一、ザ・ベスト・オブ貴一作品は『壬生義士伝』です。DVDも持っている。原作も読んだ。(テレビドラマ版は残念ながら未見なのですが)その『壬生義士伝』の原作者である浅田次郎の原作の短編映画を映画化したこの作品も、映画館で見ようと思っていたのですが…(以下略

【あらすじ】Yahoo映画より引用
安政7年、彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は主君である大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、登城途中の桜田門外で井伊は暗殺されてしまう。その後、あだ討ちの密命を受けた金吾は敵を捜し続けて13年が経過する。明治6年、時代が移り変わり時の政府があだ討ちを禁止する状況で、最後の敵である佐橋十兵衛(阿部寛)を捜し出し……。

原作は未読なのですが、原作は短編とのこと。ちょっと間延びしてしまったかもしれないなと思いましたが、久しぶりに楽しめた時代劇でした。

桜田門の変が起きた際、自分がその場を離れた隙に大老井伊直弼が殺されてしまい、その責任としての切腹も許されず(両親が自害したため)仇討ちを命じられて、ただひだすら探し続ける。明治維新後も、周囲が髷を落とし洋装での生活を始める中、まだ侍の恰好。ほかの水戸浪士たちは死んでしまったりする中、最後の一人は…

落ちはそうきたかですが、仇討ち禁止令が出ただけではなく、「主君」を思う気持ちがそうさせたのかと。

仇討ちする方、される方・・・どちらも信念を持ちながらも、世間からは隠れた生活…相反するようで似ているのかもしれない。

敵同士である中井貴一、阿部寛の決闘(?)場面は鳥肌もの。こういう俳優さんの演技がみられる映画はよいですね。

原作も読んでみようと思います。


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