先日ローマ教皇フランシスコ猊下が日本を訪れ、核兵器の廃絶に向けた強力なメッセージを発信されました。
TVを観て私が気になったのは法王さまの呼称に対してです。今回『法王』という呼称が『教皇』に統一されました。
出家した天皇を意味する『法皇』とどうしても区別したいのであろうか? それはヨイとして、多くのTVが教皇さまのことを『ロ-マ教皇フランシスコは・・・』と呼んでいた点です。呼び捨てですか!?
猊下を使えとまでは言いませんがここは『フランシスコ教皇は・・・』とお呼びすべきでしょう。
役職名に敬意が含まれるのは『先生』とか『社長』と同じ用法です。
その一方で天皇には『天皇陛下は・・・』と報道しています。教皇猊下をお呼びした用法に倣うなら、ここは『天皇德仁は・・・』という表現になります。でもそうは言いません。あの嘘つきで厚顔無恥な安倍晋三でさえ『阿倍首相は・・・』と報道されているのに、ローマ教皇猊下に対して呼び捨てはナイでしょう!?
これではまるで容疑者です。『自称派遣社員の〇山✕男は・・・』というのと変わらないではありませんか!
合成麻薬所持で捕まった沢尻エリカでさえ、逮捕前は『女優の沢尻エリカさんは・・・』と報道されていたのですよ!日本のメディアはローマ教皇の統一呼称について早急に見直すべきと考えます。
「教皇庁大使館より日本カトリック中央協議会に通知があり、新教皇名を「教皇 フランシスコ」として各小教区・信徒・司祭・修道者に周知するよう指示がなされた。」
と書いてありますが、日本語で考えると少し不敬に思えます。
「Mr.Abe」を直訳で「ミスターアベ」と言うのなら兎も角、「氏 安倍」では無く「安倍 氏」と言うのと同様に、「Papa Francesco」は「パパ フランシスコ」か、「教皇」を日本語で書くのなら「フランシスコ 教皇」が正しいと思います。
今回のこの意見の相違が悲しい。
確かに、核のない世界は綺麗ごとなんだろうが。
日本がこれだもの。
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-191125X562.html
『教皇』を使うのは教皇庁からの要請だったのですね。当然、自分からのことは『教皇のフランシスコ』と言うでしょうが、それを文字通りそのまま放送する日本のメディアは『敬語に対する正常な感覚を失っている』としか思えません。